遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会5月定例会

2016-05-16 14:18:40 | 俳句

筍、竹の子、たかんな、たかうな

平成28年5月16日(月)


潮路句会5月定例会

場 所 : 大手コミュニテイ・センター

日 時 : 平成28年5月14日(土) 13:00 ~15:30

兼 題 : 1)新緑、2)筍、3)当季雑詠

初夏の風が漂い、木々の緑は瑞々しく明るく映えて、、
思わず空に向って深呼吸をしたくなる様な、、、
潮路句会5月定例会会場の大手コミュニテイセンターは、
廻りを新緑に囲まれた公園の中に在ります。

潮路句会も5月を迎え、コミセン祭りも終り皆さんの顔も
明るく爽やかな笑顔が戻って参りました。
今回は1名の方が早々と季節の変り目が遣って来た所為か、
喘息が出たとの事で欠席となりました。

潮路抄
 
麓まで道幾曲り桐の花        玲 子


雨雲の欠けらも見せぬ穀雨の日    志げお


著莪の花一つ残りし垣根かな     静


駄々っ子も矛を収めて柏餅      勝


チューリップ挿して独りの誕生日   英 子


太き梁残る商家につばめ来る     魚 青


神域を飛び出して脱ぐ竹の皮     美保子


夏帯をきりりと締めて習ひ事     和 子


新緑の空一杯に深呼吸        政 子


早蕨にずんずん登る山路かな     ヤギ爺



来月(6月)の潮路定例会は6月11日(土)です。

兼題は、1)アイスコーヒー(アイステイも可)
    2)著莪の花
    3)当季雑詠



一二美会絵画展

2016-05-14 09:30:20 | 日記
平成28年5月14日(土

先輩の絵画展


先日(11日)、名古屋市中区役所7階の市民ギャラリーへ、
「一二美会絵画展」を観に行きました。
私の俳句仲間の静さんが、名古屋高年大学美術コースのOB
仲間と毎年この時期に開催されている絵画展です。

第17回一二美会絵画展

場所 : 名古屋市中区役所7階、市民ギャラリー
期日 : 平成27年5月10日(火) ~ 15日(日)

受付の静さんとその仲間

名古屋高年大学鯱城学園第12期生、美術コースは、
前11期生が初代ですが、絵画展を継続されるのは
この12期生が最初との事です。
かなりご高齢の方々が多数ですが、ご立派ですネ、
現在も月に2回程集まり、絵を描いていらっしゃる
との事。
これに比べれば、我々はマダマダひよっ子の鼻たれ小僧です。
この諸先輩を見本に、若く明るい年寄になりたい者です。
日々、何か趣味等を見つけ素晴らしい老後をと、、、。

大森静さんの作品

缶と団欒、

米寿の遊び、

朝餉

ふるさとの実(枇杷)

今回は参加者が少なかったので、各自4点ずつの出品でした。
皆さんとても上手で、力作が多い中、私の気にいった作品
を紹介します。


おかげ横丁、和田弘右


湖畔の秋、若海哲夫


パンとコーヒー、水野綾子


大地に咲く、高橋かずゑ


かぶら、益本茂


名古屋駅、伊藤鈴登


実りの秋、市村平一郎


お屠蘇、朝田豊子


ばあば工房展示会

2016-05-11 16:22:57 | 日記
平成28年5月11日(水)

第12回ばあば工房展示会


「ばあば工房」は地下鉄名港線の終点名古屋港駅から北へ、
徒歩で5分程、大通り(浜2丁目)の西側に在ります。
昨年夏にも紹介しましたが、古い民家を利用した間口の狭い
家なので、普段は見過ごし通り過ぎてしまいそうです。

ここ(ばあば工房)は、装飾品等の手作り教室や販売、
抹茶カフェ等に加え、1年を通して各種のイベントを催して
居り、昨年夏の地歌舞伎衣装展、落語独演会、詩吟発表会、
三味線と琴の演奏会、歌声喫茶、手造りスイーツの販売会等
色々な楽しい催しを行っているそうです。(この家の家長談)

今回の展示会は12回目を迎えて、年々その数も増えて、、
その出来栄えも、素晴らしい作品群の数々となっていました。

先ず入口には、今回の熊本の大地震の被災者への配慮で、
「くまもん募金箱」が設置されて居り、募金をされた方に、
手作り小物を「自由にお持ち帰り下さい」との掲示が、、



入口付近には、手造りの動物の人形が山と積まれて、、
犬、猫、兎、ゾウ等が、、、、。

店内に入り先ず目にするのは、手作りの蛙人形の数々、、
今にも、ジャンプして来そうな元気な可愛い蛙達です。
その隣には小物入れや手提げの籠が並んで居ます。

小物入れや手提げの籠等、、



蛙の人形達が、、、


座敷に上がると手作り教室の先生方が手芸品に囲まれて
笑顔で迎えてくれました。

その周りの壁には、タペストリーや吊し雛(小さな人形
毬、装飾品等を紐で吊るして飾る)が所狭しと、、。
その下には、人形に着せる着物や羽子板等が並んで、、。

奥の座敷に入ると、着物の再生品(着物を仕立て直して
洋服にする)のコーナーが在ります。
とても上品な高級感のある洋服として甦り、皆さん試着
されて買い求められているようです、、。

最早、手作り品の展示会では無く、一つの専門店として
も立派にやっていけそうな、、、、、。

今日の1句

風纏ひ小物の揺るる夏座敷      ヤギ爺

戸を放ち新茶振舞ふ古家哉      ヤギ爺

ガレッジ・セール

2016-05-10 13:30:03 | 日記
平成28年5月10日(火)

浜通り、ガレッジ・セール

ガレッジセール、女性の太鼓蓮が、、

先日、「てとてとの会」恒例のガッレッジ・セールが、名古屋港
浜通りに在るO宅で行われました。

展示会、ガレッジセールのパンフレット

「てとてとの会」は、平日の昼に「お家ご飯」と銘打ってランチ
を提供したり、小物作りや地産野菜の販売、街つくり健康フェスタ、
地域防災普及活動等の様々な活動をしているグループです。

ガレッジセールの会場

今回の催しは、同様に港の地域で活動している「ばあば工房」、
主に、洋、和装小物等の手造り教室や販売、抹茶カフェ、様々な
イベントを催しているグループとの共催で実施されました。
他に、老人介護福祉施設の「トリトン」等も協賛し、
街角で血圧測定や、介護相談等も行われて居ました。



地元女性の太鼓蓮

10時、、オープニングに先立ち、港祭り等の地域のイベントで
活躍されている、女性の太鼓蓮のメンバーに依る、、勇壮かつ
女性らしく可憐なる太鼓の演奏が、、、、、、、、。
太鼓の響きに大勢の方がフリーマーケットに集まって来ました。

ぬいぐるみ、人形やおもちゃ、、ガラスや陶器の灰皿や食器類、
タオル等の贈答品のセット、コーヒーセット、ナイフスプーン
手造りの小物等、、地産野菜の即売コーナー等なども、、、
中でも目に着いた物は、3~4cm位の小さなランドセルの形の
ストラップです。 本当に細かく可愛く出来ておりました。

ぬいぐるみ、玩具等、、、


ガラス、陶器の食器、手つくりこもの


ミニランドセルのストラップ

お昼刻にはカレーライスの販売もされて居り、中々の盛況です。
やはり、こういった世界はご婦人方の独壇場で、、、、
そのパワーには何時も驚かされます、、、、、ネ。

今日の1句

初夏の風ガレッジセール吹抜ける     ヤギ爺

女等の法被揃ひて夏近し         ヤギ爺



次回は、同時開催の「ばあば工房展示会」を、、、。

粽と柏餅

2016-05-07 13:13:16 | 映画
平成28年5月7日(土)

粽(ちまき)と柏餅

白鳥庭園のイベントで、、

兜の掛軸

「屋根より高い、鯉のぼり、、、、、、、」
最近、街中では殆ど鯉幟を見かける事が無くなりました。
偶に見かけても、家が密集する中では、2階のベランダから
小さな鯉が、、また屋根より低い鯉幟が、隣家に遠慮しつつ
現在では、幼稚園や庭園、イベント会場等でしか、大きく泳ぐ
事は出来ない様です、、、、。

武者飾り

我家でも、孫達の幼い頃は娘等の家を訪れ、鯉幟を揚げ、、、
武者飾りを組み、粽や柏餅等を供えて子供の日を祝ったものでした
子供たちの成長に連れて、それぞれの予定に忙しくなり、、、
静かな、、、端午の節句の日をむかえました。

「今日はケーキはいらんから、粽と柏餅を、、、」と、
外出する妻の背中に、所望しました、、、、。

子供の日のミニケーキ

粽はきちんと笹の葉に包まれ、葉がほつれぬ様、藁でしっかり
巻いて在ります。

柏餅も本物の柏の葉で包んだこし餡のものでした。

粽(ちまき)
粽は粳米(うるちまい)を粉にひいて水で煉り、楕円形に延ばし
熊笹等で包み、葉がほつれぬ様に 藁や糸等できちんと巻いて、
蒸して作る。
粽のルーツは、中国の伝説に「昔、人々に愛された政治学者で
詩人の屈原が、入水自殺をした後、端午節に民衆等が弔いのため、
川の魚が屈原の亡骸を食べない様にと、米飯を笹にくるみ川に
投げたのが起源とされ、 以来、中国や日本では端午の節句に
粽を食べる様になった」と在る。 (新日本大歳時記より)


柏餅
粳米で作った粉を水で煉り皮を造り、中に餡(小豆、味噌など)を
詰めて、上から柏の葉で包んで蒸し上げる。
柏の木には神が宿ると言われ、又柏の葉は新芽が育つまでは古い
葉は落ちない事から、子孫繁栄(家計が途切れない)と縁起を
担いだ様です。
端午の節句に柏餅を食べる様になったのは、江戸の9代将軍の
家重の頃からで、参勤交代により全国に広まったようです。



柏餅には、小豆餡、こし餡、味噌餡等が有りますが、、、
味噌餡は、中部地方(赤味噌)九州地方(麦味噌)等では余り
無く、関東地方、京都等の白味噌文化の地方では味噌餡が多く
広まっている様です。

味噌餡の柏餅
味噌餡も食べて見ると意外に(失礼)美味しいですネ、、。
一般的に、味噌餡は葉の表を外側に、小豆餡は葉の裏を外側に
包んで在るとの事でした、、。

今日の1句

餅の香と葉の香りくる粽かな      ヤギ爺


味噌餡のふと懐かしき柏餅       ヤギ爺