みなさん、こんにちは。
今回は妊娠の心臓への影響です。
妊娠により心血管系・体液に変化が生じます。
これらの変化は最終的には心仕事量の増加につながります。
心臓病の患者が妊娠すると、心臓病と妊娠による二重の負担が生じ、妊娠中、分娩時、産後の心臓ケアが必要となります。
今回はまず、正常妊娠中にみられ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はCXR in CHFです。
特徴は肺うっ血に伴う変化です。
すなわち、肺静脈うっ血（肺静脈圧または肺毛細管圧が15 mmHg以上）です。
①肺血流の肺尖部へ再分布（redistribution）
②上肺静脈の拡大
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は心不全の症状についてです。
① 呼吸困難：労作性呼吸困難は心不全の早期からみられる症状で、その程度から心不全の重症度分類（NYHA分類）がなされる。
② 起坐呼吸、夜間発作性呼吸困難、ベンドプニア
③ 浮腫：右心不全の症状は体静脈のうっ血症状であり、下肢より始まりますが、右心不全の多くは左 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は心不全の病態生理についてみてみましょう。
心不全とはより末梢組織の需要に見合うだけの充分な血液を心臓が駆出できない状態です。
代償機序として、心室充満圧は上昇し、末梢組織・臓器にうっ血が現れる。
神経体液因子の異常もみられます。
心不全の代償機序として心臓の拡張・肥大 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
呼吸困難の原因は重篤度と緊急度の高い疾患が含まれますのでその鑑別は大切です。
呼吸困難の発症形式から以下のように鑑別を行うことができます。
① 突発性呼吸困難; 発症形式が分単位
気胸、心筋梗塞、肺塞栓、誤嚥性肺炎、溺水、気道内異物、ガス中毒
② 発作性呼吸 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
めまいの鑑別では持続時間とフィジカルもポイントになります。
めまいの持続時間
●持続性→前庭神経炎、脳幹部・小脳の脳血管障害（Wallenberg症候群など）
●一過性→末梢性めまい
●突然起こる動悸、呼吸困難、めまい→panic di . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
患者さんの訴える「めまい」は古典的に大きく以下の3種類(＋α)に分けられる。
① 真性めまい（vertigo）:周りまたは自分が回るか動くように感じる幻覚
② 失神前状態（presyncope）：血の気が引くような感じ
③ 平衡障害（disequilibrium）：歩 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
失神の鑑別診断は、主に病歴、身体所見および12誘導心電図検査で行われます。
失神の起こったときの詳しい状況（急に起立した、排尿や排便後、激しい咳、労作時、精神的ショックなど）、使用している薬剤、随伴症状（動悸、胸痛、背部痛、顔色、舌咬、失禁）、持続時間、目撃者の証言などを聞き出しましょう。
身体所 . . . 本文を読む
