読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『さがしています』(写真)

2013年09月04日 | 戦争について考える本
小6の学校の国語教科書には、『川とノリオ』という、ヒロシマの原爆と戦争をテーマにしたお話が載っています。

そこで、今日の小学生国語道場では、こちらの本を読みました。
さがしています (単行本絵本)
作・アーサー・ビナード 写真・岡倉禎志
童心社

この本を書いたアーサー・ビナードさんは、日本語で詩作、翻訳をされている、アメリカ人の方です。

アーサーさんの日本語は洗練されていて、私は最初、外国の方が日本語で書いているとは気づきませんでした。
(作者名や説明を改めて読んで、驚きました

ここに載っている14点の「もの」は、ヒロシマの「ピカドン」のカタリベです。

中学生の軍手、女の子のお弁当箱、女性のワンピース、中学生の靴…
これらの持ち主は、皆、ヒロシマの原爆で亡くなりました。

遺された「もの」たちが、あの時のことを語ってくれます。

感情的になりすぎない言葉が、聞く者の心に響きます。


お子さんたちも、静かに聞き入っていました。
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