読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『ちいちゃんのかげおくり』(小3に読んだ本)

2020年08月30日 | 戦争について考える本
小3クラスでは、長文読解で「ちいちゃんのかげおくり」を学習します。
そこで、先週はこちらの本を読みました。
 ちいちゃんは、お父さん、お母さん、お兄ちゃんと暮らしています。
「かげおくり」という遊びをちいちゃんに教えてくれたのは、お父さんでした。
家族みんなでかげおくりをした翌日、お父さんは出征しました。
ちいちゃんとおにいちゃんは、かげおくりをして遊ぶようになります。
けれども、戦争が激しくなって、かげおくりはできなくなってしまいます。
そして、夏の初めのある夜、ちいちゃんの住む町に空襲警報のサイレンが鳴り響きます…。


ちいちゃんの最期を思うと、何度も読んでいるのに、やはり涙が…。

戦争の悲惨さ、平和の大切さを考えさせられる絵本です。
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『さがしています』(小5に読んだ本)、『ヒロシマ 消えたかぞく』(紹介したい本)

2020年07月22日 | 戦争について考える本
小5の教科書には、戦争、そして広島の原爆について考える『たずねびと』という作品が載っています。
そこで、先週はこちらの本を読みました。
 この本には、広島の平和記念資料館にある14点の「声なきカタリベ」が登場します。

原爆が落とされた時間で止まっている時計。
真っ黒い炭になったご飯と緑豆が入ったお弁当箱。
ボロボロの革靴…。

その一つ一つに物語があります。

つらい歴史ですが、それを知ることが同じ過ちを繰り返さないことにつながるのではないでしょうか。

お子さんたちも、静かに聞いてくれました。

ちなみに、ヒロシマつながりでもう1冊ご紹介したい本が。
今年の読書感想文の高学年課題図書の1冊です。
 この本の家族のお父さんは写真が好きだったようで、家族の写真を数多く撮っていました。どの写真も本当に素敵で、ご家族の幸せな表情が写っています。
家族でお出かけしたり、机に向かって勉強したり、川で遊んだり…。
ガラスに絵を描く表情や、扇風機の風にあたりながらヒラヒラする紙にじゃれる猫を見つめる笑顔…。
悲惨な写真は1枚もありません。
どれも、今の私たちと変わらない普通の家族写真です。
タイトルから想像がつくと思いますが、幸せそうな写真しかないからこそ、「こんなことがあっていいのか!?」という憤りを感じます。

この写真絵本は図書館で手に取ったのですが、途中から泣けてしまって、あわてて人がいない場所に行ってこっそり読みました。今でも思い出すと涙が出てくるほど…。
ぜひお子さんたちにも読んでもらいたいのですが、残念ながら、読み聞かせで泣かずに読む自信がありません…。
塾の近くの図書館にもありますので、ぜひ読んでいただきたいと思います!
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『へいわとせんそう』(小4、小6に読んだ本)

2019年12月07日 | 戦争について考える本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。

 小学生新聞で紹介されていて、生徒さんから「読みたい!」との声があった、こちらの本。『風が吹くとき』が長かったので、なかなか読めなかったのですが、ようやく読むことができました!
こちらの絵本は、平和なときと戦争のときを見開きで対比していくスタイルです。
「へいわのボク」と「せんそうのボク」
「へいわのかぞく」と「せんそうのかぞく」
でも、最後の方に登場するのは…、あれ?両方とも同じ絵?

戦争について考えさせられる1冊です。
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『風が吹くとき』(小4、小6に読んだ本)

2019年11月27日 | 戦争について考える本
先週の小学生国語道場では、こちらの本を読み終わりました。

 のどかな田舎町に核爆弾が落とされ、生活が一変してしまった老夫婦。
家に作ったシェルターに隠れていた二人は爆発で亡くなることはありませんでしたが、ライフラインが絶たれたり、放射能の影響が出てきたりすることで、少しずつ健康をむしばまれていきます。
長期にわたり電気や水が出ないのは、お子さんたちもこの9月に経験済みなので、神妙な顔で聞いていました。
爆弾投下から5日後、はっきりとした描写はありませんが、おそらく二人は亡くなります。

こちらで読む絵本はハッピーエンドが多いので、救いのない結末に、お子さんたちも、「え?こんな終わり方!?」と、少し衝撃を受けていました。
その後、核爆弾の人体への影響などについて、お子さんたちと少しお話ししました。

私が子どもの頃は、戦争についての学習をしっかり行っていた印象があるのですが、最近は、学校ではあまりそのような学習をしていないような気がします。
当時、小学校で広島の原爆や東京大空襲のときの悲惨な映像を見せられ、子どもだった私は強い恐怖を感じたので、現在の戦争教育のあり方は、もしかしたらその反動もあるのかもしれませんが…。

ただ、戦争の恐ろしさを知っているかどうかは、ものを考える上で非常に大切だと思います。塾では、歴史や社会に目を向ける絵本も、時々読もうと思っています。
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『風が吹くとき』(小4、小6に読んだ本)

2019年11月06日 | 戦争について考える本
先週の小学生国語道場クラスでは、先週に引き続き、こちらの本を読みました。
 先々週の読み聞かせの様子はこちら

核シェルターを家に作っているジム。
非常事態に備えて、14日分の食料も用意します。
おしゃべりをしながら準備を進めるジムとヒルダ。
そのとき、ラジオから臨時ニュースが流れます!
敵のミサイルがこちらに向かって発射されました。
残された時間は、あと3分少々…!

クラスでは、ミサイルが落とされるところまで読みました。
みんな、真剣に聞き入っていました。
続きはまた来週!
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