「お守り」の役目を期待して、いつも旅行保険に加入しているが、今回ばかりはお守りにはならず、本当の保険として本来のお世話になってしまった。
カメラに夢中で20cmほどの段差を踏み外しただけであるが、年のせいなのだろう、経験した事のない激痛が走った。それでも翌日はローマから帰国なので、痛みをこらえながら関空に着いてズボンを巻くって見ると、見事に左の膝が腫れあがり歩行も困難なくらいになっていた。
それでも、大した事はないと我慢したのだが、3週間が経過しても一向に回復する兆しが無く、しぶしぶ受診したら、半月板がグチャグチャと医師に言われ手術した。ここまでは、以前本文にも書いた通りである。
これからが本論である。通常保険金を受け取るためには、いかなる手続き・書類が必要かなどあまり聞きもしないで加入しているのである。
大事になった場合には、それなりに周りが気を配り必要な書類なども落ち無く入手できるのだろうが、小生のような、当初保険のお世話になるなど思いもかけないようなケースの場合は、厄介な事が生じる場合もある。
当初事故による傷害という認識は全く無く単なる軽い捻挫くらいに思い、事故証明書の事など考えつきもしなかった。 帰国後手術などが必要といわれてから、子供達が騒ぎ出し、電話で旅行会社(保険の代理店でもあった)に相談した。
直ぐに添乗員さんが記入した「事故証明書」なるものが郵送されると共に、保険会社にも連絡を取ってくれ書類一式が送られてきた。
あいにくとオプショナルツアーで、添乗員さんは他のグループをアテンドし、小生のグループは現地ガイドのみとなり、添乗員さんは現場確認をできる状態には無かった。
また、小生もみっともなさが先に立ち、帰国・解散まで一切誰にも報告して居なかったため、事故証明を書くにも添乗員さんは苦労された事と思っている。
海外旅行では、体調不良や怪我など、その大小を問わずこまめに添乗員さんに報告しておくと、万一の時何かと便利であろうと言うのが、小生の反省点であった。
追記:
帰りの機内で、簡単なメモでも書き添乗員さんに渡しておくと、添乗員さんも事務処理が楽であろうと思う。
なんといってもも安全衛生に注意することが第一であるが・・・。