令和2年1月26日(日)
竜の玉 : 龍の髭の実
海に近い林の下に生えるユリ科の常緑多年草
「蛇の髭」の実。 庭の隅や垣根に植える。
葉は線形で叢生(そうせい)し、夏に淡紫色
の小花を開く。
冬、直径7mm程の濃い青色の球形の実を
付ける。
寒い朝、庭の緑の中に在り青く輝く玉は目立つ
硬くてよく弾むので、子供達の恰好の遊び対象
となる。「はずみ玉」やゴム鉄砲の玉等として
利用し遊んだ。
竜の髭を植えると、雑草が生えにくくなると
言われている。
神社や寺の境内に多く見られるのはこのためとも
言われている。
決して雑草が生えぬという訳ではなく、隙間から
生える雑草を小まめに抜いてやる事が必要である。
基本的に肥料は不要、水やりも余り必要ではなく
雨水だけで十分の様である。
根は肥大し太く紡錘形となる。これを乾燥し、生
薬となり、「麦門冬」と称する。
漢方方剤として使用する。
滋養強壮、鎮咳去痰、止渇、利尿等に効能がある。
余談、
高知県等では、湯がいてから更に油揚げ等と一緒に
煮物として食べられるとのこと。
近縁種に「大葉蛇の髭」「ヤブラン」がある。
今日の1句
手に取りて思ひ様々竜の玉 ヤギ爺
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