ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後11主日

2011年08月29日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書16:21-27>

ペトロは受難予告をするイエスをいさめ、
イエスから「サタン、引き下がれ」と叱られました。
ペトロは御心を「邪魔する者」であり、
「神のことを思わず、人間のことを思っている」と言うのです。
この時のペトロとしては精一杯イエスを思っての言動だったはずですが、
それでもイエスに見えるペトロは「人間のこと」
つまり自分のことしか考えていなかったのでしょう。
イエスに叱られることは本当の自分に立ち戻る契機となることで、
等身大の自分として生きることへの導きです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後10主日

2011年08月21日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書16-13-20>

ペトロは「あなたはメシア、いける神の子です」と
自分の信仰を告白しました。
この信仰告白が教会の基盤です。
教会は単なる社交団体ではなく信仰告白をする者の共同体です。
イエスも信仰告白の共同体に「天の国の鍵」を授けました。
私たちの教会も2000年に渡り信仰告白公にして
このイエスに従ってきた共同体の先端に生き、
更に未来へと信仰を継承しようとしています。
教会の基盤を心の内にしっかりと据えたいものです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第9主日

2011年08月14日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書15:21-28>

土着のカナン人の女が娘の癒しを求めてイエスの御許に来ました。
必死で懇願する女の信仰を認めたイエスは
癒しの宣言をなさいました。
ユダヤ教の指導者たちは異邦人との接触を極度に嫌いましたが、
イエスは民族や人種ではなく
この女の信仰(神への情熱)を認めたのです。
イエスの働きはイスラエルの外に大きく踏み出しませんでしたが
その力は民族や時を越えたメッセージになるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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東京芸術大学バッハカンタータクラブ演奏会

2011年08月13日 | 日光真光教会
※8月13日までは、こちらがトップ記事となります。最新の記事は、この下からになります。

2011年8月13日(土)
18:00開場/18:30開演
日光真光教会(栃木県日光市本町1-6)
(※どなたでもご来場いただけます。入場無料)

指揮:原田 遼太郎
演奏:東京藝術大学バッハカンタータクラブ

J. S. Bach
カンタータ 第93番 《ただ愛する神の力に委ねる者は》 BWV 93
Kantate Nr.93 "Wer nur den lieben Gott läßt walten" BWV 93

《ミサ曲 イ長調》 BWV 234
"MESSE IN A-DUR" BWV 234

東京芸術大学バッハカンタータクラブ

聖霊降臨後第8主日

2011年08月08日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書14:22-33>

天候の激しいガリラヤ湖は、「魔物が住むところ」と考えられていました。
「イエスが湖上を歩く」と言うことは、
イエスが魔物を征服した姿を表していると考えられます。
ペトロは、イエスのところまで同じ湖上を歩こうとしますが、
湖に引き込まれそうになります。
私たちは、日々、嵐のガリラヤ湖を舟で進むように生きています。
主イエスの
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」という言葉に支えられ、
導かれて、小舟を漕ぎ進めていく者でありたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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