令和4年3月15日(火)
社 日 : 春 社
社日は中国から伝わる習俗。
社日は、雑節の一つで産土神(土地の守護神)を祀る日。
春分(秋分)に近い戊)つちのえ)の日、即ち土気の日で、
春には五穀の種を供え、秋には初穂を土の神に供えて、豊穣を
を祈願する。
今年は、3月16日(火)が「社日」の日となる。
春社の「社」は土地の神のことで、中国の習俗が日本の農村の
生活に融合したものと云われている。
一般には春社の「鎮守祭」の意味にも用いられているが、春社
では五穀の種を供えて豊作を祈り、秋社には初穂を供えて収穫
を感謝する慣わしがある。
「社日詣」は春が多く、詣でれば中風に掛からないといわれる。
福岡県の福岡市に在る「笘崎宮」では、毎年春(3月)秋(9月)
の二度、「社日祭」が執り行われる。
春の場合は、春分に近い戊(つちのえ)の日に祭事が行われて、
五穀豊穣、除災招福、家内安全等を祀る日とされ、多くの参拝者
が訪れる。
「社日」は「お潮井汲み」と称して、筥崎浜の真砂をいただいて
「でほ」と呼ばれる竹籠に入れ、玄関や戸口に供えて朝夕に祈願
をする。
亦、田畑等に撒き豊作や害虫除去を祈願する。
この日笘崎宮に詣でて、帰りに「社日餅」(焼き餅)を拝領し
家内で焼いて食べると。疫病退散を願えるという、、、、。
今日の1句(俳人の名句)
笘崎の焼餅うまし春社日 村上 岱南