遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会

2017-03-19 16:09:51 | 俳句
平成29年3月19日(日)

潮路句会3月例会

日時 : 平成29年3月11日(土)13時 ~
場所 : 大手コミュニテイ・センター
兼題 : 大試験、受験、合格を含む十句


春の海(名古屋港)

先週の土曜日、潮路句会の定例会が催されました。
私(ヤギ爺)は、義兄の49日の法要と重なり、止む無く
欠席をし、不在投句を致しました。

今回の兼題「大試験」は、一般的にはあまり使わぬ言葉
ですが、春先の入学試験、卒業試験等や各学期末試験
等の事。また昔はかなり落第生が回りにいた様に思い
ますが、今では殆ど聞かなくなりました。
これは進級試験に落ち、文字通りの落第で、、、
入学試験に落ちるのとは意味合いが違います。

私も遠い昔、学生時代で最も嫌な時期?でした。
青春を謳歌する日々でもっとも苦しい時、、、、
今思えば、これも青春の一頁です、、ネ。

私の今月の投句の

落第子父の叱れぬ訳の在る     ヤギ爺

父親にもこれに似た苦い思い出が有ったに違いない。
実感、、、として作句しました。

潮路抄

父の息足してみるみるゴム風船     玲 子



沈丁の咲き初めて来し匂ひかな     志げお


腰弱をあざけるが如梅咲かず      静


湯気あげる大地の匂ひ春兆す      勝



城垣の刻紋うすれ梅寒し        英 子



掛け重ね軒をはみだす受験絵馬     魚 青



遠くからVサイン見せ卒業子      美保子


牛舎の乳房の揺るる春の泥       和 子


 
卒業に大正ロマン紺袴         輝 子



春の窓飛行機雲の平行線        政 子



木の芽風介護の日々を忘れをり     ヤギ爺


名大病院(鶴舞公園)

次回の潮路句会
日時 : 平成29年4月8日(土)13時 ~
場所 : 大手コミュニテイ・センター
兼題 : 春の風邪、囀り、当季雑詠含む10句
     提出。




卒業式

2017-03-17 15:43:09 | 日記
平成29年3月17日(金)

小学校の卒業式

3月16日(木)、愛知県の公立小学校で一斉に
卒業式が行われました。

中日新聞、夕刊より

卒業式に参列するのは何十年ぶりの事、、
セピア色したあの頃の卒業式とは比べ物にならず
随分と様変わりし、とてもカラフルで様々に工夫
された演出(先生方のご苦労?)は目を見張る物
でした。


参列の父兄

9時30分に式典が始まり、参列者全員での国家斉唱
(君が代)がありました。
この後直ぐに卒業証書の授与式が在り、生徒一人
一人が壇上に上がり、校長先生から直接に証書を
受取り、回れ右をして参列者の方を向き、学校での
思い出や、将来の希望(やりたい事)を述べます。
皆、臆する事無く堂々と発表しています。
とても立派で、私どもの自分を振り返ると、とても
恥ずかしくて自分の考えを人前で発表するなど、
考えてもいませんでした。
当時は卒業生総代が校長先生から卒業証書を受け、
総代が皆を代表して答辞を述べたものでした。

卒業生退場(中央の振袖、袴姿)

卒業生の将来の希望一番多かったのは、プロ野球
選手、他にもスポーツ選手になりたいが多く、
美容師、医者、看護師、建築士、大工、家を継ぐ
歌手、声優等、絵が好きなので漫画家に、中には
担任の先生の様に皆に尊敬される先生になりたい
と言う子も、、、。
亦、最近流行りの横文字の職業で、パテシエ、
コック、ソムリエ等と言う子供達も、、、。

また、「お父さん、お母さん今まで育ててくれて
本当に有難う、これからも宜しくお願いします」
と、親への感謝の気持ちを述べ、ほろりと、、。

先生を先頭に校庭を出る卒業子

学校生活の思い出を語る生徒も多く居て、、、
「一番の思い出は修学旅行です。奈良の大仏は
本当に大きかった。」「旅館でお友達と夜遅く
迄語り合った、とても楽しかった」等々
「運動会の騎馬戦で、不利な状況でも絶対に
諦めず、最後まで友達とがんばれた。」「得意
なスポーツで中学でも頑張ります。

皆さんとても誇らしげに堂々と発表して居り、
本当に感動を得ました。


タダ、今回の卒業式で一番驚いたのは、卒業生
の女子児童の殆どの子が「振袖と袴」の正装姿
とても華やかで美しいのですが、、、
なぜか私(ヤギ爺)どもの世代には何か少し
違和感が在ります。


10名足らずの洋服で出席の子や、袴を用意
出来なかった親達の気持ちはどうなのか、、
年々派手になっていくご時世に、、、、
イラヌお世話かも知れませんネ、、、、?

たった一人の卒業生(中日新聞朝刊より)


今日の1句

卒業式腕白の父母もらい泣く    ヤギ爺

少女らの泣く事知らず卒業す    ヤギ爺



辛夷の芽

2017-03-16 15:24:07 | 日記
平成29年3月16日(木)

辛夷の芽

今年初めの予想では、暖冬により例年より早く桜が
開花するのではとの予報がありました、、、、、



この所の寒気の影響か? 桜の開花予想も平年並みか
やや遅くなりそうで、、名古屋近辺では3月末頃、
満開は入学式の(4月6日)頃との予報です、、、。


その所為か、他の樹木の花芽たちも今少し冬眠中?
昨年より若干 開花時期が遅い様です。







ご近所の辛夷も、枝先に一杯の花芽を付けて、天に向
かい、今か今かと、、、、、、。
港の江川線の一本東側の道筋に在る街路樹の白木蓮も
未だ、花芽状態です。


辛夷の芽

辛夷の花

辛夷(コブシ)
モクレン科モクレン属の落葉広葉樹、高木
3~5月頃にかけ枝先に6~10cm程の白い花を
咲かせる。


白木蓮の芽

白木蓮の花

白木蓮も同じ(モクレン科モクレン属)種類ですが
その違いは素人眼(ヤギ爺)に花が一回り大きく
10~15cm位の白い花で花びらも肉厚です。
香りも高い。

今日の1句

見上ぐれば天に向かいて辛夷の芽     ヤギ爺

臨港の木の芽風吹く船溜まり       ヤギ爺

沈丁花

2017-03-13 14:52:34 | 日記
沈丁の散歩道

平成29年3月13日(月

仲春、寒さと温かさが交互につづき、少しずつ
日も永くなり春の気配が見え始めるこの頃です。


カミさんと買い物を兼ねて散歩に出かけるのが
日課となりました。

花壇の沈丁花

庭先の沈丁花

ご近所の庭先で、或いは街路の花壇等で、白色
や紫紅色の小さな球状の花を咲かせて、辺り一
面に心地よい芳香を漂わせる、沈丁の花が一斉
に咲いて居りました。



カミさんの具合も大部良くなり、リハビリに
出掛ける貌もどこが楽し気です。
もう、すっかり春ですネー、、、、、。

沈丁花
(丁字、沈丁、瑞香、芸香、ちょうじぐさ)



中国原産で室町時代に渡来し、庭木として親しまれる。
ジンチョウゲ科常緑低木。高さは1~2m。
葉は互生し、倒披針形で長さ6~8cm、雌雄異株。
3~4月頃、香りの良い花を枝先に10~20個の
球状に咲かせる。外面は紫紅色、内面は白色の肉質
で、四弁に別れ平開。
他に、白一色の物や、斑入りの葉の物もある。


白色の沈丁花

名の由来は、その芳香は沈香に、花(実際は萼、ガク)
は丁字に似ている事から。亦、沈香と丁字の香りを
合わせ持つ事から、言われている様です。

沈香(じんこう)
木質が堅く水に沈む、木材を土中或いは自然に腐敗
させて香料を採る。その中に光沢のある黒色のもの
は「伽羅」として高級品となる。

伽羅 (キャラ)

丁字(英語名:グローブ)
フトモモ科の熱帯常緑高木、花は白色、淡紅色で
香りが強く、蕾を乾燥させて丁香とし、香辛料や
生薬となる。

丁字(グローブ)

亦、果実から油を採り、丁字油となる。

今日の1句

早晨や沈丁の香に呼ばれをり      ヤギ爺

散歩道路地裏の好き沈丁花       ヤギ爺


※早晨:そうしん、早朝、朝早いうち

リハビリ

2017-03-10 15:07:07 | 日記
平成29年3月10日(金)

カミさんのリハビリ


協立病院(熱田区)

今週から、カミさんのリハビリが始まりました。


協立病院でのリハビリは、先に診療費の支払い
を済ませて、2階に在る「リハビリテーション
理学療法室」という部屋で行われます。
室内には様々なリハビリ用の設備、器具が在り
療法士の指導の下、その人に合った(怪我の個所)
トレーニングをします。





カミさんの場合は左鎖骨骨折後のアフターケアを
先ず、診療台(ベッド)に仰向けに寝て、療法士
の指導の下、片手(先ず左手)からゆっくり上方
へ動かします。次に右手をゆっくり上げて行き
ます。右手は真っすぐ上に上がり、左は45度位
迄しか上がりません。

次にベッドの上で状態を起こし、両手を同時に
前方から上に上げて行きます。
普通(我々)は真上に楽に上るのに、カミさんの
場合は60度位までしか上がりません。
この後、上腕部などを擦りマッサージを、、。
これらを休みながら、ゆっくりと繰り返します。
凡そ1時間程、、今日のリハビリは終了です。

夜、風呂に入る前から両肩に痛みを感じ、、
暫くの間、全く運動をしていなかった所為か、
軽い運動(リハビリ)でも筋肉に痛みを感じた
のかもしれません。
明くる朝、何もなかったかの様にケロッとして
朝食もペロッと食べて、、、、。

今日の1句

リハビリの歩幅小さく青き踏む    ヤギ爺

青き踏む憂き潮忘る日和かな     ヤギ爺


※憂き潮 : つらい事、苦しい立場