遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木 蓮

2022-03-25 16:08:59 | 日記

令和4年3月25日(金)

木 蓮 : 白木蓮、紫木蓮

 

中国原産のモクレン科の落葉低木、高さ4~5m

3,4月頃、葉に先がけて白色(紅紫色)の六弁の花を

咲かせる。 10~15cm程の花を上向きに付ける。


先ず咲き出す頃の目連の蕾は天を向き、あたかもシャン

デリアのように美しい。

白木蓮は高木で、一つずつが大きな真白く輝く蕾となり

一片ずつ開花し始めると、あたりを圧倒する程の見事さ

だある。

咲き出してから散るまでの寿命はあまり長くなく、直ぐ

に汚れてくるので、花の盛りを貴く想い、はらはらと風

に散り行く風情が惜しまれる。

ご近所の庭の木蓮が白く輝いている。既に道端には真白

な大きな花びらが2,3落ちている。

大通りの一本裏(東側)を名古屋港へ向かい暫く歩くと

小さな公園に、紫木蓮が咲いている。

紫木蓮は2本、毎年薄紅紫色の花が咲いているが、この

道は人通りが少なく、誰もこの公園に入らぬ様だ。

この木は3m位の高さで、薄紅紫の花は10cmほど、

微かに芳香が漂っている。

ひっそりと佇む(深窓の令嬢)の様に気品がある。

近づくと、日向から私に笑顔を振りまいている様だ。

 

木蓮の蕾を乾燥させたものを、「辛夷」(しんい)と

呼ばれ、鼻炎や頭痛、発熱などの生薬として、効能が

あるといわれる。

 

今日の1句

日照雨来て木蓮の白あらたなる   ヤギ爺

※日照雨 : そばえ、俄雨のこと。