ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

復活節第6主日

2011年05月29日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書15:1-8>

ヨハネによる福音書の中で、主イエスはいくつかの比喩により
「わたしは・・・である」と自分を説明します。
今日の聖書日課福音書ではご自身をぶどうの木に、
それにつながる人々をぶどうの枝に譬えました。
イエスを救い主と信じて告白する人々に対する
弾圧と迫害が起こる時代に、
イエスとしっかりと繋がって生きることを勧めました。
わたしたちは何を基盤に据えて生きているでしょうか。
主イエスとの確かな繋がりによって
豊かに実を結ぶことへと導かれますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

復活節第5主日

2011年05月22日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書14:1-14>

主イエスは「私は道であり、真理であり、命である」と言いました。
これは、主イエスこそ真理へと人を生かす導き手であるということです。
人は自分を越えた本物の存在と出会い以下さえることを通して
自分も本当の自分になる歩みを進めることができます。
私たちも礼拝と交わりを大切にすることを通して、
私たちと共にいてくださる主イエスによって導かれていきましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

復活節第4主日

2011年05月15日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書10:1-10>

今日は「良い羊飼いの主日」です。
パレスチナの誰の目にも入る羊飼いを譬えにして、
主イエスは「わたしはよい羊飼いである」
「わたしは羊の門である」と教えました。
羊飼いは羊一匹一匹に名前をつけ性格をも知り
野原で羊を導きました。
わたしたちは現代の荒野で何を指針として歩むのでしょう。
羊飼いの声を聴いて従う羊を思い、
この世の様々な誘惑の声の中で
聞こえにくい羊飼いの御声を聞き分けることができますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

復活節第3主日

2011年05月08日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書24:13-35>

失意のうちにエルサレムを出て行く二人の弟子に
イエスはいつの間にか同行し、
やがてイエスがこの二人を教え導き養うようになります。
二人の弟子はこれに気づくときがきて
「わたしたちの心は燃えていたではないか」と悟るのです。
ここに信仰の過程が見られます。
わたしたちも初めからイエスを理解して宣べ伝えられるのではなく、
十字架に架けられて死んだイエスを思い巡らせて語り合い
論じ合うところにイエスはいつの間にともにいてくださり
導いてくださるようになるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら

復活節第2主日

2011年05月01日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書20:19-31>

甦ったイエスが弟子たちの中に立って示した両手、
脇腹には十字架で受けた傷がありました。
これは弟子たち(人々)の罪のゆるしですが、
それと同時に神の完全なゆるしと愛のしるしにもなりました。
「あなたがたに平和があるように」とは、
単に争い事のない平穏を意味する言葉ではなく、
神との関係が少しも損なわれていないことの宣言です。
罪あるわたしたちを肯定してくださり、
再び神との交わりの中に生きる存在としてくださいました。
復活の力に生かされましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
→説教はこちら