令和4年3月19日(土)
潮路句会、2月例会より
場所 : 大手コミュニテイ・センター
参加者 : 8名(内1名不在投句)、欠席2名
兼題 : ふらここ(ブランコ)、当季雑詠
庭濡らし他愛なかりし春の庭 玲 子
潮路抄
ふらここに飽きて大地へ飛び降りる 玲 子
誰も居ぬふらここ風が乗り継げる 魚 青
風を切り宙を蹴り上げ半仙戯 美保子
サーカスのふらここ揺らし宙に飛ぶ 千 里
日を捉え万雷の梅赤らめる 輝 子
仁王門潜り古刹の牡丹の芽 美智子
日に酔うて目元ゆるみし日向ぼこ 政 子
梅見上ぐもとより急ぐ道ならず ヤギ爺
※2月の兼題:ふらここ
ぶらんこのこと。 座板を支柱や樹木から鎖や紐などで水平に
吊るした遊具。
鞦韆(しゅうせん)といい、古く中国で宮中で宮女が使う道具
で宮人が、女人が乗る姿を眺め親しむ。 半仙戯ともいう。
日本には古く中国から伝わり、雅語で「ふらここ」とよばれ、
江戸時代になり、「ぶらんこ」言われるようになった。
英語では「SWING]、空中ブランコは「TRAPEZE]という。