遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ゆりかもめ

2018-02-01 15:13:36 | 日記
成30年2月1日(木)

ゆりかもめ

今朝、名古屋港ガーデン埠頭へ行くと沢山の
白い鳥達が飛んでいました。


近づいて見ると、男の人がパンの屑を撒いて
居りました。



真っ白な百合鷗達が次から次へ飛翔し、また
戻り、囲んで居ました。



中に、鳩や雀達も啄んで居り、近くに大きな
真っ黒な鴉が居るのですが、、、、、、
何もせず、じっと眺めて居ります。


さすがの鴉も多勢に無勢の様です、、、、。

男の人は、昨年奥様が他界されて、暫く何も
せず引き籠りがちの時、たまたま埠頭を訪れ、
野良に餌をやる媼を見て、、
鷗を眺める内に自分もやがて餌を、、、、
確かに一時、海を眺め鷗の飛翔に癒される
のかも知れません、、、。





百合鷗、都鳥

鳥類学ではミヤコドリとユリカモメは別種
の海鳥であるが、  古来、詩歌の上では
百合鷗をさして都鳥と呼んでいる。


有名な詩に、在原業平が隅田川の畔で詠んだ
「名にし負はばいざ言とはむ宮こどりわが
思ふ人は有やなしやと」という詩に由来して
隅田川に浮かぶ百合鷗をいう。


百合鷗は海猫より姿はやや小ぶりで鳴き声 
も小さい。
海猫は尾に黒い帯が在るが、百合鷗は尾が
純白で嘴、脚は赤く、やや小さい。

夏は頭が黒いが冬場は白くなり、北へ帰る
春になると、黒い夏羽の個体も見られる。
海岸だけではなく、内陸の池や川にも見か
けられる。
隅田川以外のものは都鳥とは呼ばず、
本来の百合鷗として詠うのが伝承であろう
(新日本大歳時記より)


今日の1句

妻さりし今餌付けせむ百合鷗    ヤギ爺