パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

鳥撮り物語 機材編2

2014-12-03 22:17:48 | 写真
今日の鳥撮りはめぼしい鳥が撮れず、不調でした。
そこで、少し目先を変えて、私が一番愛用している撮影機材について触れてみようと思います。
※今日は小さいサムネイル写真で紹介。写真をクリックして拡大、さらにクリックで等倍画像で鳥の写真を見てください。

私が最も多用している機器構成は・・・
カメラ=PENTAX K-5ⅡS(つい最近購入した上級機種K-3も使用)
レンズ=BORG 67FL(300㎜、F4.5)の組み合わせ

まずもって、BORGとは?
カメラ用のレンズではなく、天体望遠鏡です。これにいろいろなパーツやアタッチメントを組み合わせてカメラ用として活用。
BORGにはレンズはたったの2枚。カメラ用レンズは8群11枚・・・とか一本の鏡筒にはたくさんのレンズが組み込まれています。
色の補正、にじみの抑制、周辺光量の補正・・・などの補正レンズはBORGにはありません。また、AF(オートフォーカス)、手振れ防止機能もありません。絞りすらなく、常に絞りは開放です。
ところが、たった2枚のレンズ構成のBORGの最大の魅力は、その解像度にあります。
BORGの謳い文句に「鳥の羽毛の繊維、1本、1本が写る!」とあります。
いろいろ欠点も多いレンズですが、この高解像度が多くのBORGERに支持されているところだと思います。

今日の私の使用機材。
PENTAX K-3にBORG 67FL+AFアダプター(510㎜、F6.5になります。)



BORGはAF機能がない!と言いましたが、野鳥撮影では「飛びもの」などにはAFが必要になります。
そこで便利な魔法の器具があります。PENTAXのAFアダプター・・・これをつければMF(マニュアルフォーカス)のBORGがAFになる・・・焦点距離も1.7倍(F値は1.5絞り減)・・・BORGの必需品です。



今日は被写体が510㎜では近すぎ、AFアダプターをはずして素のままの300mm、MF(マニュアルフォーカス)で撮影しました。
ヤマガラの後姿ですが、小さなサムネイル写真をクリックしてみてください。大きく拡大されます。
そして、さらにクリックすると等倍ピクセルになるはずです。



どうでしょう?小さな鳥であるヤマガラにもかかわらず、羽毛の繊維が見えると思います。
次の写真は、常用のAFアダプターをつけた510㎜のオナガの写真です。
これも同様に解像していると思います。



これがBORGの解像度です。
もちろん、BORGを使えばいつでも、誰でも、高解像度の写真が撮れるわけではありません。
ピントのバッチリ合った、ブレのない写真でないとBORG本来の性能を引き出すことができません。
BORGは確かに使いこなしが難しいレンズで、ピント、手振れの基本操作にシビアで私自身、まだまだBORGを使いこなせない技術レベルですが、いつもこうした写真が撮れるよう・・・ウデを磨いて行きたいと思います。
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