私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

評価損害の考察 その4

2021-02-05 | 問題提起
 前回にさらに続いて、今回は対物賠償事故で、必ずしも多くはないが、評価損害が問題にされる案件について種々考察してみたい。 4.査定協会が算出する評価損害  評価損害の主張がなされる場合に、一般財団法人 日本自動車査定協会なる組織体が有料で発行する事故減価証明書なる文書が根拠として提示される場合がある。(添付3参照)  この算定式では、P=基準価格(小売価相当)、X=修理費とされているらしいが、 . . . 本文を読む

評価損害の考察 その2・3

2021-02-05 | 問題提起
 前回に続いて、今回は対物賠償事故で、必ずしも多くはないが、評価損害が問題にされる案件について種々考察してみたい。 2.評価損害の裁判例  評価損害の裁判例が膨大にある訳ではないが、過去からの裁判例を概観すると、主には修理費を基準として、その10~30%(中には50%のケースもある)を認めている場合がある。この評価損を認容した場合に、争いのない時価額を超える場合は、賠償総額としては時価額が限度に . . . 本文を読む

評価損害の考察 その1

2021-02-05 | 問題提起
 今回は対物賠償事故で、必ずしも多くはないが、評価損害が問題にされる案件について種々考察してみたい。 1.そもそも評価損害(評価損)とは何か  交通事故などで他人の車両が損壊させた場合、その損害修理費が時価額(同種同程度の一般的販売価格)を明らかに超える場合は、全損として、時価額を弁済することが相当となることが、また修理費が時価額に達しない分損の場合は、事故前の現状に復帰する費用を賠償することが . . . 本文を読む

ヤフオクなどの販売について

2021-02-03 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 当方、ネットオークションでの販売も副業として行っています。この中で、最近の困った事象や、やりとりにおけるイヤなことなどについて、書き留めておきます。 ①最近困ったことですが、既に1年以上前からですが、宅急便サイズ160の上限をこえる商品など、なかなか引き受けてもらえる業社が少なくなって困っています。  主に使用する運送会社はヤマト運輸ですが、宅急便外でもヤマト便というのがありますが、これでも上 . . . 本文を読む

事故などいわゆる全損車の登録原簿への記録の提案

2021-02-02 | 問題提起
 拙人は自動車事故などの関わり40数年間を過ごしてきた。この中で、大事故車とか水没車の登録情報(VIN[車体刻印]とか登録情報)を利用して、別の盗難車両などとすり替える、いわゆる不正な処理がなされているという実態例の極一部だろうが垣間見てきた。この件について、わが国では自動車検査での車体番号(VIN)の付け替えなど偽造がないかの注意活気がなされている程度であるのが実態だろう。ところで、ある調査研究 . . . 本文を読む

追突事故と火災【燃料タンク位置】

2021-02-01 | 車両修理関連
 Youtube動画の追突事件風景だが、アップ府付け比較的最近だが、追突実験は1978年と比較的古い。  実験は停止の小型乗用車に大型セダンが56km/h(35mph)で追突しているのだが、スローモーション画像を見てもらえば判りますが、たぶん被追突車のトランク床下の燃料タンクが圧壊したのでしょう。左後輪後ろから燃料が噴き出しています。そのまま、、大型セダンは押し込んで進みますが、やがて揮発したガソ . . . 本文を読む

EMP技術は戦争を一変させる

2021-02-01 | コラム
 EMP(electro magnetic pulse)の略で日本語だと電磁パルスのことを指す。このEMPは、強いレーダー波とか無線波等も電磁波ではあるが、その電界強度が桁違いに大きいものを指す。当初問題にされたのは、株爆発を高々度で行った場合のEMPの脅威が云われていた。例えば、アメリが合衆国上空の高々度で核爆発を生じると、額爆発の爆風熱などの影響は地上にはほとんど盈虚を与えないが、この際に生じ . . . 本文を読む

TV放送の未来

2021-02-01 | コラム
 たまたま図書館で「4K、8K、スマートテレビのゆくえ」なる書籍を借り出しだした。この内容について、今更知ったことを含め、著者が書いている思いとはまるでことなるだろう私見を書き留めたい。  まず、今更知るところだが、4Kとか8Kという言葉は一応既知であり、画面の解像度が4Kは3840×2160、8Kは7680×4320にもなると云うことは一応知っていた。ここで、今までのHD(ハイビジョン)なるも . . . 本文を読む

確かに日産が「技術の日産」だった時代

2021-02-01 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 日産R380のスピード記録動画だが、幾らレーシングエンジンと云えども、自然吸気2Lエンジンでスペック上220ps程度のエンジンで100マイル(160km)の平均速度を250km/hを越える記録を当時出したことは凄いことだろ思う。  現代市販車は、2L加給エンジンでは300psオーバーしているものも多いが、そのエンジンを搭載したからといっても簡単には出せない記録ではないだろうか。 増して当時の . . . 本文を読む