ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後第2主日

2011年06月26日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書10:34-42>

主イエスは「私が来たのは・・・剣を投げ込むため」と言われました。
これは単に破壊的な働きを意味するのではありません。
パウロはエフェソ書6:17で
「霊の剣、神の言葉を取りなさい」と言っていますが、
イエスの投げ込む件も「神の御言葉」のことであると言えるでしょう。
「神の御言葉」は必ずしもいつも私たちにとって
穏やかで慰めに満ちているとは限りません。
時には私たちを真理へと導こうとするが故に、
罪をえぐり出して不正を切り落とす剣となるのです。
この前提には、私たちを愛して真理に基づく救いへと
お導きくださる神の愛があり、
私たちもこの愛によって、真理へと歩み出すことが出来るのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第1主日・三位一体主日

2011年06月19日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書28:16-20>

神の働きは目には見えませんが、
イエスを通してこの世界に示されました。
イエスが昇天した後、神がいつも私たちと共にいる保障として
聖霊を送ってくださいました。
聖霊は私たちが神の御心を行うときに共にいて
慰め励ましを与えて弁護してくださるお方です。
マタイ福音書の最期に主イエスは
弟子たちに派遣命令を与えておられますが、
主イエスが世の終りまで共にいてくださるしるしとして
私たちは聖霊を約束されているのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第7主日(昇天後主日)

2011年06月05日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書17:1-11>

イエスは弟子たちを祝福しながら天に上げられました。
救い主は今も天でこの世界を祝福で包んでいてくださいます。
私たちもこの祝福に包まれて生かされています。
そのことを信じることのできる私たちは、
この祝福を世界に具現するための器なのです。
私たち一人ひとりは小さく限りある存在ではありますが、
神の祝福に応えて、祝福を現す働きへと促されますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
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