東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

タウンウォッチング 淑徳大学公開講座IKEA & 豊洲で新鮮体験

2007-04-10 23:31:08 | 豊洲・船橋
 今日は、淑徳大学の社会人向け公開講座で、IKEAと「ららぽーと豊洲」へ行ってきました。
 IKEA初体験という方には、衝撃を与えるらしい。私のいささか皮肉めいた解説もものかわ、皆さんここぞとばかりお買い物するわするわ、恐れ入りました。特に、女性の方の逞しさに脱帽。女性には、ショッピングが(生き甲斐)の1つであることを再発見した気がしました(*参加者の半分くらいは女性)。 プライスの安さの衝撃が第1だが、今までにないデザインの斬新さが魅きつけるらしい。
 
 豊洲では、19世紀製というパイプオルガンの演奏に聞き惚れましたが、ここでも女性の感受性が勝るように思えました。浮世絵美術館や石川島造船所の遺構であるドックと跳ね橋、子供のお仕事体験タウン「キッザニア東京」の爆発的人気(もの凄いという表現が当たる客待ち行列)…など、モノよりコトに新鮮さを感じたようでした。
 道々、渡辺淳一の「鈍感力」に話が及び、盛り上がった1日となりました。タウンウォッチングは、ストレス発散~長生きの効用もある事を実感。
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タウンウォッチング 新製品こそ「成長エンジン」② ミニに着眼

2007-04-09 22:08:39 | 新製品・商品ネーミング・キャッチコピー
 六本木DONQと言えばパンで有名な店。エキナカなどに積極的な出店をしているが、「MINI ONE」という(ミニ)に特化した店がヒットを飛ばしている。
 アイテムは、一口サイズのミニクロワッサン(画像)、ミニチョコクロワッサンに加え、ご豆っち(餅)(画像)の3種類、勿論店頭での焼き上げで、100㌘単位の量り売り。クロワッサンは定番で、餅の方は抹茶入りの「緑(りょく)っち」など月替わりで変化を持たせている。
 小さいことの長所は、食べやすい、散らばらない、単価が低く買いやすい…など、焼きたてのパフォーマンスと相俟って、いつも行列する繁盛店。
 谷中に福丸饅頭という一個10円のミニ饅頭単品勝負で、行列繁盛店がある。こちらも一口サイズで安く(10個単位)、並んでいるとつい買ってみようかという好奇心を刺激させられる。いずれも飛び切りの味という訳ではないが、ちょいとお茶菓子代わりの気軽さが受けている。いわば、C級グルメといった処か。
 …かと思えば、ビッグバーガーのような大きいサイズもヒットしているという。あの巨大なサイズのハンバーガーをどの様にして食べるのか、不思議でならない。
 
 まとめ買い、大きいサイズのお得感と対極のミニサイズに着眼した発想は、お洒落で可愛い感じもする女性向きで、大食漢の少ない日本人に向く素地があると思う。定着する可能性の軍配は、(ミニ感覚)に上げたい。
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タウンウォッチング 六本木情報⑦ミッドタウン ディーン&デルーカ

2007-04-08 21:56:47 | 赤坂・六本木・麻布
 NYから上陸したという「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)」(ガレリアからミニ竹林越しに見た画像)。総菜から、水、スパイス、ピクルス、ケーキ、ワイン、チーズ…その他色々。更に各地の著名和菓子まである。聞くと、食のセレクトショップとのこと。チーズなど、注文に応じて、細かくカットしてくれたりする。かなり大きなスペースを取り、一寸したイートイン(ガラス面から見えるカフェ)もある。
 連れのキャリア女性も、大いに感激、納得していた所を見ると、いかにもOL、キャリアに受けそうな現代的ショップである。立ち寄ってみたい店である。ミッドタウンの中の繁盛ショップになると見た。*因みに、DEAN & DELUCAとは、DEAN さんとDELUCAさんという2人の創業者の名前からつけた店名とのこと。
(*タイトルの文字と背景、文中の画像サイズを一新しました。気分新たに、面白く、フレッシュな情報と安岡流ミニ戦略論を掲載していきます)
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タウンウォッチング オルセー美術館展を観る(特別企画)

2007-04-07 13:23:35 | 墨田(スカイツリー)・淺草・上野・谷根千
 安岡が主宰している「イムスクラブ」で、3/28日上野の東京都美術館へ「オルセー美術館展」を観る…という企画で行ってきました。
 「オルセー美術館」は、ミロのヴィーナス、モナリザで有名な「ルーブル美術館」と並ぶ、パリの代表的美術館として世界的に知られている。オルセー美術館は、特に19世紀後半の「印象派」作品が多いとあって、馴染みの作家が多く日本人にも人気が高い。
 印象という言葉は、自然の変化を捉えようとする考え方で、マネの「印象-日の出」に由来する。この新しい画法の流れを組むグループが「印象派」と呼ばれるようになり、マネ・ドガ・シスレー・ルノワールなどから、後期ではセザンヌ・ゴッホ・ゴーガンなど、お馴染みの作家達が輩出し、抽象画と異なる自然な美しさは親しみやすく人気が高い。…という訳で、大変な人出でありました。落ち着いて、鑑賞できないほど一点に集中するのが、日本人の特性とあっては仕方がないとあきらめる。
 個人的には、人物画に惹かれる。それも「美人画」が魅力的だ。美しいものは「快感」を呼び、醜いものは「不快」を呼ぶという(蛇足 美人一得と言う!?から、綺麗な人は大いに“美しさ”を武器にしたら良い)。…と言う訳で、好きな絵のポストカードを3点数枚購入した(画像)。左から、ルノワール、モロー、マネ…いずれも有名な美人画だ。可愛い少女、美しい肉体、印象的なまなざしの美女…思わず魅かれてしまった。絵筆を持つマネを囲んだ、印象派の面々を画いたルノワールの作品にも魅せられた。
 折しも、桜満開のお花見、ドンチャン騒ぎの陣取りと至る所にあるゴミ捨てバッグの無粋な風景を横目で見ながら、浅草寺へと向かい、観音様裏手の一寸風情のある豆腐料理「川風」で、余韻を楽しみ歓談した幸せな1日でした。
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タウンウォッチング 六本木情報⑥ミッドタウン リステア

2007-04-06 22:36:38 | 赤坂・六本木・麻布
 六本木ミッドタウン は、とんがった富裕層が対象か! と言いましたが、(とんがった)という点での筆頭は、スーパーブランドのセレクトショップ「リステア」だろう。神戸発のブティックというイメージだが、ミッドタウンでは徹底した(ラグジュアリーなもてなし)を追求したという。
 一見、入口と見まがう金庫の扉が有り(画像)、「CLUB2.55」とあるのは、ディスコのクラブをイメージした一種の(だまし絵)的な遊び心である。
 別のホントの入口を入ると、暗~い店内には、コンシエルジュ的カウンターがあり、BGMはディスコミュージックそのもの。入口付近には、特別展示のシャネル・オーデコロンのディスプレイがあるが、ハイプライスの方で5万円、すそ値は3万円。
 更に進むと、オープンに合わせたシャネルのスペシャルバージョンのバッグが回転ディスプレイされている。プライスは、パーティに持つようなセカンドバッグで、40万から70万位とのこと、ヴィトンよりハイプライスの感じ。
 メゾネットで2階へ上る壁面には、シャネルの主任デザイナー、ラガーフェルドの等身大立体像が浮き上がっているという凝りよう。2階が商品のメインフロアで、スーパーブランドのセレクトショップ(単一ではなく、いろんなブランドを選び揃えた、品揃え型ブティック)。ここでは、20万、30万という金額はお小遣いみたいな錯覚に陥りそう。
 可笑しかったのは、とても場違いのように見えた(失礼)おばさん2人組が、熱心に品定めしていたこと。いや、たくましき日本の中年女性パワーを見せつけられたか。こういう女性がパッパッと買い物しているのかも知れない。富裕層は、底知れない感じもした。
 とんがったと言えば、フードコートも変わっている。定番の麺類は一切無さそうだし、店内は暗く、聞こえるBGMも明らかにディスコミュージックだ。つまみも400円、500円のプライスでちと高い。ちょいとビール一杯と飯の積もりが3.000円そこそこ掛かった。しかし、混んでいた。
 この日は、秘密めいたシュウウエムラ・サンクチュアリとリッツ・カールトンにも行ってみた。ウエムラのメンズエステは一度入ってみたい聖域(サンクチュアリ)であった。リーズナブルコースで90分27.000円。
 ホスピタリティが前評判の高いリッツ・カールトンのロビーで飲むコーヒーが1.600円……!! さすが、五つ星ホテルのプライスだ。やっぱり富裕層でなくては、味わえないサービスだろう。「ミッドタウン」のコンセプトは、(上質な日常)とのことだが、万事プライスはワンランク上を実感させられる。
 それにしても、リッツ・カールトンのスタッフや店内のアテンダント(案内係)の親切なこと。いかがわしくも、しつこいおじさんににこやかに、しかもユーモアで応対するところはさすがと言うべきだろう。

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タウンウォッチング 鎌倉の桜・妙本寺の海棠(かいどう)

2007-04-05 22:12:39 | 鎌倉・江の島・湘南
 桜を追いかけるように咲くのが、ピンクに色づいた「海棠」。バラ科の小高木で、淡紅色の五弁花が可愛らしい。
 自宅近くの散歩コースで、春は、妙本寺の境内は桜から海棠(画像)へと華やぐ季節を迎える。永井路子さんご推奨のお寺で、騒々しい人出がないのが良く、この季節、鶯のさえづりも微笑ましい。裏手の小高い山には、「祇園山」なんて可愛い名前が付いており、北条高時の腹切りやぐらへ続く小ハイキングコースになっている。
 穏やかな春の風情も、歴史を辿れば、ここは血なまぐさい匂いを残す場所でもある。源頼朝の嫡男、頼家の乳母方御家人の比企能員の屋敷跡で、頼朝亡き後北条に襲われ、滅亡した処。比企一族の墓があり、この辺りを比企が谷(ひきがやつ)という。麓の六角堂の幼稚園にその名を留めている。
 更に、文士が多く住んだ鎌倉らしい逸話も残っている。小林秀雄が、親友である中原中也の女性と恋仲となり、境内の海棠の木の下で、中也に別れ話を迫ったという。寺では、知ってか知らずにか、このいわれのある海棠を柵で囲み、大切に保存しているから、粋な計らいのような、可笑しいような…なんとも微笑ましい。
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タウンウォッチング 淑徳大学公開講座のご案内

2007-04-04 21:27:34 | 豊洲・船橋
 淑徳大学では、社会人向け教養・趣味講座にタウンウォッチングを開講しています。講師は、タウンウォッチングの達人を自認する私、安岡です。一般の中高年男女の方で、世の中の動きを新しい商業施設や店に接する事で感じ取り、新鮮な感性を保っていこうと言う方をイメージしています。
 開催日が迫っていますが、遅まきながらご案内致します。

◎淑徳大学 公開講座 C-030 タウンウォッチング 春期第1回
◆コース 南船橋「IKEA」~「ららぽーと豊洲」
◆07/04/10(火) 集合11:00(JR京葉線「南船橋駅」改札口)  
◆参加費 4.000円 (資料、ガイド料)◆現地集合・現地解散
◆問合わせ・申込み 淑徳大学池袋キャンパス℡03-5976-7061 FAX 3988-7470 
 
 スウェーデンの家具店【IKEA】が旋風を巻き起こしています。低コストとデザイン、ライフスタイル・ショップとは何か。伝統的家具店の概念を突き崩した発想が日本に根付くのか?世代の価値観のギャップも考え合わせて、ウオッチングします。
 豊洲に新商業施設【ららぽーと豊洲】がオープン。地区再開発で、住民構造ががらりと変わる劇的な構造変化。三井不動産がデッサンする準都心の商業施設が果たして、定着するのか。時代の流れを体感し、(変化への適応)という事を考えて見ます。色々な文化施設があり、19世紀のパイプオルガン(画像)、浮世絵美術館、造船所があった施設を残した跳ね橋など楽しい。店舗では、(子供のお仕事体験タウン)という「キッザニア東京」が超人気(但し、子連れでないと入れません。残念!)
(*タイトルをクリックすると大きな画像で見られます)














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タウンウォッチング 鎌倉の桜・本覚寺のしだれ桜

2007-04-02 22:23:20 | 鎌倉・江の島・湘南
 4/1の日曜日は快晴、お花見にうってつけの暖かい日になった。桜満開で何処も大変な人出だった。私の住む鎌倉も大賑わい、近頃は高齢者がめっきり増えたが、この日ばかりは老いも若きもといった感じで、世の中、憂さを忘れた(平和)を楽しんだようだ。
 写真は、住まい近くの本覚寺の境内に咲くしだれ桜。一寸前の撮影だが、皆さん良く知っているらしく、カメラマンが大勢来ていました。残念ながら、私のデジカメでは実物のように綺麗に写るのは難しいらしい。しだれ桜は少ないので、チョッピリ楽しんで戴ければ幸い。(*タイトルをクリックすると画像が大きくなります)
 お話し戻って、4/1のこと。鎌倉さくらの名所、八幡宮参道の桜満開の「段葛」(だんかずら)を通って、ミカドで珈琲を買い、小町通りを駅方向に戻ったが、いやあ大変な人出でビックリ! 何しろ前がつかえて思うように歩けない有様。あきれるやら、「ここで商売出来なきゃ、余程のぼんくらだなあ」なんて思っちゃいました。
それにしても、駅裏側の御成通りという商店街との人出のあまりの違いに立地の克服の難しさを考えさせられちゃいました。しかし、捨てたモノじゃない。ネット社会は、商圏の可能性を無限に広げられるチャンス社会である事を思い起こせば、未来は明るいのだ!!…。
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タウンウォッチング 六本木情報⑤ミッドタウン速報

2007-04-01 14:44:21 | 赤坂・六本木・麻布
六本木ミッドタウン…とんがった富裕層がターゲット!?
今年最大の話題、「六本木ミッドタウン」が、3/30オープンしました。一足早く(スペシャルプレビュー招待)で25日に行ってきました。感想の第一報と言った所。
全体を概観した所では、コンパクトにまとまっていて、解りやすそう。庭園の一角に、「デザインサイト」(画像)という(日本のデザインを世界に発信する)という意図の安藤忠雄設計の建物が緑や花とマッチして美しく、散策の雰囲気が似合う。広尾ひらまつが、英国のデザイン大御所「コンラン卿」と組んだボタニカというレストラン・テラスが庭園を見下ろす位置にあり、気候の良い時にはさぞ気分がよさそう。六本木ヒルズは建物や道路構造が分散しており、解りにくいのに対して、こちらは(落ち着きのある独立した空間の広がりに浸る)というイメージ。
 店舗は130位で、それ程多くないが、一店当たり面積は大きい。ファッションでは、神戸の「リステア」が奇抜なアイデア空間の(究極のもてなしという贅沢空間)で話題の海外ブランドセレクトショップ。メンズジュエリーの「ハリーウィンストン」やシガーショップ、「サロンバーYOL」など大人の男を対象とする店も目に付く。エステや健康診断の出来る「ドッグデイズ」というワンちゃんのお店は(お犬様時代の再来)を想い起こさせる。その他、無印良品が海外バージョンの「MUJI」でワンランク上のラインを展開したり、NYから進出した「ディーン&デルーカ」は、総菜からワイン、和菓子まで揃える食の大型セレクトショップで、キャリアから奥様族まで超人気の店となりそうだ。
 富裕層が狙いだが、更に絞られた都会派のとんがった24時間族がメインターゲットとなりそうだ。これから何かと六本木ヒルズと比較されるだろうし、六本木のイメージも変わって行くに違いない。
(*タイトルをクリックすると大きな画像で見られます)

◎「六本木ミッドタウン~国立新美術館」ウオッチング◆参加者募集中
(国際経営者協会主催)
◆07/04/20日(金)11.00~17.30
◆集合AM11.00・JR「東京駅」八重洲側中央改札口
◆参加費 一名18.000円(消費税込)*体験型昼食会費、移動交通費、入館料、レシーバー使用料など含む
(*体験型昼食は、英国コンラン卿プロデュースの広尾「ひらまつ」New業態、モダンヨーロピアン料理を予定)
◆ガイド講師 タウンウォッチングの達人・安岡裕二(経営コンサルタント)
  
◎「国立新美術館」(07/01/21)
国内最大級展示スペース&波打つガラス壁デザインが話題。
この日は、パリ印象派の世界から集めた「モネ」大回顧展とモジリアーニ、シャガール、フジタなど「パリの異邦人達のパリ1900~2005」と題する2つの展示会があり、どちらか選んで鑑賞します。
※申込み・お問い合わせ
「国際経営者協会」港区芝5-13-11 ℡03-3451-6410 FAX03-3798-1425
 

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