「一難去らずにまた一難」
「湖南省の養鶏場で鳥インフル、殺処分…肺炎集中の湖北省に隣接」
(読売新聞) 2020/02/02 20:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20200202-567-OYT1T50126.html
【上海=南部さやか】中国農業農村省は1日、湖南省邵陽市の養鶏
場で、鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生したと発表した。ニワ
トリ4500羽が感染して死んだ。感染が広がらないよう、1万78
28羽を殺処分したという。湖南省は、新型コロナウイルスによる肺
炎患者が集中する湖北省に隣接している。
H5N1型は人にも感染することがあり、中国では、2005年に
初めて人への感染が確認された。世界保健機関(WHO)の1月20
日時点のまとめでは世界で455人が死亡している。
* * *
中国発の鳥インフルエンザ(H5N1型)は、かつて日本国内でも渡
り鳥による感染から猛威をふるって、ある養鶏業者は当局からの全羽
殺処分の宣告を受けて経営者が自殺するといった痛ましい事件が起こ
ったが、その後、2013年にも再び(H7N9型)が流行したが、そ
れは「遺伝子分析などの結果、本来の弱毒性ではなく発症すると重い
症状が出やすい強毒性で、人から人への感染の恐れがあるタイプに変
異している可能性が高いと専門家が分析していることが分かった。」
共同通信(2013年4月3日06時38分)と、新たな発生が伝えられたが、
ところがその後終息したというニュースもないまま全く情報がないこ
とを私はこのブログで、「パンデミックを怖れる」という記事で訝っ
た。https://blog.goo.ne.jp/wser8ucks4atwg/e/67b58ea745adc689aac7960c2bdee563
今や新型コロナウィルスで中国当局の隠蔽体質が非難される中、ま
たしても(H5N1型)の鳥インフルエンザの発生が発表された。おそ
らく今回の隠蔽によって拡散した責任を問われた関係者が処分された
ことから隠さずに発表したのだと思われるが、そもそも(H5N1型)
は終息していたのかどうかも疑わしい。さらに言えば、中国ではアフ
リカ豚コレラが今も猛威を振るい、去年(2019)には飼養頭数が4割
近くも減少している。さらに、殺処分されて土中に埋められた罹患し
た豚の死骸さえも掘り出して売買する業者まで現れて、以前から中国
は様々な動物から発生する新型ウィルスの巣窟と化していたのだ。
[https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63390?page=4]
そして最も不安に思うのは当局が不都合な情報を隠蔽しようとするこ
とである。それは、わが国の現政権もまったく同じ体質ではあるが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます