三十年以上も前の事、大阪で会合の後、東京での会合と、二段出張だった。
大阪の会合後、同席の同業他社の人が親切心で大阪駅まで車で送ってくれることになったが、免許取りたての彼は、途中コンクリートの壁に時速10kmくらいのスピードで衝突してしまった。
乗り合わせた同業者他社の2名も同様に体に青あざをつくってしまったし、小生は、助手席の後に乗っていたが、ものすごい力で前方にたたきつけられ、あちこち青あざと痛みを感じる状態になった。
(この当時は、後部座席にはまだシートベルトが装備されていなかった)
それから、夜行寝台列車で東京に向かったのだが、寝台の中や東京での仕事中痛みに苦しめられた。
これが現在までの最初で最後の衝突事故経験であったが、衝突の恐ろしさが身にしみたのである。
そんなわけで、何故日本では、後部座席のシートベルト義務化をしないのか不思議に思っていたが、6月漸く実現したのである。これも遅きに失したお役所仕事の一つなのであろう。
また、町中の車に「枯葉」マークが一段と目立つようになった。
そして気が付いた事に、周囲の車が以前に較べて「枯葉」マークの車に親切に成ったということである。