11月30日発表の『第16回オリコン年間“本”ランキング2023』では、一般書籍部門にあたるBOOKランキングで小杉拓也氏の『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』が1位になり、話題となっている。
本作は東大卒でプロ算数講師である著者が、11×11~19×19を暗算できる「おみやげ算」の理論を紹介、演習までできる1冊だ。
子どもに教えられるよう作られているが、親世代やシニア世代が計算力や思考力を鍛えるため購入するという声も多い。
脳トレ本としてだけではなく、習得した計算法を孫に教えるコミュニケーションとしての需要もつかんでいたことが、ヒットにつながったと言える。
ここで言う「おみやげ算」とは、2桁同士の掛け算に使える計算方法の一種です。数字を移動させる動作が「お土産」に似ていることから名付けられた。
では実際に、「おみやげ算」の計算法について見てみよう。
Step①:片方の一の位を全てもう片方へ移す。
まず、かける数字の一の位を移し、キリのいい数に変えて計算しやすくする。
この問題の場合は、「15」から「5」を持ってきて、「14」に渡してあげます。
すると「(14+5)×(15-5)」=「19×10」となる。
キリのいい数にすれば、あとは掛け算する。
「19×10=190」
このように後ろの数字をキリのいい数にすることで、計算が楽になる。
一の位の数を移した結果、「20」や「30」になっても構いません。
Step②:一の位同士を掛け算する。
「14×15」の一の位同士を掛けるので、「4×5=20」
これは簡単ですね。
Step③:求めた2つの数字を足す。
Step①で求めた「190」とStep②で求めた「20」を足す。
「190+20=210」
これが「14×15」の答えとなる。
図解で説明すると下記の通り。
同様に、他の数字で計算してみよう。
87×84、45x45などでも、おみやげ算を使ってすべて計算できます。さっそく試してみましょう。
(例)87×84=
①87×84の右の「84の一の位の4」をおみやげとして、左の87に渡します。すると、87×84が、(87+4)×(84-4)=91×80(=7280)になります。
②その7280に、「87の一の位の7」と「おみやげの4」をかけた28をたした7308が答えです。
まとめると、87×84=(87+4)×(84-4)+7×4=7280+28=7308です
また、十の位が同じ数同士の応用例です。
165×14=の例:
(1)分配法則によって、「165×14=(160+5)×14=160×14+5×14」と変形できます。
(2)「165×14=160×14+5×14」の、「160×14」は「16×14×10」と変形できるので、「16×14」を、おみやげ算を使って 解くと、次のようになります。
①16×14の右の「14の一の位の4」をおみやげとして、左の16に渡します。すると、16×14が、(16+4)×(14-4)=20×10(=200)になります。
②その200に、「16の一の位の6」と「おみやげの4」をかけた24をたした224が、16×14の計算結果です。
これにより、「160×14=16×14×10=2240」と求められます。
(3)元の式に戻りましょう。「165×14=160×14+5×14」の、「160×14」は2240です。その2240に、(5×14=)70をたすと、「2240+70=2310」となります。つまり、「165×14=2310」ということです。
スムーズに暗算できたでしょうか。
しかし、残念ながら、おみやげ算は十の位が同じ数同士でしか使えない!
例えば、「28x15」をおみやげ算で計算できるのかを確かめてみよう。
1. 28+5=33
2. 33✕10=330
3. 8x5=40
4. 330+40=470
おみやげ算を使って暗算で計算すると、「28x15=500」になります。
次に「28×15」を電卓で計算すると「28×15=420」となり、おみやげ算で計算する答えと異なることがわかりました。
以上のことから「28×15」はおみやげ算で計算できないことが判明した。
こちらの場合は、「2本曲線法」を覚えると、簡単に暗算ができるようになります。
手順は下記の通りです。
2本曲線法がなぜ成り立つのか見てみよう。
ある2ケタの自然数の十の位をA、一の位をBとすると、その自然数は「10A+B」と表せる。もう一方の2ケタの自然数の十の位をC、一の位をDとすると、その自然数は「10C+D」と表せる。これをかけると:
「(10A+B)×(10C+D)=100AC+10AD+10BC+BD=100AC+10(AD+BC)+BD」 となる。
一方、2本曲線法は、前述の説明から「100AC+(AD+BC)×10+BD」と表せる。変形すると「100AC+10(AD+BC)+BD」となる。2つの式は同じなので、2本曲線法が成り立つ。
脳の訓練になるだけでなく、大人にとっても目からウロコの計算法です。ぜひ親子または、お孫さんと一緒に楽しく学んでください。
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老後資金としてどれくらいの金額が必要なのか?不安に感じていませんか?
老後に必要な生活費は、ライフスタイルによって変わってきますね。
1. 家族構成で変わる。2. 持ち家か、賃貸かでも変わる。3. 健康状態で変わる。などなど
日本人の老後の生活費がどれくらいかかるのかを調べてみた。
生命保険文化センターが行った2022(令和4)年の調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均23.2万円となっている。
ゆとりある老後生活を送るための費用として、最低日常生活費以外に必要と考える金額は平均14.8万円となっている。
その結果、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は平均で37.9万円となっている。→こちらのサイト(詳細はこちら報告の110頁)
実際に老後にかかる費用は、世帯によって異なる。老後を過ごしていくうえで、どのような費用が、いくら発生しているのか見てみよう。
65歳以上の夫婦のみの無職世帯の生活費内訳が、2021年(令和3年)の家計調査報告(→こちらの総務省統計局報告の19ページ)で見られる。
(*その他の消費支出:諸雑費、交際費、仕送り金)
255,100ー非消費支出(12,109+18,529)=224,462円
上記金額が、年金など受領金額で賄えているのかと言うと、18,525円/月が不足していると。つまり、不足分は貯金などから賄っていることになる。
私自身の場合、上記と比較すると、食料・嗜好品、住居、保険医療で各々約5割アップだ。年金で徴収されている住民税+源泉徴収税で上記直接税の約5割アップ、同じく介護保険料+国民保険+後期高齢者医療保険料、および民間の生命保険で上記社会保険料の約3倍だ。
一昨年まで、退職年金が入ってきており、不足分を賄えていた。来年以降は、年収が下がった確定申告により、住民税などが減ることが期待されるが、今後は、貯金を取り崩すことになる。
年金の経緯をグラフにしてみた。
年金の受領開始は、2017年の暮れからで、2018年の各数値を100%として、各年でどうなっているか見てみよう。
2017年まで働いており、収入があった。2020年に住民税がかなり減っているのは理解できるが、2022年に増えているのが??だ。
2021年から後期高齢者医療保険料の徴取が始まり、健康保険料が減った。
年金の支給額はほとんど増えていない。差引支給額の増額は微々たるものだ。
更なる、分析を続けてみよう!!
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まだ暑い日が残っているものの、朝晩は涼しさを感じる日が増えてきた。
夏場は外出する時に迷わず薄着を選んでいたが、これからは涼しさに合わせて服装の調節が必要になってくる時期だ。
今週に入り、雨とともに、一気に最低気温が下がり、18度を切る日が続いた。
(例年だと、秋冬の衣替えは10月初めだが、今年は暑い日が続いており、9月22日付けのウェザーニュース・秋の衣替え前線予想(最低気温18℃が衣替えの目安)は、当地横浜では、衣替えは~10月11日。予想は当たっていた。→こちら)
これに合わせ、今週は、衣替え、窓拭き、カーテンの洗濯などを行い、忙しかった。
窓拭きに合わせ、網戸の掃除も行った。例年、網戸掃除は、100均の網戸用お掃除クロスを使っている。→こちらの弊ブログ
マンションの上部の部屋で、かつ、建物の端の部屋に住んでおり、各部屋に網戸付きの窓があり、窓掃除・網戸掃除も大変だ。
リビングルームの窓・網戸:
キッチンの窓・網戸:
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毎年9月1日は防災の日、そして8月30日から9月5日までの期間は防災週間だった。
1927年9月1日に関東大震災が起こったこと、加えて、災害が多い時期でもあることから、「災害に備えつつ知識を深めるため」として、9月は防災月間とされている。
この機会に防災意識を高め、いざという時の備えについて見直してみましょう。
- 自宅での防災チェックシートで自分と家族を守るための備えがわかる。
- 災害時に必要な防災グッズや用意しておくべき備蓄品がわかる。
- いざという時に頼りになる、お役立ちウェブサイトを知っておこう。
私の住んでいる神奈川県の地震防災チェックシートを参考にして、チェックしてみよう。
1.まずは、万一の場合の避難場所を確認しておこう。
2.避難する折に、持ち出すものを確認・準備しておこう。
避難する折に、まず持ち出すのは、男性が15㎏、女性は10㎏程度が目安です。
スマホや携帯電話よりも、電池が長く持つラジオは情報収集の強い味方ですね。
ラップをお皿に巻いて使えば、洗い物の水がなくてもOKです。
3.巨大地震に備え、マイホームを耐震化しよう
例えば、神奈川県では、建築物の耐震化への補助制度がいろいろあります。→こちらなど
同様の補助が各地であると思います。
4.屋内の危険個所を確認しておきましょう
5.家族で身を守る方法を話し合っておきましょう。
6.津波に備えましょう
7.職場や外出先等での地震に備えましょう
いざという時に頼りになる、お役立ちウェブサイトの5選!
1.NHK News Web →こちら
2.国土交通省 防災情報提供センター→こちら
3.各自自体のポータルサイト→こちら
4.災害用伝言版(WEB171)→こちら(NTT東日本)NTT西日本の場合→こちら
5.国土交通省 防災ポータルサイト→こちら
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