やっと激務が終わったと思った翌日、鳥取倉吉に住む叔母が他界し急遽鳥取へ行って来ました。
通夜・告別式・火葬・四十九日法要も参列し、最終日に「せっかく遠くから来たのだから見たいところ案内する」と
言ってくれた従姉夫婦に甘え、予備知識なかったけど半日観光してきたのでそれも追々アップしたいと思います。
5月後半の熱海旅行、起雲閣の最後は「ローマ風呂」と庭園から見た起雲閣を少し。
ローマ風呂は前記事の「金剛」のお部屋に隣接してありました。
床のタイルも凝った造りになっています。
浴槽はわりと深い。
そしてやっぱりステンドグラス!
通気口?までオシャレ。
タイルやステンドグラス、浴槽に至るまでとても雰囲気の良いローマ風呂でした!
使われていないとはいえ、維持するのも大変だろうなぁ。
入口の洗面室にもステンドグラス。
↑↑のステンドグラスを浴室側から。
少し先に、旅館時代の大浴場も残されていました。
こちらは一般的ですが風情があり、使い込まれたのがわかります。
別のお部屋では菊の展示などもありました。
最後に庭園に出て、外観を撮影。
起雲閣はこれでおしまい。
また機会を作って、玉姫のサンルームをもっとキレイに撮りに行きたい。
次回は熱海の旧特飲街です。
仕事が深夜帰宅の日々で、なかなかアップが出来ません
前回の記事(熱海の歴史的建造物~起雲閣~その1)の続きです。
「玉姫」のサンルームでモザイクタイルの床や天井のステンドグラスに感動した後は、
隣のお部屋「玉渓」へ。
「玉渓」は、中世英国のチューダー様式でヨーロッパの山荘をイメージして造られたそうです。
こちらもまたステンドグラスが素敵です。
ライトも細工が細かくて見応えあり。
「玉渓」を出て順路通りに進むと和室。
起雲閣が旅館時代に、文豪が宿泊・執筆したお部屋を展示室として公開しています。
窓からの風景を撮影している元同僚が写りこんでしまいました。
(私も外で隠し撮りされます笑)
展示室は3部屋のみ公開されていました。
こちらには旅館時代の備品も。
「貴重品お預かり袋」に時代を感じます。
そして次のお部屋「金剛」へ。
「金剛」は迎賓の間で、小部屋と大部屋があり、小部屋の方ですら見どころ満載。
まず、この大部屋との間仕切りのステンドグラス。
右・左と両側にあります。
天上は船底天井で、ここもステンドグラス。ちょっとわかりにくいけども。
壁のタイルも織物の絨毯のようなタイルの床も素敵。
タイルってやっぱりいいなーー♪
こういうのもやっぱり撮っちゃうよね。
こちらが「金剛」大部屋。
ハートにダイヤにクローバー、トランプの模様をあしらった彫り物。
荘厳な起雲閣ですが可愛いらしさも。そして奥には中華風のステンドグラス。
お花のような模様をよく見ると、真ん中の模様が右と左、上下逆さまなんです。
これは廊下に出て裏から見た同じステンドグラス。やっぱり逆さま。
間違えたのかな?あえて右と左を上下逆さまにしてデザイン性を持たせるため?
実はこれ、そばでご婦人が話しているのを聞いたのです。
そのご婦人も理由はわからないようでした。
このあとは「金剛」に隣接されている「ローマ風呂」です!
その2までの予定でしたが、その3へ続く・・
5月の終わり、元同僚と熱海1泊旅行へ行って来ました。
熱海は彼女の希望が第一にありましたが、私もまだ歩いていない興味ある地域がたくさんあったので
この機会に網羅してしまおうと乗っかりました^^;
元同僚の行きたい純喫茶を優先的に組み込み、次の4つを目的に旅の行程を作成。
熱海の有名無名の純喫茶めぐり(これは二人の希望は同じ)
熱海の三大別荘のひとつ「起雲閣」へ行く
熱海の旧特飲街(赤線の名残り)を探す
熱海駅から熱海銀座までのレトロビル群を見て歩く
いつも彼女との旅行では純喫茶巡りが主な目的ですが
純喫茶から純喫茶へ向かう道中にレトロ物件や歴史的建造物に立ち寄るというのが、定番になってきました。
歩けば適度におなかもすくし。
なにしろテーマはレトロ・古い建物つまりは「歴史あるもの」です。
新しい商業施設や話題の飲食店へは行きません笑
まずは、唯一行った観光施設「起雲閣」
起雲閣は、熱海市昭和町にある近代建築・歴史的建造物です。
1919(大正8)年、海運王と呼ばれた船舶事業の実業家内田信也氏が実母の静養の為に建てました。
その後、東武鉄道社長根津嘉一郎氏が譲り受けて敷地を拡大し、
昭和4年と昭和7年には2つの洋館を完成させましたが、
その後金沢でホテル等を経営していた桜井兵五郎氏が買い取り昭和22年に旅館「起雲閣」になりました。
旅館には多くの文豪も滞在したそうです。
昭和22年から平成11年まで52年間、熱海の高級旅館として維持して来たが平成11年廃業。
平成12年熱海市が取得、熱海市指定有形文化財として一般公開されています。
画像右側が入口です。
内田氏が建て、その後根津氏・桜井氏が増築していった起雲閣ですが
まず、内田氏の大正建築である和館「麒麟」にてボランティアガイドの方から10分程説明を受けます。
この鮮やかなブルーは後に桜井氏が塗り替えたそうです。
2階もありましたが、画像が多くなるので和室は少なめにしておきます。
特筆すべきはここから!
「玉姫」というお部屋のサンルームです。ここは根津氏が増築した洋館です。
※メインルームとサンルームに分かれている。
床はモザイク模様のタイル張り、天井や壁面は見事なステンドグラスの意匠です。
全てが手作業の、気の遠くなるような意匠、凝りに凝ったステンドグラスです!なんと表現したらよいのか・・
ガラスとガラスの間の浮き彫り?も細かい!
こちらは貝を平たくしてはめ込んだような。※違ったらすみません。
シャンデリアが斬新。天井中心部も素敵。
いや~撮りまくりました。
いまいち画像では伝わらないのが残念。いいカメラ欲しい・・
モザイク模様の豆タイルも素晴らしい。
もう、上を撮ったり下を撮ったり忙しい歴史的建造物^^;
古い建物が好きな人は概ね、昔のステンドグラスや古いタイルも好きだと思うので、三回分感動出来ます。
ずっと見ていられるようなお部屋でした!
扉もステンドグラスやタイルの雰囲気と合ってます。
モザイクタイルは陶芸家・池田泰山氏の作品だそう。
そして、こちらが「玉姫」のメインルーム。
神社のような建築様式・アールデコ様式・中華風の装飾が一堂に会したようなお部屋です。
神社仏閣に見られる折上格天井(おりあげごうてんじょう)が見事に施されている。
すごく細かい!モザイクタイルといい、職人さんの心意気と苦労が伝わってくるようです。
これでも厳選しました^^;
載せきれないのでその2・その3へ続きます。