購入することで地球環境の保護や、小規模生産者の生活を支えることにつながるような
コーヒーを今まで紹介してきました。
(インタグコーヒーとかライブコーヒーとかカフェインレスのインスタントとか・・・)
しかし街中で最も目にする機会が多いのが、無印のフェアトレードコーヒーか、
KALDIでも扱っている、バードフレンドリー®コーヒーでしょうか。
<バードフレンドリー®コーヒー>
熱帯の森林を利用したシェードグロウン(木陰栽培)、そして有機栽培により、
渡り鳥の休息地や生産者の健康を守りながら育てられたコーヒー。
かつてコーヒー豆の栽培はシェードグロウン(木陰栽培)という、森林や生態系を守りながらの
コーヒー豆栽培が行われてきました。
しかし近年では、低コスト化を図る大規模なプランテーション型経営が増え、一部地域では
木陰を作るシェードツリーが伐採されています。
ラテンアメリカで越冬する渡り鳥の多くが、その越冬地を伐採により奪われ、
シェードグロウン(木陰栽培)のコーヒー農園を代替地にしているそうです。
(スミソニアン渡り鳥センター※の調査による)
森林を守りながらのコーヒー豆栽培を持続させることは、
今までさんざん森林を破壊し、減少や絶滅に追いやった生き物たちへの、
人間の最後の責任のように思うのです。
森林に近いシェード(木陰)を保つ認証農園は、
農薬や化学肥料を使わない栽培であるため、生産者の健康やその地域の暮らす人々の
生活環境も守られます。
森林を伐採しないということは、土壌流出を防ぎ、落ち葉などは有機肥料となり、
農園に害となる虫を鳥が食べ、自然に生態系が成立します。
我が家のレギューラーメンバー、小川珈琲のバードフレンドリー®コーヒー
酸味が控えめで飲みやすいし、西友で扱っているので買いやすいため
小川珈琲は2005年、日本で初めてバードフレンドリーとして認証されたコーヒー豆の販売を始めたそうです。
こちらのページの下の方に、バードフレンドリーほか小川珈琲の様々な社会への取り組みが
見られます。
※バードフレンドリー認証は米国のスミソニアン渡り鳥センター(SMBC)が行います。
SMBCはワシントンにあるスミソニアン博物館群のひとつで
渡り鳥と その生息地の調査・保護・研究活動を行っています。