ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

降誕節第1主日

2010年11月28日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書24:37-44>

降臨節に入りました。
降臨節の意味は、主なる神ご自身の方から
わたしたちに近づいて来てくださることを覚えることと、
わたしたちに今ここで出会おうとしておられる神に
お応えする生き方を整えることにあります。
救い主を待ち望む生き方とは、
何もせずに神からの呼びかけを待っている生き方のことではなく、
自分の目の前の課題に対して
主の望む応答によってこちらからも
御国の姿を現すことが出来るように努める行き方のことです。
そうであれば、主を待ち望む物の生き方は、
普段は何もせずに試験前に一夜漬けするような生き方ではなく、
日々の生活の一つ一つが御心にかなうように生きることをとおして
神と人と出会う生き方になります。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後25主日

2010年11月14日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書21:5-19>

教会暦も一年の終りが近づき、
聖書日課の主題には「終りの時」が取り上げられています。
これは他宗教団体が強調するような破壊の恐怖を煽る思想ではなく
緊張感をもって「今、ここ」を行き抜くための神の促しを根底に据える信仰です。
人は神の御手に生きることを忘れると目先の出来事に一喜一憂して
その状況に流されやすいものです。
いつも私たちの面前には神がおられ、
それに応えているでも「今、ここ」で御心を行うように
生きることが「終りの時」を生きることなのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後24主日

2010年11月07日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書20:27、34-38>

旧約聖書の規定を引き合いにして、
サドカイ派の人がイエスに
「夫に先立たれた嫁が夫の兄弟と次々に結婚した場合、
復活後には誰と結婚するのか」と尋ねました。
イエスは「天国はめとったり嫁いだりするところではない」と応えました。
これは、私たちが神によって
究極的にすべての紐帯を越えた存在として受け入れられ
生かされることを意味するのです。
私たちはすべてを意味付け位置付けてくだる主に委ねて
生きる恵みを受けていることを感謝したいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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