予想通りというか、期待通りなのか、国民は「変革」よりも「現状維持」を選択した。確かに自民党は数を少しだけ減らしたが、絶対安定多数を得た。一方立民・共産は惨敗と言って差し支えないと思う。少なくとも風に乗れず失速した。
今回の結果を見ると国民の「従順さ」、悪く言えば「長いものにはまかれろ」、又は「お上には逆らえない」が顕著に表れた結果だと思います。「モリ・カケ」や「花見」等の失策にも拘わらず、国民は与党を選んだ。これは政治的先進国においては、考えられない結果である。
国民の「従順な気質」は我国の歴史とも大いに関連があると思う。ことの善悪は別として、我国には国民自らが血を流した「政治的革命」が無かったことが、国民の「従順性」を証明している。確かに一揆と称される事件はあったが、これは政治体制の変革を求めるものでは無かったと思う。
今後も「忖度政治」や「上から目線政治」が続くかと思うと鬱陶しいが、これも大多数の国民が選んだ結果なので甘受しなければならない。