先週の小3国語オンラインクラスでは、テキストに載っていた文章が収録されているこちらの本をご紹介しました。
この本には、イタリアの昔話が15話載っています。
テキストに載っていたお話は、「やせたメンドリ」です。
貧乏なおばあさんに飼われていて、あまりえさがもらえなかったメンドリがいました。メンドリは太ることができず、たまごを生むこともできません。そこで、メンドリは山へ行って太ってくることにしました。
すると、山のふもとで、キツネが一匹しげみから出てきて、メンドリに飛びかかろうとしました。メンドリはキツネに「こんなにやせていては、おなかの足しにもならないでしょう。これから山へ太りに行くところです。夏の間にたまごを生んで、生まれた子どもたちも、大勢連れて帰ってきます。それまで待っていてくださいな。」と約束します。
メンドリは山につくと、草や木の実をいっぱい食べて太り、そしてたまごも12個生み、ひながかえりました。
やがて、秋になったので、メンドリはおばあさんの家に帰ることにするのですが…。
メンドリの知恵に感心させられるお話です。
他にも、「赤ずきん」に似た話があったり、幽霊や骸骨が出てくる少し怖い話があったり、様々なタイプのお話を楽しめます。
訳・再話を担当された剣持弘子さんによる「あとがき」も読みごたえがあります。子育てと並行してイタリア語を学ばれ、留学までされた剣持さんの生き方にも感銘を受けました。私も、年齢にとらわれず、いつまでも挑戦する気持ちを持ち続けていきたいです。
また、再話協力を担当された「語り手」の平田美恵子さんによる、「お話について 語る人のために」も、とても勉強になりました。読み聞かせの参考になると思います。
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