6月初旬より悩まされている両眼複視であるが、垂直方向の複視が一時収まったかに思えたが、再発し当初水平方向の複視からさらに垂直方向の複視もミックスする左上45度方向にずれる現象が続いている。
日によって軽くなったり重くなったりで、物を見るのに困っているのが現状である。当然、車の運転などは不可能で、出歩くことが大変不自由である。
MRIの写真で数箇所ある白い部分がラクナ病変(末梢血管の梗塞)であるが、いずれも古いものだそうであった。
MRI診断の所見は、以下の通りであった。
両側大脳白質に慢性虚血性変化やラクナ病変が散在するが、新鮮梗塞巣はありません。
出血や腫瘍もありません。
脳室の拡大(-)
脳血管にも明らかな狭窄はなく、脳動脈瘤もありません。
眼窩内にも異常は指摘できません。
結論としては、目の病気ではなく、脳の障害から起こっていると言うのだが、それでもMRIによる確証は無いのである。
推測の域を出ないが、ごく小さな末梢の梗塞が視覚をつかさどる部分に起きたと考えている。
あとは、脳のバイパス機能が働いて視覚が正常に戻る事を期待すると共に、これ以上ラクナ病変が進まぬように、血液凝固を妨げる薬の投与を受けているのである。