聖霊降臨後第13主日

＜ヨハネによる福音書6:60-69＞

今日の聖書日課福音書では、
主イエスのなさったしるしを見て近づいてきた多くの人が、
イエスの真意を理解できずに離れていった記事が
採り上げられています。
自分の都合が良いようにイエスを用いたい思いが満足されず、
それ以上にイエスの真意を理解せずに失望して
多くの弟子たちまでもイエスを離れていったのです。
ペトロはイエスに
「誰があなたを離れましょう」と答えていますが、
ペトロはこの時にしっかりとした信仰が
確立していたわけではありません。
この後もペトロは
イエスを否定する言葉をはいたりするのですが、
それでもイエスに立ち返り導かれる思いは持ち続けたのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

東京藝術大学バッハカンタータクラブ演奏会

※最新の記事はこの記事の下からです。

日光真光教会　特別演奏会

2012年8月25日(土)
18:00開場/18:30開演
日光真光教会（栃木県日光市本町1-6）
（※どなたでもご来場いただけます。入場無料。）

指揮：村瀬　徹
演奏：東京藝術大学バッハカンタータクラブ

<J.S.Bach>
♪カンタータ 第78番 《わが魂なるイエスよ》 BWV 78
　Kantate Nr.78 "Jesu,der du meine Seele" BWV 78
♪カンタータ第161番《来たれ、汝甘き死の時よ》 BWV 161
　Kantate Nr.161"Komm,du süβe Todesstunde"

*

例年のように、クラブメンバーの皆さんは、本教会で合宿練習を行い、
２５日(土）の本番で皆さまにその成果をご披露することになっています。
本教会は、４月９日から５月２３日まで、一時的に入堂を制限しながらも、
大震災による被災箇所修理工事、その他の工事を本格的に実施し、
無事完了することができました。
皆さまにお会いできますことを楽しみにお待ちしております。

日光真光教会

聖霊降臨後第12主日

＜ヨハネによる福音書6:53-59＞

ヨハネによる福音書には
しばしば「永遠の命」という言葉が使われています。
これは不老不死を意味する言葉ではなく、
時空を越えた真理とでも言い換えられる言葉です。
イエスによって示された神の愛こそ永遠であり、
そのイエスを救い主と信じて受け入れることで
私たちもこの世界に生きる意味が与えられ
たま消えることがないのです。
神の愛の中にしっかりと捕らえられていることを
信じる信仰を強められますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

聖霊降臨後第11主日

＜ヨハネによる福音書6:37-51＞

主イエスは「わたしが命のパンである」と言いました。
この「命」とは肉体のことではなく
魂をも含めた人の全人格を意味しています。
神はかつてイスラエルの民がエジプトを脱出したときに、
40年に渡りシナイ半島の荒野を放浪させ、
「人はパンだけで生きるものではなく
神の口から出る言葉で生きる」ことを教え訓練なさったのでした。
主イエスを教会救い主と信じる私たちも主日ごとに
この礼拝を通して命のパンを分け合い
主イエスに生かされていることを確認するのです。
人生の岐路に主イエスの養いを求め続ける信仰生活でありますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら