1位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
2位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ フェラーリ
6位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
7位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
8位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
9位 K.マグヌッセン マクラーレン・メルセデス
10位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
W杯が遂に全日程を終了しました。日本はドイツ大会以来となる0勝でリーグ戦敗退となっています、ショボーン。まあ、全敗でなかったのがせめてもの救いでしょうか。日本人でも海外で活躍する選手が多くなっていたので期待していたのですが、世界の壁は厚かった様です(泣)。さて、優勝したのはドイツ。1990年のイタリア大会以来です。ちなみに、この時は東西ドイツ統一直前だったので(すでにベルリンの壁は崩壊していましたが)、統一ドイツとしては初の栄冠となる訳ですね。さて、このイタリア大会ではF1でもおなじみのあの人物が大いに関係しているのです。その人物とは現フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ。W杯では大会事務局長を務め見事大会を大成功させています。世界最大のスポーツイベントを成功させること自体並大抵のことではありませんが、その後フィアットの会長に就任。当時、赤字続きで経営危機に陥っていた同グループを黒字計上させるなど、非凡な経営手腕を発揮しています。現在、F1のボス、バーニー・エクレストンが高齢な上に買収容疑の裁判で有罪判決を言い渡される可能性があるなど、非常に困難な状況にあります。良い悪いは別にして、F1をここまで世界的規模で商業的に成功を収めることができたのは、ひとえにエクレストンの功績であるのは否定できません。目下、エクレストンの正式な後継者というのはいない訳ですが、F1の将来を考えた時、モンテゼーモロにひと肌脱いでもらうしか道が無い様な気がします。さて、ドイツGPです。スターティンググリッドは、ポールがロズベルグ、2番手フロントロウがボッタス、3番手がマッサとウイリアムズ勢が続きます。相変わらず勢いに乗っていますね。そして、注目のハミルトンですが予選クラッシュの影響でギアボックスを交換することになり20番グリッドからのスタートとなります。しかし、別クラス混走レースと化している現在のF1では、ハミルトンが決勝でどこまで這い上がってくるかを考えると、ロズベルグもそんなに安心できる状況ではないともいえます。前回、イギリスGPでのハミルトンの追い上げはまだ記憶に新しいですからね。さて、スタートですがマッサとマグヌッセンのマシンが接触し、マッサのマシンが横転するという波乱の幕開け。ここでセーフティカーの導入となります。リスタート後はロズベルグがファステストラップを連発し、早くも2番手のボッタス以下を引き離しにかかり、一人旅という展開に。1回目のピットストップでは順位は変わらずロズベルグ、首位をキープします。そして、な・ん・と、2番手にはハミルトンが浮上!怒涛の追い上げです。順位上げるの速っ!ロズベルグの「またかよっ!」という声が聞こえてきそうです(汗)。しかしながら、ハミルトンの順位は暫定的なものなのでその後ピットイン。コース復帰後に他車を抜くのに手こずりバトンと接触事故を起こすという慌て振り。このせいでフロントウイングの翼端板を交換する羽目になるのですが、再び順位を盛り返しボッタスの背後となる3番手まで浮上。強敵のハミルトンに背後につかれたボッタスですが、しかしこちらもさる者。コースの要所要所を上手く立ち上がり、ハミルトンに付け入る隙を与えません。2年目とは思えない老練な走りですね。イモラでのアロンソとシューマッハの対決を思い出してしまいました。さて、こんなことをしてる間にロズベルグはブッチギリでフィニッシュ。ボッタスは2位、ハミルトンはボッタスを攻略することがかなわず3位フィニッシュとなりました。さて、今回ボッタスはハミルトンとのガチの勝負で勝った訳ですが、これは重要な意味を持つんじゃないでしょうか。今シーズン、メルセデスのマシンとバトルをして勝った他チームのドライバーはいません。カナダGPではリチャルドがロズベルグをオーバーテイクしていますが、この時のロズベルグのマシンには回生システムのトラブルが起こっています。確かに、この時のリチャルドの判断力は素晴らしかったですが、トラブルでペースダウンしていなければ、まず抜けなかったでしょう。リチャルドは抜く側、ボッタスは抑える側という違いはありますが、ボッタスが平常運転のメルセデスに勝ったという事実は揺るぎません。これはすなわち、ウイリアムズ、及びボッタスの進化、成長が著しいということがいえるでしょう。以前はメルセデスに唯一対抗できる可能性があるのはレッドブルというのが皆の一致した見解でしたが、ここ数戦の活躍で急遽メルセデスの対抗馬として浮上してきた感があるし、今回は実際に対抗勢力としての存在感を存分に示しました。大先輩のライコネンを上回る活躍を見せるボッタス、こちらもリチャルド同様、将来のチャンピオン候補とみて間違い無いでしょう。
2位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ フェラーリ
6位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
7位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
8位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
9位 K.マグヌッセン マクラーレン・メルセデス
10位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
W杯が遂に全日程を終了しました。日本はドイツ大会以来となる0勝でリーグ戦敗退となっています、ショボーン。まあ、全敗でなかったのがせめてもの救いでしょうか。日本人でも海外で活躍する選手が多くなっていたので期待していたのですが、世界の壁は厚かった様です(泣)。さて、優勝したのはドイツ。1990年のイタリア大会以来です。ちなみに、この時は東西ドイツ統一直前だったので(すでにベルリンの壁は崩壊していましたが)、統一ドイツとしては初の栄冠となる訳ですね。さて、このイタリア大会ではF1でもおなじみのあの人物が大いに関係しているのです。その人物とは現フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ。W杯では大会事務局長を務め見事大会を大成功させています。世界最大のスポーツイベントを成功させること自体並大抵のことではありませんが、その後フィアットの会長に就任。当時、赤字続きで経営危機に陥っていた同グループを黒字計上させるなど、非凡な経営手腕を発揮しています。現在、F1のボス、バーニー・エクレストンが高齢な上に買収容疑の裁判で有罪判決を言い渡される可能性があるなど、非常に困難な状況にあります。良い悪いは別にして、F1をここまで世界的規模で商業的に成功を収めることができたのは、ひとえにエクレストンの功績であるのは否定できません。目下、エクレストンの正式な後継者というのはいない訳ですが、F1の将来を考えた時、モンテゼーモロにひと肌脱いでもらうしか道が無い様な気がします。さて、ドイツGPです。スターティンググリッドは、ポールがロズベルグ、2番手フロントロウがボッタス、3番手がマッサとウイリアムズ勢が続きます。相変わらず勢いに乗っていますね。そして、注目のハミルトンですが予選クラッシュの影響でギアボックスを交換することになり20番グリッドからのスタートとなります。しかし、別クラス混走レースと化している現在のF1では、ハミルトンが決勝でどこまで這い上がってくるかを考えると、ロズベルグもそんなに安心できる状況ではないともいえます。前回、イギリスGPでのハミルトンの追い上げはまだ記憶に新しいですからね。さて、スタートですがマッサとマグヌッセンのマシンが接触し、マッサのマシンが横転するという波乱の幕開け。ここでセーフティカーの導入となります。リスタート後はロズベルグがファステストラップを連発し、早くも2番手のボッタス以下を引き離しにかかり、一人旅という展開に。1回目のピットストップでは順位は変わらずロズベルグ、首位をキープします。そして、な・ん・と、2番手にはハミルトンが浮上!怒涛の追い上げです。順位上げるの速っ!ロズベルグの「またかよっ!」という声が聞こえてきそうです(汗)。しかしながら、ハミルトンの順位は暫定的なものなのでその後ピットイン。コース復帰後に他車を抜くのに手こずりバトンと接触事故を起こすという慌て振り。このせいでフロントウイングの翼端板を交換する羽目になるのですが、再び順位を盛り返しボッタスの背後となる3番手まで浮上。強敵のハミルトンに背後につかれたボッタスですが、しかしこちらもさる者。コースの要所要所を上手く立ち上がり、ハミルトンに付け入る隙を与えません。2年目とは思えない老練な走りですね。イモラでのアロンソとシューマッハの対決を思い出してしまいました。さて、こんなことをしてる間にロズベルグはブッチギリでフィニッシュ。ボッタスは2位、ハミルトンはボッタスを攻略することがかなわず3位フィニッシュとなりました。さて、今回ボッタスはハミルトンとのガチの勝負で勝った訳ですが、これは重要な意味を持つんじゃないでしょうか。今シーズン、メルセデスのマシンとバトルをして勝った他チームのドライバーはいません。カナダGPではリチャルドがロズベルグをオーバーテイクしていますが、この時のロズベルグのマシンには回生システムのトラブルが起こっています。確かに、この時のリチャルドの判断力は素晴らしかったですが、トラブルでペースダウンしていなければ、まず抜けなかったでしょう。リチャルドは抜く側、ボッタスは抑える側という違いはありますが、ボッタスが平常運転のメルセデスに勝ったという事実は揺るぎません。これはすなわち、ウイリアムズ、及びボッタスの進化、成長が著しいということがいえるでしょう。以前はメルセデスに唯一対抗できる可能性があるのはレッドブルというのが皆の一致した見解でしたが、ここ数戦の活躍で急遽メルセデスの対抗馬として浮上してきた感があるし、今回は実際に対抗勢力としての存在感を存分に示しました。大先輩のライコネンを上回る活躍を見せるボッタス、こちらもリチャルド同様、将来のチャンピオン候補とみて間違い無いでしょう。