読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『絶望の隣は希望です!』(小5と読んだ本)

2025年01月05日 | 哲学・生き方の本
昨年の話ですみませんが……
12月初めに地元の図書館へ行ったら、本の36ページ目の一部だけが紹介されていて、本のタイトルや著者名は分からない「シークレットブック」のような企画、「Book36~36ページ目の言葉たち~」が行われていました。

なぜ36ページ目なのかというと、山武(さんむ)のごろ合わせの36から。

その文章やキーワードをもとに、私が選んだのがこちら。
中を開くと……

こちらでしたー!
 
実は、11月から12月の初めにかけて、小学生国語クラスで「アンパンマンの勇気」という文章を勉強していたのです。

この本をクラスに持っていったら、「すごい偶然!!」と生徒さんも大興奮!
……というわけで、クラスではアンパンマン誕生秘話が書かれている「第5章・どん底の僕を救った『アンパンマン』」を読みました。

自分の顔を食べさせて人を助けるアンパンマンが生まれた背景は、教科書の文章「アンパンマンの勇気」にも載っていましたが、こちらは初代アンパンマン(アンパンを配るおじさん)の話から始まり、その後アンパンマンが国民的人気になっていく様子が詳しく書かれています。

「顔を食べさせるなんて残酷だ」と大人たちからクレームが来たアンパンマンを、最初に好きになってくれたのが3歳児から5歳児の子供たちだったのがスゴイ!(今でもそうですよね!)

ちなみに、この第5章は、ただのアンパンマン誕生秘話だけでなく、「この世は善と悪、光と影でできている」ということまで描かれています。バイキンマンが登場するようになったきっかけ、そしてバイキンマンを丁寧に描くことで、アンパンマンが光ってくるということ。やなせさんが92歳のときの著作ですので、書かれている内容が深いです!
生徒さんも熱心に聞いていました。

その他の章では、やなせさんの生い立ちや奥様との出会い、アンパンマンが誕生するまでのあれこれ、奥様の病やご自分の体調のことなど、大人向けの内容なのですが、こちらの本に載っている言葉、「人生、一寸先は光です」という通り、色々な困難がありながらも精一杯楽しく人生を楽しまれているご様子が印象に残りました。

私も、子育てが一段落し、人生の折り返し地点も多分過ぎたと思われますが、この本を読んで、これから年を重ねるのがますます楽しみになりました。

「大切なのは、今日1日を精いっぱい生きること」
この言葉に尽きますね!
まずは、今この瞬間を精一杯生きようと思います。

「一生懸命やれば、人を喜ばせることができます。それでいいんです。」

やなせたかしさんの名言だらけの1冊でした!!
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コメント
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