私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

UDトラックスリコール・国交省審査リコール課と話す

2022-04-27 | コラム
UDトラックスリコール・国交省審査リコール課と話す  これは、近日リコール公示されていたUDトラックスのパーキングブレーキに掛かるリコールについて、同省ホットラインにて送信した内容について、本日(4/28)審査リコール課担当官と話した内容を記録として書き留めるものだ。  同リコール内容については、文末に添付するが、同型車についてはUDブランドだけでなく、日野およびいすゞでもOEM車として既販売さ . . . 本文を読む

ネッツトヨタ愛知処分・10名全員不起訴・その理由を明らかにせず

2022-04-27 | 事故と事件
ネッツトヨタ愛知処分・10名全員不起訴・その理由を明らかにせず  ネッツトヨタ愛知(プラザ豊橋店)の不正車検の問題は、昨年(2021年)の一連のトヨタディーラーの不正車検問題の口火を切る発覚だった。この事件では、既に国交省・中部陸運支局より行政処分として"指定工場の取消"および関わった検査員7名の"自動車検査員の解任命令"が下されている。  そして、今次の愛知県警・豊橋署および名古屋地検・豊橋支 . . . 本文を読む

交通事故・冤罪事件/事故鑑定が刑事事件を無罪に導く

2022-04-27 | 事故と事件
交通事故・冤罪事件/事故鑑定が刑事事件を無罪に導く  交通事故は警察の認知件数(事故報告件数)だけで年間30万件ちょっと越える程度がある。そんな中で、死亡事故だとか大きな事故になると、単なる行政処分を越え、刑事事件として取り扱われることになる。そこで、予て識者の中で知られていることに、刑事事件の有罪率(例え判決で罪が減軽されても無罪とならず有罪となる率)は、驚くべきことに99.9%になると云うこと . . . 本文を読む

ふそう中型リコール・国交省審査リコール課と話す

2022-04-26 | コラム
ふそう中型リコール・国交省審査リコール課と話す  これは今日(4/25)国交省・審査リコール課の電歪の声では若い坊ちゃん担当官と、表題の近日リコール公示された中型トラックのリコールについて、意見を述べた記録だ。リコール内容については、文末に添付する。  当方の意見趣旨としては、「極めてマヌケな設計と試験の不足が招いたリコールと思える」を前口上とし、「それにしても、リーフフロントブラケット交換で支 . . . 本文を読む

指数の疑問 その1【問題点から思う改善手法の提言】

2022-04-26 | 問題提起
指数の疑問 その1【問題点から思う改善手法の提言】  拙人は日本の多くの自整業とかBP業の方と接して来て、今も接し続けているのだが、いわゆる損保が策定(実際は自研センターという組織が策定)している指数(工数に準じた作業時間相当の時間)について、端的に云えば不満とか不審の表明を受け続けてきた。  この様な不満や不信の表明を受け、調査員として「その通り」とは性格上云えないこともあり、様々な説明を繰り . . . 本文を読む

最新マスプロダクションを眺めつつ思う その2(指数の矛盾)

2022-04-25 | コラム
最新マスプロダクションを眺めつつ思う その2(指数の矛盾)  前回、最新型RAV4の左フロントドアの取替という作業過程を見ながら、最新プロダクション技術のことを論じたが、今回はこれの修理についての指数と云うべきものの、極一部に限定した矛盾というものを記して見たい。これは、クルマの事故車リペアのプロの方へ向けたものなので、一般の方には理解し難い点があるだろうがご容赦願いたい。  そもそも、自動車整 . . . 本文を読む

最新マスプロダクションを眺めつつ思う その1(金型技術の発達)

2022-04-25 | コラム
最新マスプロダクションを眺めつつ思う その1(金型技術の発達)  我ながら、約40年という間、車両の外観(デザイン)とか性能と云うことより、そのマスプロダクション(量産技術)と云うべき、およそ一般の自動車マニアとは異なる視点で新型車に対する関心を失わないで眺め過ごして来た。そういう中で、今次眺めた、比較的最近販売開始されたトヨタRAV4も眺め、様々な関心を持つ部分について論評してみたい。  まず . . . 本文を読む

侮辱罪の厳罰化について

2022-04-25 | コラム
侮辱罪の厳罰化について  以下に報じられた、今国会で審議されているという侮辱罪の厳罰化について、極めて危険でデモクラシーの方向性と真っ向逆行する法律だと思える。  このもくてきとして、ネットなどの誹謗中傷が目的だとされているが、こういう法律が出来ると、権力者はますます、その権力を強めるために邪魔者を誹謗中傷として駆逐して行くことがまかり通り、ますます権力を強めて行く様に思える。  確かに、ネッ . . . 本文を読む

プロ向け記事・ヤマダ車検の車検整備項目料金どう思う

2022-04-24 | 問題提起
プロ向け記事・ヤマダ車検の車検整備項目料金どう思う  家電量販店のヤマダ電機が"ヤマダ車検”と銘打って、車検の取り扱いを始めるという報は昨年から流されていた。  車検の取り扱いと云ってもヤマダ電気が自動車整備業に乗り出すのではなく、あくまで取次を行い、実際の車検は提携している既存の指定整備工場で行うのだと想像する。  それと、このヤマダ電機に車検の取次をネジ巻いたのは添付2枚目の"日本自動車車 . . . 本文を読む

見積研修というもの

2022-04-24 | コラム
見積研修というもの  ここでは、自整業およびBP業もしくは損保調査員を前提として、いわゆる見積研修というべきものについて拙人が予てより思考して来たことに触れたい。おそらくだが、世の幾多の見積研修を主催もしくは受講してきた方でも、こういう思考での見積研修は受けていないだろうと感じることもあり、何を今更見積の話しなんてと思わず読んでもらえたらと思う。なお、ここでは見積の細かい話しを一切するつもりはない . . . 本文を読む

世界自動車産業の近未来・日欧の天下は早晩失われる可能性もある

2022-04-24 | コラム
世界自動車産業の近未来・日欧の天下は早晩失われる可能性もある  2021年の国別自動車生産数は世界15位までのランキングは添付の通りだ。つまり、今や中国の自動車生産はNo2米国を約3倍ほども越える圧倒的な生産をしているのだ。  ところが中国の自動車生産の多さは、進出した世界各国の有数の車両メーカーによる寄与が極めて大きい。米GM、独VW、トヨタ、日産、韓国などの車両メーカーの進出がその原動力にな . . . 本文を読む

春日井警察の首傾げる対応

2022-04-23 | コラム
春日井警察の首傾げる対応  先ほど見た報だが、『救急隊員は「先に(男児を)病院に運ばせてほしい」と頼んだが、警察官から「できればその場にとどまって」と言われ、別の救急車の出動を要請』とは、このオマワリは人命救助の理念が判らん官僚思考だろうと想像できる。  早速において春日井警察署(0568-56-0110)に電話を入れて、実際の対応はどうだったのか聞いて見たのだが、「これは本署警察交通課ではなく . . . 本文を読む

サブスクを思う

2022-04-22 | コラム
サブスクを思う  サブスク(サブスプリクション)という言葉を良く聞く様になったが、概ね従来のリースとか新聞の購読とかと近似した概念のものだろう。学術的なことは知らぬが、そもそもアプリケーションソフトウェア(アプリ・・・とは応用の意)で、導入が始まりそう呼ばれる様になったと理解している。つまり、昔はソフトウェアも買い切りが多かったのだが、サブスクを払い続ければ、バーションアップにも対応して使用し続け . . . 本文を読む

つくば・トラック同士の正面衝突

2022-04-22 | 事故と事件
つくば・トラック同士の正面衝突  トラック同士の正面衝突事故だが、どちらかと云えばオフセットした衝突が多い。最近乗用車の衝突試験にも取り入れられつつある、いわゆるスモールオフセットとか微小オフセットと呼ばれる、車体幅の20%程度を衝突させた事故が相当する。この形態の事故は、その車体変型が大きくなるが、衝突後にその場で停止するとか反発せず、すり抜けると云うのが特徴でもある。一方、車体変型が大きくなる . . . 本文を読む

数日前の電車の居眠り乗客からの窃盗犯のこと

2022-04-22 | 事故と事件
数日前の電車の居眠り乗客からの窃盗犯のこと  4/19に報じられた、JR京浜東北線・鎌田駅の深夜の停車電車内でおそらく酔って寝ていた乗客から財布などを盗んんだとして逮捕された報があった。おそらく、現場を張り込んでいた警察官もしくは鉄道公安官に現行犯で逮捕されたのではないか。  この直後、ヤフコメで以下の様な感想を記した。  『居眠り狙いのスリというより泥棒だな。酔い眠りこけた者から盗むのはスリ . . . 本文を読む