遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2022-03-19 16:50:49 | 日記

令和4年3月19日(土)

潮路句会、2月例会より

場所 : 大手コミュニテイ・センター

参加者 : 8名(内1名不在投句)、欠席2名

兼題 : ふらここ(ブランコ)、当季雑詠

 

庭濡らし他愛なかりし春の庭    玲 子

 

潮路抄

ふらここに飽きて大地へ飛び降りる  玲 子

 

誰も居ぬふらここ風が乗り継げる   魚 青

 

風を切り宙を蹴り上げ半仙戯     美保子

 

サーカスのふらここ揺らし宙に飛ぶ  千 里

 

日を捉え万雷の梅赤らめる     輝 子

 

仁王門潜り古刹の牡丹の芽     美智子

 

日に酔うて目元ゆるみし日向ぼこ   政 子

 

梅見上ぐもとより急ぐ道ならず    ヤギ爺

 

※2月の兼題:ふらここ

ぶらんこのこと。 座板を支柱や樹木から鎖や紐などで水平に

吊るした遊具。

鞦韆(しゅうせん)といい、古く中国で宮中で宮女が使う道具

で宮人が、女人が乗る姿を眺め親しむ。 半仙戯ともいう。

日本には古く中国から伝わり、雅語で「ふらここ」とよばれ、

江戸時代になり、「ぶらんこ」言われるようになった。

英語では「SWING]、空中ブランコは「TRAPEZE]という。