復活節第5主日(ヨハネによる福音書14章1節~14節)
「心を騒がせるな。神を信じなさい。そしてわたしをも信じなさい」
(ヨハネによる福音書14章1節)
これは、ヨハネ福音書の中で、復活された主が、
再び昇天される際に、弟子たちに向けて語られた言葉です。
そういったことから、告別説教と言われる事もあり、
葬送式等でもよく読まれる聖書箇所です。
イエス様はこの前の部分では
「私の行く所に、あなたは今付いて来ることはできないが、後で付いて来ることになる。」(13:36)と
言われて不安になった弟子たちはとても不安になったのではないでしょうか。
今、この世界は新型コロナウイルスによって、
世界中が不安に包まれている現代にも響いてくる言葉ではないでしょうか。
ドイツの神学者で牧師でもあった
ラインホルト・ニーバーという方の有名な祈りにこうあります。
「神よ、変えることのできないものを受け入れる平静さを、
変えるべきものを変える勇気を、そしてこの両者を見分ける知恵をお与えください。」
ここでいう「平静さ」(serenity)とは、
晴朗、うららかな、のどかな、という言葉ですが、
今の私達が最も求めているものではないでしょうか。
また、ニーバーが神さまに、切なる願いとして祈った
「平静さ」、「勇気」そして「知恵」が、私達にとっては、
きっと今の時代を生きる道標になると思います。
そして、この章の後半部分で、弟子たち、そして私達に向けて、主はこう言われます。
「わたしは道であり、真理であり、命である。
わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」
私達はこの主の御言葉を頼りに、日々、信仰を持って、主に従いましょう。
そして、永遠の命に導かれると信じて、いまのこの試練の時を過ごしてゆきましょう。
司祭 マタイ金山昭夫
「心を騒がせるな。神を信じなさい。そしてわたしをも信じなさい」
(ヨハネによる福音書14章1節)
これは、ヨハネ福音書の中で、復活された主が、
再び昇天される際に、弟子たちに向けて語られた言葉です。
そういったことから、告別説教と言われる事もあり、
葬送式等でもよく読まれる聖書箇所です。
イエス様はこの前の部分では
「私の行く所に、あなたは今付いて来ることはできないが、後で付いて来ることになる。」(13:36)と
言われて不安になった弟子たちはとても不安になったのではないでしょうか。
今、この世界は新型コロナウイルスによって、
世界中が不安に包まれている現代にも響いてくる言葉ではないでしょうか。
ドイツの神学者で牧師でもあった
ラインホルト・ニーバーという方の有名な祈りにこうあります。
「神よ、変えることのできないものを受け入れる平静さを、
変えるべきものを変える勇気を、そしてこの両者を見分ける知恵をお与えください。」
ここでいう「平静さ」(serenity)とは、
晴朗、うららかな、のどかな、という言葉ですが、
今の私達が最も求めているものではないでしょうか。
また、ニーバーが神さまに、切なる願いとして祈った
「平静さ」、「勇気」そして「知恵」が、私達にとっては、
きっと今の時代を生きる道標になると思います。
そして、この章の後半部分で、弟子たち、そして私達に向けて、主はこう言われます。
「わたしは道であり、真理であり、命である。
わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」
私達はこの主の御言葉を頼りに、日々、信仰を持って、主に従いましょう。
そして、永遠の命に導かれると信じて、いまのこの試練の時を過ごしてゆきましょう。
司祭 マタイ金山昭夫