ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

復活節第4主日

2012年04月29日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書10:11-16>

エゼキエルは当時の支配者層が利権の上に立って
下層の人を少しも顧みない姿を
自分の羊を養わない牧者に例えて厳しく批判しました。
600年の時を経て、
福音記者ヨハネはイエスを「良い羊飼い」に例えて
民のために命を献げる救い主として証します。
私たちはキリストの祭司職に与る者です。
良い羊飼いイエスの御声に従い、
主イエスに養われてそれぞれの働きへと
遣わされて参りましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第3主日

2012年04月22日 | ショートメッセージ
<ルカによる福音書24:36-48>

主イエスは弟子たちに復活のお姿を現し
祝福をしてくださいました。

でも弟子たちは驚き狼狽えました。
主イエスは、その弟子たちに
「聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて」
ご自身の復活についてお話になるのです。
この養いと導きとを受けた弟子たちはやがて
復活の証人となります。
主イエスは、今も、私たちが礼拝する中に、
ことに聖書のみ言葉のうちにおられて、
私たちを養い導きます。
私たちはこのイエスによって復活の承認となるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活節第2主日

2012年04月16日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書20:19-31>

部屋に閉じこもり戸に鍵をかけて過ごす弟子たちに、
イエスは甦りの姿を現しました。
そして
「あなたがたに平和があるように」と言いました。
「平和」とは争いが無いという意味ではなく、
神と人との関係が十分に満たされていると言うことです。
イエスが十字架への追いやられる過程で
弟子たちは自分の罪深さを嫌と言うほど思い知りましたが、
イエスは弟子たちに叱責や呪いの言葉ではなく
祝福の言葉を与えたのです。
私たちは弟子たちの中に自分を重ね合わせるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活日

2012年04月08日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書16:1-8>

安息日が開けた朝、
女性たちがイエスの遺体が納められた墓を訪ねますが墓は空でした。
女性たちは
「弟子たちにガリラヤでお会いできると告げなさい」と言われます。
ガリラヤは各弟子たちにとって
最初にイエスに出会った場所であり、信仰の原点です。
目に見えるイエスはもういなくなってしまいましたが、
それは滅びではなく弟子たちを信仰の原点に立ち返らせ
その時に受けたイエスの力がこれからの弟子たちを生かすのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活前主日

2012年04月01日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書15:1-39>

イエスは神の御心を貫いた結果、
当局の手によって十字架に架けられました。
その姿はまるで神からさえ見捨てられたかのようでしたが、
そのイエスの中に神の御心が成就した姿を
見出した人たちがいました。
私たちはイエスの十字架の中に何を見出すのでしょう。
そしてイエスを何者だというのでしょう。
一人ひとり、その答えを見つけ出し
信仰を告白する者へと導かれたいものです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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