令和3年12月20日(月)
おでん : 関東煮(炊き)
おでんの「でん」は、豆腐を四角に切って串に刺し味噌を付け
焼いた「田楽」の略。
田植えの祝い踊りをする田楽法師の踊る姿に似たところからの
呼称といわれている。
この味噌田楽から煮込みの蒟蒻が出来、現在の煮込みおでんに
なったとのこと。
関西では煮込んだものに味噌ダレを付けて食べ、関東のおでん
は関東煮(炊き)という。
名古屋の味噌おでん
関東煮(炊き)
おでんの具材は蒟蒻から始まり、大根、卵、竹輪、はんぺんの
他、近年になると薩摩揚げなどが加わった。
ここ最近10年間(2012年~2021年)、家庭の食卓に
上った鍋料理の人気ベストテン(紀文の調査)によると、
1位は圧倒的におでんが占め、2位にすき焼き、3位は寄せ鍋
4位がキムチ鍋、5位しゃぶしゃぶ、6位水炊き、7位湯豆腐
8位ちゃんこ鍋、9位鶏だんご、10位もつ鍋との事。
また、おでんの食材にベストテンは、
1位が大根、2位卵、3位ちくわ、4位蒟蒻、5位はんぺん、
6位さつま揚、7位餅入り巾着、8位ごぼう巻、9位厚揚げ、
10位が白滝と続く、、、
おでんが人気なのは、比較的に調理が簡単であること。
だし汁(麺つゆ)、味噌ダレ、辛子などが直ぐ手に入る。
本格的にやれば別だが、具材の下処理も薩摩揚げ等の揚げ物
はサッと湯引きすればよく、他では大根が少々の手間、、、
今では、スーパー等で調理済みのものを売って居り、おでん
の缶詰めや、はたまた自動販売機にもおでんが在るそうだ。
寒い冬には、食卓に土鍋を据えて皆で一家団欒である。
我家も今晩は、おでんにしようか、、、、、、、、、
今日の1句
おでん喰ふ湯気のむかふの皴の顔 ヤギ爺