エジプト続きですが、先週連休明けにトリノ・エジプト展を見てきました。
トリノ・エジプト展は上野・東京都美術館にて開催されていますが(10/4迄)
同じ週に上野動物園へ行ったばかり
しかも見終わってからは、またも根津まで歩いて谷根千エリアへ
エジプト話はどうしてもマニアックになってしまうので、こちらの記事がメインです。
3ヶ所、どうしても行きたい場所があったのでした。
まずは1ヶ所目 根津駅近くの根津の谷(ねづのや)で遅めのランチ♪
路地裏側の入口
不忍通り側の入口
自然食レストラン&自然食品・エコ雑貨のお店です
店内はオーガニックの食品・加工品・化粧品・天然素材の生活雑貨などが所狭しと並んでいます。
レストランは旬の有機野菜と玄米ごはん、肉・魚・乳製品・卵・白砂糖・化学調味料を一切使わないという完全自然食&菜食料理。
根津の谷定食 ¥1200
おかずの盛り合わせ、玄米ごはん、香の物、汁物
ドリンクはオーガニックコーヒー・穀物コーヒー・紅茶・お茶から選べます。
店内は木や竹、籐など天然素材でいっぱいです。
やっぱり自然の素材で作られた物の中にいると、とっても落ち着きますね~
ランチの後は昭和の風景を残す、夕暮れが似合いそうな雰囲気のよみせ通り(商店街)を歩きました。
駄菓子屋や和菓子店でお買い物したり、
途中で日暮里方面に曲がって谷中銀座へ入りました。
谷中銀座は初めてです。
とても活気があって、若干観光地化している感がありました。
そしてこの日の目的2ヶ所目・・・
雑布きんじ
大正~昭和中期のアンティーク着物の生地で製作された、かばん・財布・ポーチ・巾着などの雑貨店です。
ピンクの自転車が目印
※撮影は許可を得ています
小さめでマチが広いポーチが欲しかったので
1点お買い上げ
着物の生地がいい感触です
最後、3ヶ所目の場所は、、、
結構人ミルクホール(けっこうじんミルクホール)
なるべく入港したてのスペシャルティ珈琲豆のみをハンドドリップで提供。
全国で唯一の無殺菌牛乳、「思いやり牛乳」が飲める店。
お一人様メインの読書カフェで、おしゃべり目的の入店は自重頂いているとのこと。
一人歩きの今日しかない!と思い、ちょっと緊張気味に来店
こだわりの珈琲店なので、どんな頑固そうな店主が出てくるかと思いきや、人当たりの良い優しい店主でした^^
こんな感じで一人席メイン
二人席は見れなかったけど二ヶ所あるとのこと。
この時のお客は私と、もう一人の二人のみ。
メッチャ静かです。書棚にあった、スペシャルティ珈琲とは?的な本を読みました
アイスカフェモカを注文しました(画像左)
画像右側は、この日は品切れだった思いやり牛乳。
飲んでみたかったと店主に言ってみたら「ほんのちょっぴりなら残ってます^^」と持って来てくれました!
これがまいう~ですなんて美味しい牛乳!
こんな美味しい牛乳、観光地でも飲んだことありません。
アイスカフェモカも感動モノの美味しさ
シアトル系カフェのカフェモカが飲めなくなる・・
※コチラのお店、珈琲の提供について美味しく飲んで頂くための、ちょっとしたセオリーがあります。詳細はHPのドリンクメニューにて。
最後は街角で見かけた懐かしい乗り物
リヤカー自転車?^^
最後までお読み下さり、ありがとうです
8月終わり頃~9月半ば、雑木林や公園などを歩いていると、、、
このように青い葉が数枚付いたままの半端な枝先が、所々に落ちています。
若いドングリが付いていることが多いです(付いてないこともある→落下のショックでとれてしまう?)。
クヌギの木の下であることが多いかな。
ドングリつきの枝先。ボケボケですみません
コチラにも(ドングリ無し)・・・
ココにも・・・
そしてどれも、明らかに誰かが切り落としたような鋭い切り口が。。。
風などで自然に落ちたものではありません。
不思議に思って、知り合いに聞いてみたことがありました。
これはハイイロチョッキリという甲虫の仕業
ドングリに卵を産み付けて、小枝をチョッキンと切り落とすらしい。
だからチョッキリなんて名前がついたのかしら?
実がまだ青くて(若くて)柔らかいうちに産み付けるんだって。
でも何故わざわざ切り落とすのか?
これは調べてみました。
木は、虫に食べられたり傷つけられたりすると
(この場合ドングリに産卵されると)ただ黙っているわけではなく
防衛反応として、卵や幼虫の成長を阻害する物質を分泌するそうです。
なのでチョッキリの母は卵を守るために、わざと切り落とす。
木もスゴイ
大きな木なのに、枝先で起こっている非常事態をちゃんと把握。
そしてそれを知ってて、枝を切り落とすチョッキリ母はもっとスゴイ
防衛反応を起こさない木もあります。
そういう木に産み付ける虫は、切り落とさないんだそうです
(何故知ってる)
同じ様な話で、オトシブミという葉をくるっと巻いてその中に卵を産む虫もいます。
オトシブミも、葉を切り落とすタイプと(文字通り「落とし文」)、切り落とさないタイプがいるとのこと。
防衛反応を起こす木か、起こさない木か、虫はちゃんと知っているんです
生き物は人間より自然を知っていて、その摂理に従って生きている。
やっぱり敬意を払わずにはいられません
昨日の続きです
朝から姉と上野動物園で一騒ぎ?した後は、
根津まで歩いて谷根千エリアを散策しました。
以前、近くの文京区本郷に住んでいたこともあり、私の好きなエリアです。
谷根千(やねせん)
文京区と台東区にまたがる谷中・根津・千駄木を中心とした下町の名所。
江戸から昭和の香りを色濃く残す地域。
東大や芸大の裏手にあることから数多くの作家・芸術家・文化人が暮らしたという街。
根津は根津神社のつつじ祭りが有名です。
谷中は坂道と寺院が多く、寺院は70くらいあり、坂はひとつひとつ名前が付いています。
そして谷中は猫が多い!
それにちなんでか猫雑貨のお店もいくつかあります。
猫好きにはたまらないかも
この日は疲れがピークに達していたので、上野から近い根津駅近く・スーパー赤札堂裏手にある古民家カフェで遅いランチをしました。
昭和初期のお米屋さんを改装して、喫茶店にしたという「ゆうカフェ」
(HPは無し)
※撮影は許可を得ています
柱や格子がいかにも昭和でいい感じ。
天井が高いので、店内は狭いですがゆったりできます。
(ただ、カウンターが確か7席・二人席2席。3人以上の入店には向きません)
上の方のボンボン時計が時を教えてくれますが、ついつい長居しちゃいそう。
ランチはこちらのビーフシチューのみ。牛肉は国産牛・野菜は地元の商店のもの・パンは天然酵母♪
蓋付きの素焼きのお皿で出てきます。
お肉はトロトロに柔らかくて、シチューはコクがあって、
とっても美味しいです
昭和レトロな木のぬくもりとビーフシチュー、このアンバランスさがまたいい^^
谷根千にはこういった昔ながらの良さを残しつつ、モダンにアレンジしたカフェやお店が点在しています。
こちらは新しいかも・・↓喉が渇いて立ち寄った根津とうふ工房須田
抹茶豆乳フロートまいう~でした!
特に乗っかってる豆乳ソフトクリームの豆乳とミルクの絶妙なバランスと言ったら
ありがちなミルクソフトには無い美味しさ
そんなに豆乳っぽくなくてメッチャ美味しいです。
意外な?美味しさに出会った後は、神輿を眺めながら
上野へ戻り、帰途につきました。
次回は根津のオーガニックカフェや、谷中・千駄木の和風アンティークのお店へ行ってみようと思います
オマケ画像街の片隅で見つけたカエルのジョウロ。
こんなのどこで売ってるんだろ~~ 欲しい・・^^;
晴天だった日曜日姉と上野動物園へ行ってきました。
動物園へは年に何度も行きますが、上野は十何年振り
しかも日曜日に行くなんて・・
でもこの時季は、春~初夏に生まれた赤ちゃん動物が
もう表に出てきて落ち着いてる頃。
ところどころで可愛い赤ちゃんが見られます
クロサイ授乳中^^
そのまんまちっちゃいそりゃそーだ。
草食動物はやっぱり優しい顔してますねー
コビトカバの赤ちゃんは・・・
親子であっちを向いてお休み中でした(右側が赤ちゃん)
真ん中に写っているのがフラミンゴの若鳥。
あとは羽毛が生え変わるのを待つのみですね^^
他にもプレーリードッグの赤ちゃん、タンチョウの若鳥など。
微笑ましい親子の姿で癒されました
上野動物園は鳥類も多く、日本の野鳥から世界の野鳥まで
様々な種類の鳥が見られます。
アカショウビン
キバタン
そして、動かない鳥としてテレビの報道番組等で有名になった
「ハシビロコウ」。 この子も見たかったんです^^
不動の鳥・ハシビロコウ
ちょっと頭を動かしただけでギャラリーは大騒ぎ
伊豆シャボテン公園や千葉市動物公園にもいるので
そちらでも、この動かないっぷりを見ることが出来ます。
テレビ局が撮影中、40分も動かなかったのでカメラが壊れたのかと思ったほど・・というエピソードも。
上野のハシビロコウはまだ動く方だそうです。
この日は晴天だったので偶然、日向ぼっこの姿を撮影出来ました
大きくてガッシリした羽です。
ハシビロコウはアフリカ東部から中央に生息する、絶滅の危機に瀕した鳥。
繁殖に成功してほしいものです。
ガラパゴスゾウガメ
笹に隠れるオカピ。
そういえば昨日、報道ステーションで上野動物園のカリスマ飼育員による「アイアイ」の繁殖について取り上げていました。
マダガスカルのアイアイは現地の環境破壊や迷信により、絶滅危惧種に追い込まれたそうです。
飼育員の方はもう4回もアイアイの繁殖に成功していて、世界中からも注目されているとのこと。
数を増やして、いつか自然に帰したいとおっしゃっていました
遺伝子の銀行と言われる動物園。
失われつつある多くの種を繁殖し、自然に帰して生態系を維持することで、地球上の命のサイクル・自然のシステムは守られます
私達に出来ることは、まず「知ること」
そして動物園が維持できるよう、訪問して理解を深めることだな~と改めて思いました。
あと、そのカリスマ飼育員さん、観察眼が鋭くてどんな動物の変調も見逃さないらしいです。
ワオキツネザル。ちょっとした行動展示でした。
上野動物園も狭いながらも、行動展示を増やしているようです
長くなったので谷根千散歩は次回・・
今日でブログ開設して丸3年が経ちました
4年目突入です。
年々アクセス数が増え、最近また急に増えました
アクセス解析できないので、あしあともキーワード等もわかりませんが、たくさんの方に見ていただき、感謝です
今後ともよろしくお願い致します
木曜日に海のエジプト展を見てきました。
(水曜日に行った開国博Y150に続き、またも駆け込み入場)
平日だったけど、残すところあと1週間なのでものすごく混んでました
チケット売り場は大行列☆
17歳の頃から、東京・神奈川で開催される古代エジプト展や古代インカ・アステカ・ナスカ展など、古代遺跡の展示会は殆ど見に行っていますが、たぶん今までで1番の混みよう
やっぱり海から引き上げられた至宝ということで、より多くの人の関心を呼んだのでしょうか
地中海に面した、アレクサンドリアの海底で永い眠りについていた
エジプト・プトレマイオス朝の至宝・彫像たち。
エジプトとギリシャの美を融合した文化・・
ギリシャ人は元々あったエジプトの文化や世界観を、尊重していたのがよくわかります
中でも今回の目玉、ハピ神・ファラオ・王妃の三体の巨像は圧巻です
ファラオは約5メートルもあってしかも状態が良く、とても海底に2千年も眠っていたなんて思えないくらい。
個人的にはこの三体の巨像と、ネクタネポ1世のステラ、デカンの祠堂(しどう)に感動しました。
※ステラ・・ヒエログリフ(古代エジプトの文字)が刻まれた石碑
※祠堂(しどう)・・神像を安置するためのほこら
ネクタネポ1世のステラは、ほぼ完璧な状態で、さっき作ったの?ってくらい
あとアンフォラというワイン壷も芸術的で素敵でした
他にもファラオの彫像や、スフィンクスや女神などの石像、生活用品、
金のアクセサリー、王の横顔が彫られたコインなど、
巨大なものからミリ単位の小さなものまで約490点の至宝が日本初公開。
しかし地上で発掘するだけでも大変な調査と労力がかかるのに(お金も)、海底にある遺跡の一部や遺物を探し、尚且つ状態を維持したまま陸に上げる大変さを思うと気が遠くなります。
水中発掘の様子や使用する道具を展示してありました。
古代エジプトについては古王国~新王国までは、本を読み漁っていたので
そこそこ知り得ているのですが
このプトレマイオス朝はあまりよく知らないので、また古代エジプトの引き出しが増えて嬉しい限りです。
横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」の、ヒルサイドエリアつながりの森へ行ってきました。
(駆け込み入場)
たねまると、たねまるのライバル・ペリーテイトくんがお出迎え
※たねまるは船です
ヒルサイドエリアは環境に配慮した様々な取り組みが行われています
横浜は開国後、市街地化が進み緑比率は30%にまで減少。
需要が減少し放置された竹林(モウソウチク)が里山に浸入し
貴重な緑が脅かされています。
今回、里山再生に役立つよう、地産地消のモウソウチクや剪定枝を建築材料やアートなどに、有効活用しているそうです。
このアートも竹。あと竹のスピーカー、竹100%ペーパー、竹抽出炭素の墨汁など様々な竹環境技術が活かされています。
ノン・コンクリート、ノン・エアコンのパビリオン「竹の海原」
日射反射率が従来の製品の3倍という酸化チタン光触媒テントで日射量を抑制。
床材は杉の間伐材を活用した集大成で、
会期後はプランターなどにリユースしたり、希望する団体や来場者に譲渡するとのこと。
側面はこんな感じ。
内部
いろいろな体験ブースがあります。
クイズラリーに参加して、横浜市立金沢動物園の入場券や
緑のカーテンにもなる「ウンナンヒャクヤク(つるむらさき)」の苗をget
ゴミの分別体験にも参加しました 2分で十数種類のゴミを分別。
クリーニング店のプラ製ハンガーや、内側がアルミの紙パックなどは
家ではゴミにせず、店へ持参したり、リサイクルしてくれる団体に送ったりしているので迷っちゃいました
ゴミにする場合、両方燃えるゴミなんです。
ちなみに洗剤の紙箱も、紙ゴミではなく燃えるゴミ。
しかしながらこの細かい分別で、横浜市の推進事業G30(ゴミゼロ、ゴミ30%削減)は達成し、
いまだリバウンドしてないらしいです
中田元市長がおっしゃってました。
ゴミの確実な分別は、決して無駄ではありません
場所は変わって、屋外へ。
ゴーヤ・朝顔・なたまめ等の緑のトンネル。
この中、ほんと涼しかったです
会場緑化植物へは雨水の灌水活用したり、
会場内の電気は廃棄物発電による地産地消、
階段や園路の舗装材は横浜市内の公園や、街路樹の枝の切りくずを再利用するなど、他にもたくさんの環境負荷を抑えた対策がとられています。
そしてこのヒルサイドエリアは会期後、ズーラシアのサバンナゾーンに生まれ変わり、ズーラシアは日本最大の動物園に。
それはそれで楽しみだけど、私としては
森林を少しでも多く残してほしいな~と思うのでした
その方が多くの生き物が棲めるから・・
一応、記念に・・・
先日、用事があって目黒へ行きました。
用件は30分ほどで済んだので、ぶらりと自然教育園へ。
十数年振りの訪問です。
自然教育園 (目黒駅から徒歩7分)
今から400~500年前は豪族の館だったそうです。その後、
江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷、
明治時代には陸・海軍の火薬庫、
大正時代には白金御料地と歴史を重ね、
この間、一般の人々は中に入ることができなかったため、
豊かな自然がここに残されました。
昭和24年に全域が天然記念物および史跡に指定されると同時に、
一般公開されるようになったそうです。
入園時にピンクのリボンを受け取ります。
これは自然保護のため、入園者が同時に300人を超えないようにするもの。
リボンを胸に着けて出発です
園内には約8000本もの樹木が生い茂っているとのこと
池や沼、小川もあり、多様な生態系を築いています。
超巨大なビオトープといった感じ。
ココは人の手をほとんど入れずに、自然の摂理と推移に任せた状態を維持するという方針の下、管理運営が行われています。
その結果起こっているのが、森の「昔返り」。
園内の森が地域の植生にあったものに入れ替わっているのです。
昭和24年の開園当時は、この地の前の所有者たちが植えたスギやマツがよく育っていました。
しかし、1960年代後半から70年代にかけて増えてきた酸性雨の影響で、
酸性雨に含まれるSO2(二酸化硫黄)に弱いマツやスギの多くは枯れてしまい、
森を構成する樹木はミズキやコナラなどの落葉樹に入れ替わっていきました。
そうして成長した落葉樹林が80年代後半ごろから衰えはじめ、
落葉樹の下から生えてきた常緑広葉樹のスダジイやシロダモが、現在勢力をのばしてきています。
開園からわずか50年弱の間に園内の森は、屋敷の庭として人為的に植えられたマツやスギの林が消えて、落葉樹林へ、そしてさらに常緑樹林へと代わりつつあり、あと100年も経れば、この地域本来の姿である常緑樹林に変化すると言われています(港区のサイトより抜粋)
人為的植生は人為的環境破壊で消えていき、しかし自らを本来の地域の姿に戻す自然のパワー、すごいですよね
景観重視で手入れされ、外来種の色とりどりの花が植えられ、池には鯉が放たれ、本来の姿を失いつつある「自然風公園」が多い都会において(それはそれで大切だけど)、ココは本当に貴重な、残された自然だと思います
たぶん、セミの幼虫が抜け出た穴
この下には、まだ来年や再来年、6~7年先まで
羽化を待つセミがいるんですね~きっと
野口健さんの講演を聴いてきました
【野口 健】
アルピニスト。
16歳にしてヨーロッパ大陸最高峰モンブランへの登頂を果たし、
99年にはエベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、
「7大陸最高峰世界最年少登頂記録」を25歳で樹立。
また2007年にはエベレストを中国側(チョモランマ)から登頂に成功。
(ネパール側・中国側から登頂に成功したのは日本人では8人目)
2000年からはエベレストや富士山での清掃活動を開始。
2001年には、日本隊に参加し遭難したシェルパ(登山隊の案内人・荷役人)の遺族を補償するためにシェルパ基金を設立。
更に全国の小中学生を主な対象とした「野口健・環境学校」を開校、
また2007年12月には大分に開催された「第1回アジア・太平洋水サミット」の運営委員として、「温暖化による氷河の融解」を
取り上げる先導役を務め、各国元首級への参加を呼びかけた。
現在は清掃活動に加え、地球温暖化による氷河の融解防止に向けた対策、
そして環境問題に留まらず、NGOメンバー・厚生労働省職員と共に
第二次世界大戦時の日本兵のご遺骨の収集活動にも積極的に取り組んでいる。
(公式サイト等より抜粋)
講演はとてもリアリティーのあるお話でした
現場で見た・聞いた・感じた地球の異変、実体験が生む危機感。
氷河湖決壊の危機に怯えるヒマラヤの村人たちの声を聞き、行動に移す。
その熱意はヒマラヤを抱えている国々の元首級をも動かしました。
洞爺湖サミットに向けては鴨下環境大臣(当時)を通して
福田総理(当時)へ会見し、
ヒマラヤの現状と、海面上昇の原因のひとつに大陸の氷河が溶け出し、海へ流れ出ていることなどを訴えました。
(結果、総理はすぐに氷河湖へ調査団を派遣)
講演中、野口さんは置いてあった飲み物を1滴も口にせず、まだまだ話し足りないという様子でしゃべり続けます
時には面白おかしくひょうひょうと、でもズッシリと思いが伝わってきました。
何しろ野口さんは「氷河湖が決壊すれば私達は死ぬしかない、何とかならないものか」という生の訴えを何度も聞いているのです。
これは野口さんの著書「自然と国家と人間と」にも書かれていましたが、
野口さんは「温暖化に敏感になり過ぎる」とか言われることがあるそうです。
しかし国連の「気候変動に関する政府間パネル」の2007年報告書では、
温暖化によって天然のダムの役割を果たす氷河の融解が加速すれば、アジアで7億人以上の生活が脅かされる、と報告しています。
「温暖化は本当に起こっているのか」なんてレベルの発言をする人もまだまだいますね
そういう人は、現地の人の声や体験による報告より、データ。
100%のデータしか受け入れないのでしょうか。
野口さんは仰いました。
「データを出せと言われるが、
100%の科学的根拠が出た時では遅い。
100%の科学的根拠が出るまで待つリスクと
100%の科学的根拠が出ないうちに対策をとるリスク、
どちらが高いでしょう。出るまで待つリスクです」
野口さんの活動は色々な方面で実を結んでいます。
環境学校では体験により子供達の意識が変わり、
石原都知事に東京都のレンジャー(自然保護官)制度を提案し、それも実現、
そして富士山の清掃登山では、2000年のスタート時には100人ほどだった参加者も、今では8000人を超えるそう。
活動を紹介してもらえるならと、バラエティー番組やCM出演の依頼も受け、
それまで及び腰だった山梨県と静岡県の市長や町長をも巻き込み、
その中で徐々にゴミが減り、拾うゴミが無いくらい
に綺麗になったとのこと。
でもゴミは一時は消えてもまた増える。
ひと夏で山頂に立つ登山者が、30万人。
(5合目を含めれば200万人訪れるそう)
1人が、1つずつのゴミを拾えば、30万個のゴミが無くなります。
また至る所でゴミを拾っている人を見かければ、それまで捨てていた人も捨てられなくなる。
ゴミが異常に多いことに気付いてくれる。
そんな草の根的な行動に、私も日頃のエコ意識がアップし、
元気付けられます
野口健さん著書「自然と国家と人間と」
ヒマラヤの村人は氷河湖決壊の危機に怯え、
西表島では海外から漂着するゴミが止まらない。
いまだ戦地から帰れぬ日本兵の遺骨。
野口健が現地から届ける熱いメッセージ。
環境問題だけでなく、人と人とのつながりを大事にした行動や
自分は生かされているという謙虚な生き方、勉強になります。
是非、読んでみてほしい1冊です
使っている栞は★suika★さんからの屋久島土産
野口健さん公式ブログ&公式WEBサイト
見た目は肉野菜炒めなんですが・・
茶色の肉に見える物体↑実は大豆なんです。
大豆ベジミート モドキ NO2 (357円)
水で戻して使います
使用方法
①たっぷりの水で柔らかくなるまで戻す。
(水なら30~40分、ぬるま湯なら10~15分)
②沸騰した湯の中に入れる。再沸騰したらザルにあける。
③軽く絞って醤油などで下味をつける。
(この状態で冷蔵庫で取り置きもできます。)
④フライパンで焼くなど、調理する。
(生姜焼きや焼肉風などお好みの料理にアレンジ)
炒め始め↑どこからどう見てもお肉^^
食感はちょっとグニャっとした感じですが、
夫は気が付かなかったようです(何も言わなかった)
ヴィーガンは無理でも、ベジタリアンにはなりたいな・・と思いつつ
やっぱりなれません
でも1年位前から、“肉を食べない日”を段階的に増やしてきました。
→過去記事:カレーから肉が消えた日
この記事に書いたように「肉の消費を減らすことは温暖化抑制につながる」ということだけでなく、
たんぱく質の摂取は、大豆たんぱくで充分だなぁと思う、ここ1年・・(遅い?)
昔の人々は肉や魚は入手しにくく「畑のお肉」の大豆でたんぱく質を摂り、農業や林業などの重労働をされてきたのだし。
肉を減らして、豆腐やおからを主役に。でもそれも飽きたら、たまにはこういう「肉もどき」もいいかもです
常備しておくと便利な焼き麩
お味噌汁の具が足りない!という時に。
パン粉を切らしていた!という時に砕いて使ったり。
冬の鍋物のカサ増しに・・・
用途いろいろですが、この間朝のテレビ番組でこんな使い方を提案していました。
(番組ではピーマンのバター醤油炒めで紹介)
焼き麩をお皿に敷いて・・
炒め物をかぶせる様に盛ると
焼き麩が汁気を吸ってくれる
汁気が出てしまう炒め物って多いですよね。
特に青菜を使うと。。
まぁ水溶き片栗粉で汁気をまとめる、という手もありますが
焼き麩なら手間要らずでカサ増しにもなります~
何より汁気を流さないということは、
キッチンでの水を汚さないので、排水環境の悪化を抑えられる
水を汚す原因、有機物による川や海の汚れの約7割は一般家庭の生活排水。
しかも有機物の量で比較した場合、台所・40%、トイレ・30%、風呂・20%、洗濯・10%と台所が1番汚れているんです
例えば、味噌汁1杯分を台所の流しに捨てると、魚が棲めるようなキレイな水に戻すには、約1400Lの水が必要とのことですから
炒め物の水分といえど、軽く見れません。。。
肉じゃがなどで残った汁気を、焼き麩に吸わせて食べたら美味しいかも
何かしらの料理で、是非お試し下さい~
前回の記事で表紙だけ載せちゃいましたが、
フェアトレード・エコロジーショップPeople Treeの秋冬カタログが届きました
秋冬新作コレクション発表会の招待状が同封されていたので、
最近ピープルツリーの洋服に魅せられた姉と、またまた訪問予定
姉はピープルツリーで買い物した後、「気に入った服を買えるだけでなく、普段はしないイイコトした気分♪」と上機嫌です
お買い物で国際貢献
(何度か記事内で書いてる内容なので、既に読んだ方はスルーしてね)
途上国の生産者へ、お仕着せの物資支援ではなく、
公正な取引で安定した収入を、そして経済的自立を支援
フェアトレードは、アジアやアフリカ、中南米などの農村地域や都市のスラムなどに暮らす人々に仕事の機会を提供することで、
貧しい人々が自らの力で暮らしを向上させることを支援しています。
小規模農家や手工芸職人に継続的な仕事をつくり、農薬や化学肥料に
頼らない自然農法や、生産地で採れる自然素材と伝統技術を活かした生産によって、持続可能な社会を目指しています。
(ピープルツリーHPより)
そしてフェアトレードは、現地の人々を支援すると共に温暖化防止にも関係しています。
フェアトレードの商品は全てが手作り・手仕事なので、
多くの人が購入することによって、人手による生産が増えるということ。
それは機械生産による水や電気などの消費を減らし、
CO2の排出を削減することにもつながります。
普段の生活の中で、
石油をたくさん使う大量生産のモノを買わない、ということは不可能ですが
たまに買う衣類やコーヒー・紅茶・ジャム、プレゼントなどは
フェアトレードのものを意識する世の中になるといいなぁ
そんなわけで前回の記事以降、購入したフェアトレード製品です。
7月の初めに★suika★さんとピープルツリー自由が丘店のサマーセールへ行き、コチラの上下を買いました。
右:オーガニックコットンのフロントタックトップ・ハニーマスタード
左:手織りコットンインディゴ染めタックスカート・紐で締めるタイプ。
これらを着る季節はもう過ぎましたが
まぁ、こういうのもあったよ~ということで☆
コチラは先日、ピープルツリー表参道店で姉に買ってもらったオーガニックコットンのTシャツ。なんと4500円→1500円でした
ダイレクトにカタカナで「フェアトレード」とプリント↑ちょっとウケる^^;
動物はヤギでしょうか?
セール案内のハガキを持参して、3000円以上購入するともらえるダッカ織りのブックカバー。
この日は姉がチュニックやブラウスなどさんざん買ったので、私にも姉にもくれました。店員さん、ありがとう!
ここからPeople Tree以外のフェアトレード製品です。
環境ボランティア見本市の時に
シャンティ国際ボランティア会のブースで購入した布製の財布。
タイ北部・ミェン族より。
細かいクロスステッチがすごいそして軽い!
ちょっと地味だけど、野外でのボランティア活動や
エコイベント用・ハイキング用に買いました。
(普段使っている財布は横長で重いので)
他にもいろいろ手作り製品が。→シャンティのクラフトエイド
最後は、マリオさんのココナッツミルク。
フェアトレード製品をよく見る方はご存知の、
カレーの壺でおなじみ・生産者マリオさん。
スリランカで、農薬や化学肥料に頼らず栽培されたココナツから
作られたココナッツミルクです(¥294)
地球食を唱えるプレス・オールターナティブを母体とした第三世界ショップにて。
実店舗は、この間のトークイベント「パームオイル~近くて遠い油のはなし」が
開催されたアサンテサーナカフェの隣にあります。
他にもたくさんの団体があり、出来たらフェアトレードSHOPで働きたいくらいなんですが年齢的にムリ(汗
購入で支援を続けたいと思います