ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

降臨節第1主日

2011年11月27日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書13:33-37>

主イエスは「目を覚ましていなさい」と繰り返し教えています。
「目を覚ます」とは、例えば賭け事にうつつを抜かしている息子に
親が「目を覚ませ」と言うのと同じで、
生かされている状況をしっかり把握して生きることを意味します。
これは、人間が神から与えられた人間として
大切な生き方であると言えます。
状況に流されることなくしっかりと判断を下し、
そこに神の御心が現れ出るように生きることが
目を覚ましていることなのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨前主日

2011年11月20日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書25:31-46>

迫害下のキリスト者は一般家庭でひっそりと礼拝しましたが、
やがて聖別された聖堂で信仰の証を世に示すようになっていきます。
建設のため時代の枠を集めた聖堂は、
建てた時代の人々の信仰的熱意がありました。
聖堂は、人の一生を共にし、信仰者の献げる祈りが染み込んでいます。
また染み込んだ祈りが祈る人を包みます。
聖堂修復の恵みを感謝します。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後22主日

2011年11月13日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書25:14-15、19-29>

タレントの語源は「タラントン」で、
神から各自に贈られた賜物のことです。
この言葉は才能や能力を意味します。
私たちには質も量も各々の分に応じて
神から与たれたタレントがあります。
今日の福音書はこの賜物を神の御心に適うように
十分に用いるように促します。
それは、業績を上げさせようということではなく
あなたとして生きたかという問いかけです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後21主日

2011年11月06日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書25:1-13>
わたしたちは日々の一瞬一瞬を大切に生きるように促されています。
主イエスが十字架に死んで甦りの信仰が生まれ、
昇天したイエス・キリストは
この世界を最終的に完成させるために直ぐに
来臨すると考えられました。
その来臨は何時かわかりませんが、
復活のお姿を示してくださった主イエスが
絶えずわたしたちと共にいてくださることを信じて
目の前の一瞬を御心に応えながら生きていくのが
信仰者の勤めであると言えるでしょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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