令和3年6月21日(月)
セルシウス温度 : センチ・グレード
今日、6月21日は夏至で、二十四節気の一つ。
太陽の黄経が90度の時。北半球では昼間が最も長い日。
日本では梅雨の最中である。
今朝の名古屋地方は梅雨晴間、久しぶりの晴天が広がり、
絶好の洗濯日和、カミさんを手伝いベランダに出て洗濯物
を干すのを手伝う、、朝から暑い、真夏日(30度)だ。
名古屋港埠頭公園
今朝の中日新聞コラム「中日春秋」、「セ氏」と「カ氏」
についての記述が在ったので、気温について学びたい。
日本では、昔から温度の表記は「摂氏」を使っている。
セルシウス度とはセンチ・グレード(℃)、摂氏のこと。
水の氷点と沸点との間を100等分割した目盛り付けで、
1948年、第9回国際度量衡総会に於いて正式に、温度
表記を「セルシウス」とした。
殆どの国ではセルシウス(℃)を使っているが、アメリカ
合衆国では日常生活全般に於いて俄然として単独で「カ氏」
を用いている。(実際にはカ氏とセ氏を併記している)
日本のセ氏(セルシウス)の呼び方は、中国のセルシウスの
発音で「セッシ」と聞こえ日本語の摂氏を付けた様である。
体感イメージ
摂氏と華氏の単位換算は、
セ(℃) → カ氏(°F)は、
F = 9/5C + 32
カ氏(°F) → セ氏(℃)は、
C = 5/9(F - 32)
中日春秋(コラム)6月21日
米国等でよく使われる温度の単位は「カ氏」。
「セ氏」にしか馴染のない日本人は「カ氏」の表示をみれば
まごつく。カ氏60度と言われても暑いのか、寒いのかピン
とこない。米国赴任中、日本人には便利だからと簡単な計算
式を先輩から教えて貰った。
「カ氏」から28を引き、それを2で割る。正確ではないが
だいたいの「セ氏」の目安になる。
この程度の計算なら頭の中でも出来る。 既にカ氏100度
を超える地点が相次いでいるそうだ。あの計算式ならばセ氏
36度、正確には37.7度である。
ひやあ。 アリゾナ、カリフォルニアなど米国西部が熱波に
早くも見舞われている。
今年の夏至は、21日だが、本格的な夏の時期を前にしての
この熱波は異常らしい。 聴き慣れない「ヒートドーム」と
呼ばれる現象が原因だそうだ。西部上空で巨大な高気圧が居
座り、ドームの様に熱を閉じ込めているという。この高気圧
は勢力が強く雨雲も寄せ付けぬと聞くから恐ろしい。
6月から熱波とは身が持たぬ。これも気候変動の仕業か。
俳句人の名句
夏至といふ日の暑からず寒からず 瀧 春一
さて、セ氏の日本の6月。さほど気温も上がらず、過ごし
易い日が続くが、夏至を過ぎれば水銀柱も急上昇へと向かう。
ご注意を。 長期予報に依れば今年の夏の気温は平年並みか
平年よりやや高く、全国的に暑い夏となるそうだ。
我が家の温度計(セ氏、カ氏併記)
(6月21日、中日新聞朝刊コラム:中日春秋より引用した)