宇都宮空襲の日

7月12日は宇都宮に空襲があった日です。
当時、女学校の3年生だった教会員のМさんがその当時のことを語ってくださいました。



戦時中だった女学校時代、勤労奉仕で戦闘機の翼のリベット（頭部とねじ部のない胴部からなり、穴をあけた部材に差し込んで専用の工具でかしめることで反対側の端部を塑性変形させて接合させる部品）打ちをしていたそうです。また、バケツに汲んだ水を木にかけたり、竹槍を使う練習をしたり・・・と「勉強なんてできなかった。」とおっしゃっていました。空襲と聞けば水をかけた布団をかぶって逃げたりしたそうです。

別の教会員さんが当時を知る牧師夫人から、家財道具を積んだ荷車がずいぶんと教会の前を通った（街中から逃げて行った）という話を聞いたそうです。教会から進駐軍が近いことから礼拝には進駐軍の方たちも来ていたそうです。

今ではそんな面影もないくらい平和な街並みですが、そうした大変な苦しい時代があったことを私たちは忘れてはいけないと思いました。
貴重なお話しをありがとうございました。