読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『賢者の贈り物』(中学生に紹介した本)

2023年01月03日 | じ~んと感動本
さて、昨年の話になってしまい恐縮ですが…そして、少し前の話のはずなのに完全に新年の空気感と違うのですが…12月最後の中学生国語道場クラスでご紹介した本について書かせていただきます。

中学生国語道場クラスの昨年の最終授業日は12/23。
翌日はクリスマス・イブ。
というわけで、こちらの本をご紹介しました。
 こちらは、O・ヘンリーの短編集です。
クラスでは、本のタイトルにもなっている『賢者の贈り物』と、O・ヘンリーという作家について簡単にご紹介しました。

若い夫婦のジムとデラ。
二人は心から愛し合っていましたが、お金には恵まれていませんでした。
デラはクリスマスに贈り物をするために、倹約して一生懸命お金を貯めましたが、すずめの涙ほどのお金しか貯められませんでした。デラはジムに心から喜んでもらえるものを贈りたいと思っていたのですが、この金額では買えそうにありませんでした。
そこで、デラはあるアイデアを思いつくのですが…

O・ヘンリーの短編はあっという間に読み終わりますが、心に深い感動を覚えるものばかりです。
クラスでは、この他に『最後の一葉』『とりもどされた改心』などを紹介しました。O・ヘンリーの短編は、英語の教科書や私立入試の長文読解でも取り上げられることがあります。その際に、あらすじを知っているのといないのでは、読みやすさが全然違います!
塾に置いてありますので、興味がある方は是非読んでみてください。

また、クラスでは、英語道場クラスの洋書多読教材として使っている、こちらの2冊もご紹介しました。
 
興味がある作家さんの本を英語で読むと、物語を楽しみながら英語を学ぶことができます。おすすめの英語勉強法です。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村  ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです!

塾教育ランキング ←こちらもクリックしていただけると嬉しいです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ねこになった少年』(小3に紹介した本)

2022年11月20日 | じ~んと感動本
先月のオンライン小3国語クラスでは、色々な本をご紹介しました。
その中の1冊を書きそびれていましたので、今回改めてご紹介します。
 絶版になってしまっているようで、Amazonにはお高めの中古品しかありませんが…名作です!Amazonレビューがこの本の魅力を伝えてくれていますので、今回はリンクを貼っています。

ある日、13歳のぼくは、街で絵を売る外国の青年から、古ぼけた眼鏡を買った。それはなんと、かけた人がねこになれる魔法の眼鏡。その青年がぼくに眼鏡をかけさせると…ぼくはねこになってパリにいた!!
野良猫になったぼくが見たものとは…!?

主人公は人間の13歳の男の子なのですが、ねことして様々な困難を乗り越えながら、友人やパートナーを見つけ、たくましく生きていきます。人生(ねこ生?)や核兵器などについて考えさせられる深いお話です。ネタバレになってしまうので内容は伏せますが、終章では泣きました…。

こちらは岩波少年文庫の作品ですが、この物語を少年少女の時期に読んでいるのといないのでは、精神年齢がかなり違ってくるのではないでしょうか。
この本をご紹介したときに、オンラインの生徒さんの保護者様と、私たちが子どもの頃に読んだ岩波少年文庫の話で盛り上がりました!小学生でも、かなり重い内容の本を読んでいたなぁと。

残念ながら絶版になってしまっている本ですが、図書館や中古書店では手に入ると思います。私は地元の図書館で借りて読みました。
正直、小3には少し難しいかもしれません。ただ、多感な時期に是非読んでいただきたい1冊です。
もちろん、大人の方にもおすすめです!

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村  ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです!

塾教育ランキング ←こちらもクリックしていただけると嬉しいです!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『マキオのひとり旅』(小3に紹介した本)

2022年10月11日 | じ~んと感動本
先週のオンライン小3国語クラスでは、テキストに載っていた長文読解問題の原典となっている本を2冊ご紹介しました。

1冊目は、こちらです。
 こちらは、4年前に小3国語クラスで読みました。
そのときのブログは、こちらをクリック!

授業では、名古屋に住む小学2年生から3年生になるマキオが、春休みに一人で行った東京で、いとこの5歳の女の子と突然二人で留守番をすることになってしまったいきさつを、簡単にご紹介しました。

本で起こる不測の事態の連続に、主人公のマキオと同じ年頃の生徒さんは、かなり驚いたご様子でした。

物語を読むことの良さは、登場人物の心情を追体験できることだと思います。

現実世界で自分が体験できることはわずかですが、物語を読むことによって、さまざまな状況を知ることができ、色々な感情を味わえます。
実際の経験に比べたら、読書で味わえる経験は想像の域にすぎません。
それでも、他者の気持ちを思いやったり、様々な視点から考えを巡らせたりするのに、読書をしている場合としていない場合では雲泥の差があるのではないでしょうか。
子どもの頃から読書を習慣づけるのは、大切なことだと思います。

ちなみに、こちらの本では、手に汗握る展開が待っています。
しかも、実際に起こりそうなことばかりで、同年代のお子さんだけでなく、保護者の方もハラハラドキドキしてしまうかも!?

1973年に発行された本ですが、今も読み継がれている名作です。
第19回読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれています。

2冊目に紹介した本は、次回のブログでご紹介します。
人気ブログランキング ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へにほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『教室にウサギがやってきた』(小3に読んだ本)

2022年09月03日 | じ~んと感動本
先週の小学生国語クラスでは、8月中ずっと読んでいたこちらの本が、最終回を迎えました。
 本の内容は、こちらをご覧ください

最終回は、2年3組のみんなのいいところを見つけて、お互いに紙で作ったマントに書き合う「すてきなマント」作り。そして、教室で育ってきたウサギのラックをウサギ小屋に戻すシーンです。
結末が分かっていても、やはり、読みながら涙がこぼれてきてしまいます。けれども、涙をこぼしながらも、声色を全く変えずに読めるのが私の謎の特技(?)。
マスクをしていること、そして、生徒さんが本の文章や絵に集中していたこともあって、おそらく気づかれなかったかな?(気づかないふりをしてくれていただけの可能性も大いにありますが…)。

涙が出てしまう文章を泣かずに読むには、まだまだ訓練が必要ですね!
プロの読み聞かせは、やはりすごい!
人気ブログランキング ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へにほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『教室にウサギがやってきた』(小3に読んだ本)

2022年07月31日 | じ~んと感動本
7月第4週から、小学生国語クラスではこの本を読んでいます。
 オンライン小3国語クラスでもご紹介したこちらの本(そのときの記事はこちらをご覧ください)。
絵本ではなく児童書なので、絵は少なく文字が多めですが、生徒さんが自ら選んで読むことになりました。ちなみに、当塾では読み聞かせ用の本をいつも何冊か用意してあり、その中から生徒さんが気に入ったものを読んでいます。生徒さんが選べないときは、私が選ぶ場合もあります。
「このお話は、小学2年生の教室で、クラスのみんなでウサギの赤ちゃんを育てた実話がきっかけで生まれたんだよ!」という話をしたら、興味津々で聞いてくれました。長いお話なので、1回の授業ではもちろん読み切れません(1回の授業の読み聞かせの時間は、およそ10分です)。これからも、何回かに分けて読むことになりそうです。
授業時間が終わったら、生徒さんは本を持って後ろの方の席へ。保護者様のお迎えがいらっしゃるまで、集中して黙読していました。

「読書は面白い」ということに気づいたら、子どもは自発的に本を読むのだなぁと改めて感じさせられました。

さて、7月に当塾で読んだ本は以上です!
面白そうな本がありましたら、夏休みに是非読んでみてくださいね!
人気ブログランキング ←いつも読んでくださりありがとうございます!ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです♪ 
にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へにほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする