「自信のない不安」
「アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の19日午前9時20
分ごろ、南太平洋のフィジーの沖合およそ280キロで、マグニチュー
ド8.2と推定される地震がありました。震源の深さは、およそ560キロ
と推定されています。」NHK NEWS WEB 2018年8月19日 19時24分
かつて、東日本大震災(2011年3月11日発生)の前にニュージ
ーランドでカンタベリー地震(2011年2月22日発生)が起って、
留学中の日本人28人が犠牲になりました。
当時、オーストラリアのカーティン大学のブライアン・エバンズ教
授(地球物理学)は、(2011年3月)11日に東日本を襲った大地震と
(同年)2月22日にニュージーランドのクライストチャーチ付近で発
生した地震が「関連しているのはほぼ間違いない」との見方を示した
、と翌日のオーストラリアン紙が報じました。当時私はこの見解を忘
れないでおこうと思ったのでよく記憶しています。
実は、その(ニュージーランド地震)前にはスマトラ島沖やジャワ島
沖でマグニチュード8クラスの大地震が頻発していて、前年の201
0年10月25日にはスマトラ沖地震(M7.7)が発生して、400
人以上の人々が亡くなっています。
そして今回のフィジー沖の海底でのマグニチュード8.2の地震の
前にも今年の2月から3月にかけてパプア・ニューギニア付近でマグ
ニチュード7以上の大地震が頻発していました。
つまり、もしもそれらの地震が関連しているのはほぼ間違いない」
のであれば、巨大地震が再び日本を襲うことがあるのではないか、と
いう自信のない不安に怯えています。
(おわり)