読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『図書館にいたユニコーン』(小3に読んだ本)

2019年01月18日 | じ~んと感動本
先週の小3国語クラスでは、こちらの本を読みました。
図書館にいたユニコーン (児童書)
マイケル・モーパーゴ・作 ゲーリー・ブライズ・絵 おびかゆうこ・訳
徳間書店

こちらは、以前、こども新聞の書評欄で紹介されていて、お子さんたちから「読んでほしい」とリクエストがあった本
です。
かなり長いお話で、全部で8章あります。
前回は、第1章しか読めなかったので、まだユニコーンも登場せず
ただ、これから大きな事件が起こることが示唆されました。
のどかな村で、どんな出来事が起こるのでしょうか。

小3クラスでは、しばらくこちらの本を読んでいきたいと思います。
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『アナグマさんはごきげんななめ』(小3に読んだ本)

2018年10月10日 | じ~んと感動本
先週の小3国語クラスでは、『わすれられないおくりもの』に関連して、こちらの本を読みました。
アナグマさんはごきげんななめ (児童図書館・絵本の部屋)
クリエーター情報なし
評論社

こちらは、『わすれられないおくりもの』で亡くなってしまったアナグマさんが、生きていたころのお話です。

アナグマさんがふさぎこんでいるという知らせが、仲間の間に広まりました。
モグラとリスとウサギがアナグマに会いに行くと、アナグマは明かりもつけずに暗い顔で座り込んでいました。
リスやウサギが心配して明かりをつけると、「けしてくれ!」とアナグマ。
リスとウサギは、怒って帰ってしまいました。
けれども、モグラは暗い部屋に残り、アナグマのそばにいました。
アナグマの笑顔が見られないなんて、悲しくてたまりません。

アナグマは、ためいきをついてこう言いました。
「ぼくは疲れてしまったんだ。疲れて、なにもかも、うんざりなんだよ。」

モグラはアナグマを元気づけるために、ある計画を思いつくのですが…。


モグラのアイデアは素晴らしく、最後の場面には思わず顔がほころんでしまいます。

心が温かくなる絵本です。
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『マキオのひとり旅』(小3に読んだ本)

2018年05月18日 | じ~んと感動本
小3国語クラスでは、教科書準拠ではない、少しハイレベルのテキストを使用して学習しています。
テキストには様々な長文読解問題が載っているのですが、毎回出典を確認して、お子さんが「もっと読みたい!」と興味を示したら、原典を読み聞かせの時間に読むようにしています。

先週は、長文読解で扱ったこちらの本を読みました。
マキオのひとり旅 (創作子どもの本)
生源寺美子
金の星社

これは、小学2年生から3年生になる名古屋の男の子・マキオが、春休みに東京のおばさんの家で過ごした5日間の物語です。
ひとり旅といっても、楽しいところにあちこち連れて行ってもらったひとり旅ではありません。
おばさんの家では緊急事態が起き、マキオは5歳のいとこの女の子・ちあきと一緒に留守番をすることになります。

観光地へ行くような楽しい旅ではありませんが、ひとり旅を通して、マキオは大きく成長していきます。

こちらは、1973年初版の物語ですが、描かれているテーマは決して古びることはありません。
「あとがき」に、作者の生源寺さんがこの物語に込めた思いを書かれていますが、親の子どもに対する干渉は今も昔も同じようです。むしろ、今の方が激しくなっている気もします。
子ども自身が自分で気づいて成長する力を、しっかり伸ばさなければならないと改めて感じました。

そして、物語の登場人物の言葉遣いに品があるのも、このお話の特長です。
読んでいて、心が洗われる思いがします

こちらの本は長いので、前回読めたのは1章だけ…
来週以降も続けて読んでいく予定です
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『ウェン王子とトラ』(小5に読んだ本)

2018年05月17日 | じ~んと感動本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
ウェン王子とトラ
チェン・ジャイホン 作・絵 平岡敦 訳
徳間書店

昔、深い森の奥に、トラのお母さんが住んでいました。
トラは、子どもたちを人間の猟師に殺され、人間が憎くなり村の近くをうろつくようになりました。

ある晩、トラはついに村を襲います。
家を壊し、人や家畜を食い殺しました。
その日から、毎晩、トラは村を襲うようになりました。

トラが村を襲っているという知らせを聞いた王様は、兵を集めました。
そして、占い師のラオラオばあさんにトラ狩りがうまくいくかどうか、尋ねました。
ラオラオ婆さんは、こう答えました。
「兵を出してはいけません。そんなことをしたら、トラはますます暴れます。
トラの怒りをしずめる手立てはただひとつ。ウェン王子様をトラに差し出すしかありません。」
「私の息子を、いけにえにしろというのか?」王様はどなりました。
「ご心配はいりません。王子様が危ない目に遭うことは、決してないでしょう。」

結局、王様は王子様をトラに差し出すことにしたのですが…。


猛獣と少年…ジブリの『もののけ姫』を思い出しました。(『もののけ姫』は少女ですが…)
最初のウェン王子の可愛らしさ、そして、たくましく成長した後半のウェン王子が見どころです!
勇敢で正義感のある少年は、いつの時代も素敵です

お子さんたちは、「後半に登場するお妃さまがかっこいい!!」と口をそろえて言っていました

ちなみに、現在高校2年になるうちの息子も、久々にこの絵本を見て「あ、これ、かっこいいやつじゃん」と一言。
どうやら、「かっこよさ」が心に残る絵本のようです
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『アレクサンダとぜんまいねずみ』(小2に読んだ本)

2017年09月24日 | じ~んと感動本
9月第2週の小2国語クラスでは、お子さんからのリクエストでレオ・レオニのこちらの本を読みました。
アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし
レオ・レオニ  訳・谷川俊太郎
好学社

人間の家に住み着いているねずみのアレクサンダは、ある日、子ども部屋でねずみを見つけます。
でも、それはふつうのねずみではなく、おもちゃのぜんまいねずみでした。
ぜんまいねずみの名前はウィリー。
ウィリーは言います。
「ぼくは、アニーのお気に入りのおもちゃさ。みんな、ちやほやしてくれる。みんなぼくをかわいがってくれるよ。」
「ぼくは、あんまりだいじにされない。」アレクサンダは悲しそうに言いました。
でも、ウィリーはねじをまいてもらえないと動けないので、自由に動くことはできません。

アレクサンダはウィリーが大好きになり、すきをみてはウィリーを訪ねるようになりました。
仲良しになった二ひきは、色々な話をして何時間も楽しい時を過ごしました。

けれど、隠れ家の暗闇の中で独りぼっちの時、アレクサンダはウィリーをうらやみました。
「ぼくもぜんまいねずみになって、みんなにかわいがられてみたいなあ。」

ある日、ウィリーは不思議な話をしました。
「庭の小石の小道のはじの、きいちごの茂みの近くに、生き物を他の生き物にかえることのできる、魔法のとかげがすんでいるそうだよ。」
アレクサンダは言いました。「ぼくを、きみみたいなぜんまいねずみにかえられるっていうの?」

ぜんまいねずみになりたいアレクサンダは、魔法のとかげを訪ねるのですが…。


最後のシーンでは、アレクサンダとウィリーの友情に、胸が熱くなります。
そして、自由であることの素晴らしさを感じさせられます!
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