令和2年8月28日(金)
秋 薊 : 鬼 薊、山 薊
単に「薊」(あざみ)といえば春の季語だが、薊には
多くの種類がある。 夏や秋に咲くものも在る。
薊は、キク科の二年草または多年草。
日本には70~80種類のあるといわれる。
葉は厚みが在り、鋸歯が鋭く、葉の先端は棘がならぶ。
春から秋にかけて花を付ける、山薊、南部薊、真薊等
の総称として「秋薊」の季語がある。
植物学上の分類とは別に、俳句では見た場所や受けた
感じに重きを置いて、「山薊」「大薊」「鬼薊」等の
名で呼ぶ事が多い。
やさしげな秋草の中に在って、棘のある分裂した葉を
張って咲く薄紫の花は、秋の山野で一際目立つ。
(新日本大歳時記、秋薊 : 西村和子、記述より)
鬼 薊
連日、夏の猛暑日が続き熱中症の恐れが在るため、
町内公園の草取りは、8月は中止となった。
先月(7月)に草刈りを行ったが、草の成長は著しく
、、、、それでも未だ他に比しましな方か、、、、、
名古屋港迄の街路樹木の周りや、お隣の公園には雑草
が伸び放題である。
雑草の中に、所々に紫色の花が見える、、
「アザミ、って春の花だよね、、」 独り言ち、早速
家に帰り、歳時記を眺める。
「秋薊」(あきあざみ): 秋の季語、
先入観と知識の無さに改めて悔いる、、、、、、、
先ほど午後のニュースで、「安倍総理、突然の辞意」
驚きと同時に、やはり病状が悪化していた様だ、、、
今日の1句(俳人の名句)
もの音のここにと絶えて秋薊 中村 汀女
ながらへて見てきし地獄鬼薊 石橋 哲
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます