ルクノス ~ともし火~

日本聖公会 北関東教区 宇都宮聖ヨハネ教会のブログです。

聖霊降臨後第4主日

2012年06月24日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書4:35-41>

主イエスの時代に、湖は魔物の棲む場所と考えられていました。
そこを吹き荒れる風を叱って湖を鎮めたことは、
そこに棲む魔物を制したことを意味します。
私たちは強い風の吹き荒れる湖で舟を操るように
この世界を生きる者ですが、
その舟には主イエスがいつも共にいてくださることを覚え、
御心に向けて櫓を漕ぐ者でありたいと思います。
主イエスは私たちを暴風や荒波に渡すことなく
「なぜ怖がるのか-つまり怖がる必要はない-」と
私たちを励ましていてくださるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第3主日

2012年06月17日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書4:26-34>

今日の福音書で、イエスが神の国の成長について教えています。
砂粒のように小さな神の国がやがては
そこに取りが宿るほどになるように神の国は育つのです。
ローマによって占領された地で生じた神の国は、
ローマからもユダヤからも迫害を受けながら
教会はやがてローマや英国の国境になりながら
世界に広がっています。
私たちもこの神の国に生かされていることを喜び、
感謝したいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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清掃奉仕と合同聖餐式(小山祈りの家)

2012年06月10日 | その他
毎年恒例の小山祈りの家にて清掃奉仕と合同聖餐式が行われました。
今年は、栃木伝道区と下館聖公教会の他の教会の方たちもみえて、
一緒にご奉仕してくださいました。

前日の雨に「明日のお天気はどうかしら?」と心配していましたが、
神様は「ちゃんとご奉仕しなさい。」と言っていたのか
(どうかわかりませんが・・・。)
お天気に恵まれ、
敷地内の草刈等の奉仕をさせていただくことができました。、

午前中の奉仕の後、
シートを敷いて木陰で昼食を取っているメンバーもいて、
気持ちよさそうでした。

午後は、矢萩司祭、小野寺司祭司式、
平岡聖職候補生の奨励で聖餐の恵みに与りました。


聖霊降臨後第2主日

2012年06月10日 | ショートメッセージ
<マルコによる福音書3:20-35>

イエスの時代、人々はそれぞれに名を持つ様々な霊が働く
(と考えられている)世界に暮らしていました。
逐霊師は悪い霊に取り憑かれた人から
その霊を追い払うとき、
取り憑いた霊より強い霊の名によって逐霊の業を行いました。
今日の福音書は当時のこうした世界観を前提に記されています。
この福音書を記したマルコは
イエスをとおして働く聖霊の力を実感し、
聖霊を冒涜する者は「永遠に罪の責めを負う」とまで
福音書の中のイエスに語らせています。
私たちは、「父と子と聖霊の名によって」
祝されていることの感謝と喜びを改めて強くしたいと思います。

司祭 ヨハネ小野寺達
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聖霊降臨後第1主日・三位一体主日

2012年06月03日 | ショートメッセージ
<ヨハネによる福音書3:1-16>

ファリサイ派の議員であったニコデモは
順調な生涯を過ごしてきた人だったのでしょう。
主イエスが「生まれ変わり」について教えたとき、
その意味が分からず
「どうして母の胎に戻れるでしょう」と答えています。
そのように答えざるを得ないニコデモであったからこそ、
神と交信する通路を待てず不安になり、
夜こっそりとイエスを訪ねたのでした。
困難に出会ったり深い悩みに陥ることは
決して悪いことではなく、
それが神と出会う通路にさえなるのです。

司祭 ヨハネ小野寺達
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