ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後 第11主日

2008年07月27日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書 13章31-33,44-49a>

「からし菜」の種は砂粒のように小さいですが、
背丈3.4メートルにも育ち、そこに鳥が巣を作るほどの植物です。
イエスは、パレスチナ日常の「からし菜」の種を例にとって、
神による宣教の業の推進についてお教えになりました。
その働きを担う私たちも小さな存在ではありますが、
神の大きなプログラムの中に用いられ生かされるとき、
からし種の例えを感謝を持って
受け入れることができるのではないでしょうか。

司祭 ヨハネ小野寺達

聖霊降臨後 第10主日

2008年07月20日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書 13:24-30,36-43>

パレスチナでの種蒔きは、畝(うね)を作らずに種を畑に直にばらまきました。
そのため、麦も雑草も同じように芽を出すことになります。
麦と雑草の見分けのつき難い小さな芽の時期に除草することは、
実りのある可能性のある芽まで摘み取ることにもなりかねません。
この例えを通し、主イエスは最終的な選別は神に任せて、
良い種を淡々と蒔き続けるように
私たちに教えておられるのではないでしょうか。

司祭 ヨハネ小野寺達

聖霊降臨後 第9主日

2008年07月13日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書 11:25-30>

種蒔きの例えで、蒔かれる種はみ言葉です。
言葉は世界を秩序付け、
その言葉に基づいて私たちは認識を正しくもし、
偽りの世界に引き込まれもします。
私たちは、主イエスによって神の言葉を示されました。
その信仰に基づいて、
この世界にどんな言葉を発信しようとしているのでしょうか。
世界の荒廃した地で働いた人が
「その地の子どもたいが、死ね、殺してやるというのを聞いて胸が痛んだ。」
と言っていました。
神に秩序づけられた言葉の種を蒔き続けましょう。

司祭 ヨハネ 小野寺達

聖霊降臨後 第8主日

2008年07月06日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書 11:25-30>

イエスは、「私の軛(くびき)を負いなさい」と言っておられます。
イエスの軛とは、私たちが神に受け入れられ愛されていることを認め、
しれに基づいて生きることに他なりません。
私たちは、生きる上で必要な者、大切なものはいくつかありますが、
その根底で何を自分の軛としているでしょうか。
主イエスさまのみ言葉に学び、導かれ、
ありのままの自分が許され生かされていることを覚えたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達