![豊洲5](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/2d/bc2d9e1b9b80d815971ac66c1926d0ab.jpg)
30日の記者会見で、小池百合子知事は、「責任者を特定することは難しい」とする調査結果を発表した。→こちらの報道など。
「今回の事態を招いたのはガバナンス(内部統制)と責任感の欠如」と厳しく批判。
巨大組織に構造的な問題があるとして、縦割り打破などの組織改革に取り組む方針を示した。
左記の時系列表から見ても、豊洲問題の責任者、現在の都の無責任体制を作った責任者は、言い訳書類で、いかにも陳謝しているかの姿勢を示した”石原元知事”でなかろうか?
このようなガバナンスの不在ともいうべき事態は、盛り土問題に限ったことではないのではないかと疑問が湧く。13年半もの間、都知事を務めた石原氏は、こうした疑問に対して、「自分は関係ない」とは言えないはずである。
週3日ほどしか登庁しないで、役人に任せきりの体制にしてしまった責任も重い。このトップの態度が現場に与えた影響は大きい。
メディアももっと小池氏に応援し、石原氏をさらに追及すべきでしょうね。
また、チェック機能を果たして来なかった議会の責任も小さくない。←こちらの報道など
<追記>
石原慎太郎著「東京革命」わが都政の回顧録 によれば、1998年に東京都知事に就任以来、職を辞する2012年までの約14年間に、数多の制度改革と政策を実施してきた石原氏。
会計制度に複式簿記・発生主義を導入。都レンジャー(自然保護官)の立ち上げ。ディーゼル車排ガス規制。羽田空港再拡張事業。臨海副都心開発。不法移民対策・歌舞伎町浄化作戦。東京マラソンの実施。東京オリンピック招致運動……などと話題になった取り組みはあるが、---。
批判が無いと言うのは、何もしなかったのと同じではないか?
この著書の見出しに、「都知事は「足」で仕事を探せ」との見出しがあるが、真実を述べてはないですね。
また、2012年の尖閣諸島国有化が中国との関係を悪化させたが、発端は、彼が「東京都が購入」する取り組みを起こしたことに始まる。→こちら
(本件は主題からは外れているね(*_*; )
<追記2>
歴代5人の市場長のインタビュー結果で「盛り土問題の認識」がNHK NEWS WEBに掲載されているが、無責任の極みですね。→こちら
2006年7月から2009年7月まで市場長を務めた比留間英人氏:「専門家会議」が敷地全体に盛り土を行うよう提言した当時の市場長で、この時期に、内部で地下に「モニタリング空間」を設置する可能性について検討を始めましたが、具体的な検討は将来のことだと考えていたと。
2009年7月から2011年7月まで市場長を務めた岡田至氏:地下空間を利用する議論が行われていたとの認識はなかったと。
建物の下に地下空間が示された基本設計が完成した、2011年6月当時の市場長ですが、敷地全体に盛り土が行われていたと考えていた と。
2011年7月から2012年6月まで市場長を務めた、現在の副知事の中西充氏:建物の下に「モニタリング空間」が設置されることは認識していましたが、盛り土の上に建設されるものと考えていた と。
2012年7月から2014年7月まで市場長を務めた、塚本直之氏:「知っていたが問題だとは思わなかった」 と。
2014年7月から市場長を務めている岸本良一氏:地下の空間を視察しましたが、空間は盛り土の上に建設されている と理解していたと。
トップへ戻る(全体表示)