遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

秋 薊

2020-08-28 16:13:03 | 日記

令和2年8月28日(金)

秋 薊 : 鬼 薊、山 薊

単に「薊」(あざみ)といえば春の季語だが、薊には

多くの種類がある。 夏や秋に咲くものも在る。

薊は、キク科の二年草または多年草。

日本には70~80種類のあるといわれる。

葉は厚みが在り、鋸歯が鋭く、葉の先端は棘がならぶ。

春から秋にかけて花を付ける、山薊、南部薊、真薊等

の総称として「秋薊」の季語がある。

植物学上の分類とは別に、俳句では見た場所や受けた

感じに重きを置いて、「山薊」「大薊」「鬼薊」等の

名で呼ぶ事が多い。

 

やさしげな秋草の中に在って、棘のある分裂した葉を

張って咲く薄紫の花は、秋の山野で一際目立つ。

(新日本大歳時記、秋薊 : 西村和子、記述より)

鬼 薊

 

連日、夏の猛暑日が続き熱中症の恐れが在るため、

町内公園の草取りは、8月は中止となった。

先月(7月)に草刈りを行ったが、草の成長は著しく

、、、、それでも未だ他に比しましな方か、、、、、

名古屋港迄の街路樹木の周りや、お隣の公園には雑草

が伸び放題である。

雑草の中に、所々に紫色の花が見える、、

「アザミ、って春の花だよね、、」 独り言ち、早速

家に帰り、歳時記を眺める。

「秋薊」(あきあざみ): 秋の季語、

先入観と知識の無さに改めて悔いる、、、、、、、

先ほど午後のニュースで、「安倍総理、突然の辞意」

驚きと同時に、やはり病状が悪化していた様だ、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

もの音のここにと絶えて秋薊     中村 汀女

ながらへて見てきし地獄鬼薊     石橋 哲



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