ノスタルジック東京27~文京区白山・花街の名残り~や
ノスタルジック東京28~文京区白山の歴史ある建物~の時に、
日差しのタイミングが悪かったり車が停まっていたり等、うまく撮影出来なかった場所を再度撮りに行きました。
※撮影は2019年8月ですので現状は未確認です。
白山にある質屋さん。
少し首を伸ばすと・・^^;
奥に長ーーい建物です!
その近くの石畳がある路地には、風情のある木造建築。
遊郭建築を思わせるような大きな格子窓。
下見板張りの大きなレトロ建築です。
そしてこちらはかつての白山花街の『竹の家』というお店だった、現在は一般宅。
リフォームされていますが、玄関上部の、アールを描いた造りは残されています。
以前は、このアールに合わせて竹が組み込まれていました。
塗り直しただけではなく板も張り直したのかな?
以前の板張りの時と近い色です。
花街の名残の、見事な格子は以前と違う色に塗り直されています。
木材も新しいので組み替えたのかも。
それにしても、
各地の文化財級の遊郭建築や赤線建築がどんどん壊され、まったく別物に建て替わってしまう中、
お金をかけて造りはそのまま再現、風情を残すって素晴らしいですね。
こちらのご主人には勝手ながら頭が下がります。
白山から小石川方面へ移動しました。
建築計画のお知らせが貼ってある事務所兼住宅?だったようなレトロな建物。
リフォームしながら活用してらっしゃるお宅も。
銅板建築もあります。
この辺りでは貴重な銅板建築。
このお隣に素敵な洋館風の歯科医院がありましたが、解体されて駐車場になってました・・
「保証牛乳」と読める建物。
最初、保健牛乳かと思いましたが保証牛乳であることをインスタのフォロワーさんが教えてくれました。
長くなるので省きますが保証牛乳と検索すると出てきます。もう倒産しているのでとても貴重な看板ということです。
このあたりも私が本郷に住んでいた頃、何度も来たことがあり商店が並んでいた記憶がありますが
今では閉業、再開発の波がそこまで来ています。
ここ何屋さんだったかなー「翁家」と書いた板の箱がある。
こちらも二階に「おたふく窓」があり、貴重な木造家屋。
この昭和な風景も壊されちゃうのかな・・
こちらの通りも建築計画のお知らせが。冒頭にも書きましたが画像は8月なので、もうないかも・・
せめて画像に残しておこう。
懐かしい「えんま通り商店街」に来ました。昔は2階建ての商店が立ち並んでいたんです。
でも当時は私も若過ぎて、銅板建築があったことすら見えていません。
銅板のパン屋さんでパンを購入しました。
こちらはなんとなく覚えてます。
レトロ建築に目が行かなかった10代後半から20代後半でも、いい感じだなーと思った記憶が。
小石川近辺は一番危機感を感じました。
もうしばらくするとマンションだらけの没個性の街になりそうです。
住みよい街になることは必要かもしれませんが、小石川に限らずやり過ぎ感が否めない。
環境問題の観点からしても資源の無駄遣いは環境への負荷が多大であるし、
歴史的価値のある建築物を修繕しながら大切に住まわれる白山の「竹の家」だったお宅に、私は敬意を覚えます。
こんなに放置したことないってくらい更新が止まっておりました
いつも見に来て下さる方すみません!
概ね時系列守って?更新していますが、
定点観測というか夏・冬と比べてアップしたい物件があるので、先にそれを載せます。
(このままだとまた夏が来てしまいそうなので^^;)
ノスタルジック東京29~文京区西片・洋館と和風建築~にアップした、ドイツ壁の謎の洋館。
※見付けた時は謎だと思ったけど帰宅して調べたら登録有形文化財だった
昨年夏はこの通りモッサモッサでしたが・・・
(紫陽花もまだ咲いていた)
今年1月に訪れた時は、
すっかり枝打ちされて全容が明らかに!
夏は、バルコニーや玄関上部も葉っぱでよく見えなかったけど、
↓ ↓ ↓
素敵さ全開!
やっぱり素晴らしかった。
夏、右側も窓が素敵くらいしかわからなかったけど、
↓ ↓ ↓
上部がハーフティンバーであることがよくわかった!
(文京区の文化財のページに書いてあった)
コロンとした玄関灯や欄間がかわいい!ほんと素敵!
側面上部もハーフティンバー風、ドイツ壁は一部分のみ。修繕したのかな?
上げ下げ窓もいい雰囲気。
文化財一覧によると昭和8年築で元は病院だとか。
邸内には器具などはないにしても、診察室だったお部屋は残っているのでしょうか。
つい先日も通りかかりましたが、通るたびに玄関先に洗濯物が干してあるのでお住まいと思われます。
文化財ということに甘えて撮影させていただきましたが、シャッター音は出さずにササっと。
まさに「秒で撮る」。
貴重な戦前の洋館建築。
大事にお住まいであることに、勝手ながら感謝です。