ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

復活後金曜日

2011年04月29日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書21:1-14>

甦った主イエスは弟子たちの生活の只中に御姿を現しました。
多くの弟子にとってガリラヤ湖は生活の舞台であり
彼らはかつてここで主イエスと出会い召し出されたのです。
マタイ、マルコ両福音書でも
「甦ったイエスにガリラヤでお会いできる」
「ガリラヤでわたしに会うことになる」と語っています。
聖書はわたしたちを具体的な生活の場へ遣わし、
そこで復活の主イエスとお会いするように促しています。

司祭 ヨハネ小野寺達

復活日

2011年04月24日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書20-1-10>

聖書の中で「甦り」の原語は「再び起き上がる」という意味です。
イエスの復活は単なる蘇生の意味ではなく、
死によって滅びたかに見えた「神の御心を行う力」が再び起き上がり、
神の御心を一層推進する働きが起こったことを意味すています。
教会は、この力に生かされる者の集まりです。
共に神の御心を実現する働きに与ることができますように。
この働きは、決して特別な働きではなく、
自分と他者を支える愛を信じて
自分を生き抜くことに他ならないのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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復活前主日

2011年04月17日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書27:1-54>

マタイによる福音書の主要テーマは「共にいるイエス」です。
ことに貧しく弱くされた人々と共に生きたイエスは
その結果権力者たちの手により十字架に追いやられます。
しかし、イエスの死は救い主が死の先にまで
共にいてくださるしるしとなったのです。
現代は共生が強調される時代ですが、
本当に他者と共に生きることは難しいことです。
しかし、私たちは人間の限界の先にまで
共にいてくださるイエスを信じることができるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第5主日

2011年04月10日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書11-17-44>

主イエスはラザロを甦らせました。
これは蘇生の話しではありません。
イエスが人の生と死を支配し、
しかもこの世に生きたことを
そのまま受入れて愛するイエスによって
私たちの一生も尽きない意味と力が与えられることを
伝える物語なのです。
私たちも主イエスに愛され生かされる喜びを
しっかりと持つことができますように。

司祭 ヨハネ小野寺達
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大斎節第4主日

2011年04月03日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書9:1-13、(14-27)、28-38>

主イエスによって目が見えるようになった人は真実を語りますが、
ユダヤ教の指導者たちはこれを封殺して彼を弾圧します。
真実を語り実践することは、
必ずしもすぐにこの世に受け入れられるとは限りません。

わたしたちは「御国が来ますように」と祈りつつ、
困難を恐れずに歩むことを神から求められています。
主イエスに共に歩んでいただき御心を行って参りましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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