読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『てぶくろをかいに』(小4に読んだ本)

2023年04月23日 | 童話・昔話・名作
4月第2週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 寒い冬、真っ白な雪がどっさり降った日。
子ぎつねは遊びに出かけました。
まもなく、ほらあなへ帰ってきた子ぎつねは、ぬれてぼたん色になった両手を、母さんぎつねの前に差し出しました。
母さんぎつねは、子ぎつねの手を自分の手で包んでやりましたが、しもやけができてはかわいそうだから、夜になったら、町までいって、子ぎつねの手にあうような毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。
二匹は町の近くまで行きますが、母さんぎつねは、昔、友だちと町へ出かけていってとんだ目にあったことを思い出し、足が動かなくなってしまいます。
そこで、子ぎつねだけを町へ行かせるのですが…

きつねの親子の愛情、そして帽子屋さんの優しさ、人間の親子の愛情…
心が温かくなるお話です。

いもとようこさんの絵も、表情豊かで素敵です。
子ぎつねの無邪気な表情、母さんぎつねの複雑な表情…(生徒さんは、「この母さんぎつね、美人さん!!」と興奮していました)。

ぜひ読んでいただきたい絵本です。
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『きつねとぶどう』(小4に読んだ本)

2023年04月18日 | 童話・昔話・名作
4月第1週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 山の中のきつねの巣で、きつねの子が「お腹がすいた」とないていました。
すると、親ぎつねが言いました。「待っておいで、今おかあさんがおいしいものをとってきてあげる。」

親ぎつねは、食べ物をとりにいきますが…


親が子を思う気持ちが、痛いほど伝わってきます。
そして、子が親を思う気持ちも。

いもとようこさんの描く表情豊かなきつねが、素敵です。
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『ごんぎつね』(小3に読んだ本)

2023年03月30日 | 童話・昔話・名作
昨日(3/29(水))から明日3/31(金)は、塾の通常授業はお休みです。
私も、今日はのんびりモード。
というわけで、ブログでも書こうかな…と。(←結局、仕事が好き)

先週の小3国語クラスで読んだ本は、こちらです。
 
ひとりぼっちのこぎつね「ごん」は、村へ出てきては、いたずらばかりしていました。
ある日、ごんはいつもの調子で、兵十がつかまえたうなぎを、いたずらでとってしまいます。

しかし、その後、兵十のお母さんは亡くなってしまいました。

「兵十のおっかあは、とこについていて、うなぎがたべたいといったにちがいない。
 ところが、わしがいたずらをして、うなぎをとってきてしまった。
 だから兵十は、おっかあにうなぎをたべさせることができなかった。
 そのままおっかあは、死んじゃったにちがいない。
 ああ、うなぎがたべたい、うなぎがたべたいとおもいながら、死んだんだろう。
 ちょッ、あんないたずらをしなけりゃよかった。」
そう思ったごんは、兵十に償いをしようと思うのですが…。

いもとようこさんの描くごんぎつねは、表情が豊かでとてもかわいらしい!
そんなごんぎつねが迎える最期はあまりにも切なくて、何度読んだか分からないくらい読んでいる私ですが、今回もウルウルしてしまいました(でも、ウルウルでとどめました!)。
生徒さんも、静かに聞き入ってくれました。
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『注文の多い料理店』(小3に読んだ本)

2023年03月23日 | 童話・昔話・名作
今年度の入試が一段落し、少しゆっくり過ごしていました。
先日は、夫と共に近所の妙宣寺の枝垂桜を見に行きました。

我が家の近くには枝垂桜の名所がいくつかあるのですが、妙宣寺はその一つ。
桜はちょうど満開!
平日だったので人も少なく、ゆっくりお花見ができました。
ちょっとしたウォーキングにもなり、心も体もスッキリ!

さて、先週の小学生国語クラスでは、こちらの本を読みました。
(ちなみに、オンライン小3国語クラスでは、最近は勉強量が増えたため、なかなか本をご紹介する時間が取れていません…。そのうち、また本をご紹介できる機会もあるでしょう!)
 2月中旬から、生徒さんの大好きな、いもとようこさんの絵本ばかり読んでいるこちらのクラス。今は、「大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本」シリーズから、生徒さんのリクエストをお聞きして読んでいます。

今回は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」。
少し怖いこちらのお話ですが、いもとようこさんのかわいらしい絵のおかげで、怖さが緩和されている気がしました。
まぁ、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などの怖い話に慣れている今のお子さんたちにとっては、怖くなかったかもしれませんが…。

宮沢賢治の独特の表現が、生徒さんには興味深かったようです。
いつ読んでも、宮沢賢治の作品には古さを感じませんね。
改めて、このような作品がいつまでも読み継がれていき、名作と言われるようになるのだなぁと実感しました。
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『きつねの窓』(小3に読んだ本)

2023年03月07日 | 童話・昔話・名作
先週の小3国語クラスでは、こちらの本を読みました。
 ある日、鉄砲を担いで山を歩いているうちに、道に迷ってしまった「ぼく」。歩いていると、初めて見る広々とした青いききょうの花畑にたどり着きました。
空恐ろしいほどの美しさに、ぼくは引き返そうとしますが、このまま引き返すのがもったいなくなり、少し休んでいくことにします。
すると、ぼくの目の前を、子どもの白ぎつねが走りました。
ぼくは、親ぎつねを仕留めるために、きつねの巣を見つけたいと思い、鉄砲を抱えて必死で後を追いましたが、花の中にきつねは忽然と姿を消しました。
そのとき、後ろで「いらっしゃいまし」と変な声がします。
すると、「そめもの、ききょう屋」という青い看板と、紺の前掛けをした子どもの店員が一人、立っていました。
ぼくは、その店に入っていくのですが…

とても不思議で切ないお話です。
小6の国語の教科書に載っているお話ですので、小3の生徒さんには難しいかもしれないと思いながら読んだのですが、そんなことはなく、熱心に聞いてくれました。

読み終わった後、生徒さんが内容について色々考えたことを教えてくれて、嬉しかったです!
授業後、生徒さん自身で読んでいた本もありますので、そちらは次回のブログでご紹介します。
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