ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後第12主日

2014年08月31日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書16:21-27>

ペトロは今日の聖書日課福音書の直前の箇所(先主日の福音書/マタ16:13-20)で
イエスへの信仰告白をして「天の国の鍵」を授けられたのですが、
受難と復活の予告をするイエスを受け入れられずにイエスをいさめ、
厳しい言葉で叱られました。
人は完璧な信仰を持つからその告白をするのではなく、
このペトロのようにいつも主イエスに導かれながら
信仰生活のプロセスを歩む者なのです。
イエスに叱られることは、ありのままの信仰(等身大の自分)へと
引き戻されることであり、それは恵みであると言えるでしょう。
わたしたちも、主イエスとの交わりを通して時に虚勢を張る自分を
砕かれ歩み続ける者なのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨節第11主日

2014年08月24日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書16:13-20>

自分をイエスに関わらせて、しっかりと自分の信仰を表明することは
信仰生活の原点です。
はじめからその信仰内容が完全である人などいません。
今日の福音書でも、ペトロがイエスに向かって自分の信仰を表明する時、
イエスはそのペトロに更に新しく深いことをお話になるのです。
ペトロはこの後にもイエスに叱られたりしながらも、
イエスに従い続けます。
信仰は、主イエスに従う過程の中で練り上げられていくのです。
私たちも信仰を告白しつつ、主イエスに従い導かれて参りましょう。

司祭 ヨハネ小野寺達
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降臨節第10主日

2014年08月17日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書15:21-28>

カナンの婦人とはイスラエルの民にとって「異邦人」であり
ユダヤ教の交わりの「対象外」にありました。
しかし、イエスは娘の回復を求めてやまないカナンの婦人の信仰を認め、
その願いを実現なさいました。
福音書は、イエスの働きは民族の枠を超えて
熱心に神を求める人々のためにあることを伝えます。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第9主日

2014年08月10日 | ショートメッセージ
<マタイによる福音書14:22-33>

ガリラヤ湖は周囲が山々に囲まれており天候の変化が厳しく
「魔物が住む場所」と考えられていました。
弟子の多くはこの湖の漁師であり天候などについて
知り尽くしていたことでしょう。
それでもイエスのいない舟で逆風と波に行き悩んでいました。
そのような弟子たちにイエスは湖上を歩いて近づき
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」と
声をおかけになりました。
初代教会はイエスが共にいる舟を教会のシンボルとして用いましたが、
この物語はわたしたちの教会を治め導くイエスを指し示しているのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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東京芸術大学 バッハカンタータクラブ 日光真光教会特別演奏会

2014年08月09日 | お知らせ
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2014年8月9日(土)
開演 18:30(開場18:00)
日光真光教会(栃木県日光市本町1-6)
(※どなたでもご来場いただけます。入場無料。)

J. S. Bach
◆カンタータ 第187番 《彼らはみな、あなたを待ち望む》 BWV 187
  Kantate Nr.187 "Es wartet alles auf dich" BWV 187

◆カンタータ第17番《感謝を捧げほめ歌う者に》 BWV 17
 Kantate Nr.17"Wer Dank opfert, der preiset mich" BWV 17

演奏:東京藝術大学バッハカンタータクラブ
指揮:櫻井元希