2月の半ばに上野の「博物館動物園駅跡」の一般公開へ出向きましたが
公園内にまで及ぶ整理券配布待ちの大行列に恐れおののき、外から写真だけ撮ってきました。
(1時間前くらいじゃ全然無理でした笑)
ただ、公開までまだ1時間あったので、駅前に見学者たちが群がらないうちに撮り放題←負け惜しみww
扉がキレイに塗り替えられてしまっていますが以前は同系色で、当時の面影を残す扉でした。
上野公園にある京成電鉄・旧博物館動物園駅は、京成上野駅と日暮里駅の間にあった地下の駅で、
1933年に開業、1997年に営業を停止、2004年に廃止となった駅。
鉄道施設としては初の、東京都選定歴史的建造物です。
80年代、リアルに使っていたので感慨深いです。
でも内部とか全然覚えてないので、久し振りに見たかった・・
建設当時、ここが御料地だったこともあって、荘厳な造りにしたそうです。
戦争や時代の荒波にもまれてきた駅舎。ホームが短く4両編成しか停車できなかったらしく
利用者の減少もあり営業を停止したそうです。
せっかくなので、周辺の歴史的建造物も見てきました。
黒田記念館。洋画家黒田清輝の遺言により昭和3年竣工、設計は鳩山会館や明治生命館を手掛けた岡田信一郎氏。
国の登録有形文化財。2階部分の、イオニア式の列柱が見事です。
ここの葉っぱのような装飾が、明治生命館の上の方に使われているデザインに似てる。
なるほど、玄関も鳩山会館に似ています!
階段も素晴らしい。
歴史ある建物は、手すりの鋳物まで凝っています。
近くにはこれまた荘厳な建物が。
1906年建設のかつて旧帝国図書館の庁舎だった、国際こども図書館です。
東京都選定歴史的建造物。
ルネサンス様式を取り入れた明治期洋風建築の代表作のひとつだそうで、
外装内装は創建当時を残すよう出来るだけ保全し、徹底的に補修と復元を施したそうです。
今度、ゆっくり内部も見てみよう。
上野公園は歴史的建造物があちこちにあり、敷地も広大なので穴場も含めると1日ではとても撮りきれません。
楽しみや宿題が増えるばかりです!