東京にも雪が降った翌日、上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展へ行って来ました。
正確には、「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~」
昨年8月4日から始まり、当初は12月9日まででした。
それが連日の大盛況・大人気ぶりから今年の1月20日まで延長されたので、
ちょっとのんびり構えていたら、駆け込みで入館することに・・(汗
今月の3連休も、初日と最終日は待ち時間最大で4時間、2日目は最大で7時間半だったそう。
平日だったけど覚悟して足を運ぶと、駅構内のチケット販売所には「20分待ち」の看板。
行ってみると老若男女の大行列☆でも実際には30分くらいでした。さすがに整理券の配布は無し。
一定の人数ごとに入場規制しているのに、館内はものすごい混みようです。
展示物によっては芋の子を洗う状態。移動するたびに軽く人にぶつかります。そして
「お手荷物・リュックは前に持ってください!」とか「こちらが比較的空いています!」とか
「ひとつの展示に立ち止まらずスムーズに見てください」など大勢の係員が叫ぶ叫ぶ。
東京に先立ち大阪で開催されていますが、大阪では93万人が訪れたらしく
想像を絶します。
私は過去30年位、様々な古代エジプト展を見に行っていますがこんなに人が集まるのは初めて。
詳しい展示内容は、もう明日で閉幕なので省きますが(超長くなるし^^;)、
大変貴重で見応えある展示でした。
20世紀前半、エジプト「王家の谷」は、ほぼ掘り尽くされたと思われていた中での
ハワード・カーターによる、ツタンカーメンの王墓発見。
20世紀最大の発見といわれています。
発掘と保存作業は10年にも及び、王家の谷では規模は小さい方であるにもかかわらず、
黄金の棺やマスクをはじめ、調度品や装飾品などその遺物は5000点以上だといいます。
その王墓から発見された副葬品約50点や、ツタンカーメンの親族の品など合計122点が、
元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス博士の監修のもと、展示されていました。
ザヒ・ハワス博士は、CTスキャンやDNA鑑定によって、ツタンカーメンの死因や死亡年齢、
親子関係など明らかにしています。
ツタンカーメン王だけでなく、エジプト考古学史の謎に科学技術を取り入れ、様々な成果を
あげていることで有名です。
古代エジプトマニアとしては今後の活動・発見に期待します!
☆参考☆
直近の古代エジプト展記事→昨年8月に行った「大英博物館 古代エジプト展」
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